UXを考える:ECサイトのオウンドメディアとストーリー
「モノを販売する」という目的で運用されているECサイトですが、コラム・ブログなど読み物のページを作成しサイト内の回遊率を固める施策が行われている場合が多いです。
私の視点で「いいな」と思ったECサイトのコラムをご紹介しながら、「ストーリーで発信するとはなんだ?」と考えています。
結論は出ていませんが、ECサイト・Webサイト制作にお役立てください。
参考事例
エノテカ(ワイン)
ECサイトのTOPページのカテゴリーに「ワインの読み物」とあるほどなので、コラムを読んでもらうことに重きを置いているのでしょう。
編集部という公式の発信というよりは個人としての発信が目立ちます。実際見出しに「〜(人物名)の読み物」として露出されており、気になった人を記事を探しやすくなっています。
例えば、広島三越店の吉﨑さんの場合。「今日のワイン」と題し、独自の視点で冬のシーンにおすすめのワインを紹介されています。
ワインって深い世界ですし、なかなかECサイトで初心者には手がつけづらいもの。知っているブランドだったら買うけど…。
その不安を払拭すべく、読み物とは別で「スタッフレビュー」の項目があり、スタッフ目線でワインを個々に紹介しています。
FITS(香水)
女性向けセレクトショップで「SAVON」という香水をご覧になった方、多いのでは?「SAVON」はじめ国産の香水を販売しているメーカーさんです。
先ほどのワイン同様、香水も深い世界。少しでも身近に感じてもらえるよう、編集部コラムのカテゴリーを作り、トレンド情報を発信しているようです。
コラムとは別で、「香りの基礎知識」としてフレグランスの使い方ガイドを掲載しています。
the new
ワインをストーリーと一緒に購入してもらうことを意図したワイン。
PR timesでの発表によれば、
前述した「エノテカ」との違う点は、ワインソムリエが紹介するだけではなく、ペアリング自体を体験とした商品を販売していること。次世代の購入体験を実現していますね!
ちなみに、この「the new」を運営している the DANN株式会社が運営しているメディアが「theDANN media」です。このメディアでは、「エノテカ」同様、ソムリエ・スタッフからのおすすめが記載されています。
読まれるコンテンツとは?
読んで下さった皆様の背中を押せるようなコンテンツを発信し続けます。ありがとうございます。