イラつくときはまずその気持ちに向き合う~「反応しない練習」の読書感想文
今回のテーマは、「反応しない練習」という本を読んだ感想文です。
本の要約
5つの妨げに気をつける
1. 快楽に流される(依存する。過度にハマる。)
2. 怒り
3. やる気の出ない心(楽したい、手を抜きたい)
→休んでいるのにやる気が出ないのは、動機がない、動機を間違えている、人間関係や仕事の中身に「快」がないから。
「快」を見つけるには、今できる仕事や作業を積極的に楽しむこと。楽しんでいるぞ、と努めて意識する。(反応しないアプローチと逆のアプローチ。)
4. そわそわと落ち着かない
→刺激を減らすことで対応
5. 疑い(自分、他人、将来に対して悪く考えてしまう)
→これらは「妄想」でしかなく、目を瞑ってみると目の前には何もないことが分かる。妄想を消す練習を積むことで解決に向かう
反応する前に、まず理解をする。
→「今私怒っているんだな」「今私は悲しいんだな」「私は今緊張している」※言葉できちんと確認をすることが大事。
↓
その問題の理由に着目する。
↓
良し悪しを判断しない
→白黒はっきりつけるのが気持ちいいように人間の脳ミソはできている。(感情と向き合う)
苦しいときは、考え方が間違っている
→今の自分にできることは何か?を考える(妄想しても何も変わらない。)。考え方を否定せず、考え方を変える。
私の対処法
自分がムカついたときに「それってあなたの感想ですよね?」と突っ込む
私は公私問わず2023年の1年は、よほど災難が重ならない限りイラつくことがなくなりました。
イラつくことが多過ぎて経験値を積んだ、ということもあると思います。
ただ、この「反応しない練習」を読んでから考え方が変わったように感じますし自分でも意識的に自制するようにしています。
それで、私がイラついたときに何を意識しているか?というと「それってあなたの感想ですよね?」と自分につぶやきます。
小さなひろゆきさんを自分の心の中に置いています。
SNSで怒りをぶつける人々を見て、反面教師にする
世の中にある炎上する話題って、その話題の特定のワードや人を感情的に批判したい人が書いていたりするといいます。「うわ、この記事めっちゃムカつく!」とかいう感情が先に来て、批判のコメントを書いてしまったりするんですよね。
クリスマスの時期に、Threadsのタイムラインに出てきたのが、
という怒りのこもった投稿でした。
そのスレッドを追っていくと、どうやらご夫婦2人で経営されている洋菓子店らしく、地元では有名なお店だそうです。店頭でお会計しながら行列の人数を数えて…ってバイトを雇うなら可能だったかもしれませんが、難しかったのかもしれません。地元の方が「夫婦2人で運営されているのだからそこまで気が回らなかったのかも」とか「当日に並ぶのにそんなにイラついているなら、別のお店で予約して買えばよかったのでは?」という冷静な意見もあり、投稿主も感情的になってしまっていた、という投稿をしていました。
この人の場合に限らず感情的になって、それを投稿して人を傷つけてしまう…のは本当によくないです。
ただ、大切なことは愚痴るのを止めることではありません。身近な人の会話のネタとして愚痴を吐いていいとは思います。しかし、それを一生残る(かもしれない)SNS等文字で愚痴を吐くことは、その投稿を見た相手の温度感が分かりづらく、文字のみなので時には口で言うよりも鋭い刃物になることもあります。
SNSも公私のうちの公として意識してみると、見え方が変わってくると思います。
自分に集中し、周りを気にしない練習
以上2つは、感情と向き合う意図として私の対処法をご紹介しました。今度はその応用編として周りとの付き合い方を見直してみてはいかがでしょう。
SNSで周りの人の生活が見えるようになってしまったことで、ちょっとネガティブになってしまうこと、ありませんか?
私はInstagramをアンインストールしてみたら、すごくストレスが軽くなりました。その分、仕事はもちろん仕事のあともNetflixを見て泣いたり笑ったり、限られた親しい友だちとLINEしたり、noteで考えたことをまとめる時間を作ることができました。
Podcast番組「超リアルな行動心理学」でも、年末年始は気持ちが浮かれがちだけど自分に集中してみることをオススメしていました。
けんすうさんが年末に投稿されていて、かなり多くの方がスキされていたので、おそらく皆悩んでいることなんだろうなーと思いました。