ゲストハウスの女将さんに助けられた話
noteさんのツイートで、「これは書かなきゃ!」と思ったコンテストがありました。
私の経験も1つ、投稿させていただきますね。
女将さんとの出会い
大学4年生のときの話です。
就職先が決まり、大学生最後の夏休みということで、今しかできない体験をしたい!と思っていた時でした。
総務省が主催の「ふるさとワーキングホリデー」というプログラムに参加したことがきっかけで、女将さんと出会いました。
女将さんは、岐阜県白川郷の民宿を営んでいました。とても明るくサバサバした性格の方で、東京から来た私を温かく迎え入れてくれました。
私は女将さんと一緒に、ランチ営業での接客と、民宿で泊まりに来るお客様の接客を担当しました。
朝はチェックアウト後のお部屋の掃除、昼はランチ営業、夕方~夜は民宿に迎え入れるルーティーンでした。
時々お休みをもらえたので、お休みの日には白川郷一帯をめぐったり、同じ時期に岐阜県高山エリアで「ふるさとワーキングホリデー」に参加していた大学生たちと会って遊んだりしていました。
お店がお休みの日には、女将さんと一緒に車に乗ってお出かけしていました。
女将さんに感謝していることがたくさんある
2週間ほどの滞在でしたが、とても印象深い思い出がたくさんあります。
当時、何事も上手くいかず気持ちが不安定であった中で、お母さんのように接してくれたこと。
次の春には就職が決まっていて、実家も離れる不安がありましたが、「ひとみちゃんなら大丈夫」と応援してくれたこと。
色んなところに連れていってくれたこと。
映画を教えてくれたこと。
「Pitch Perfect」は今でもお気に入りの映画の1つになっています。
今でも仕事の悩みがあれば、女将さんに相談することがあります。
実家にこもっていると、どうしても両親の「~した方がいい」という言葉が重荷になってしまい、飛び出したくなることがあります。
家出まではいきませんが、就職という新たなステージに向けて、自分で色んなことに挑戦したい気持ちが芽生えていたのかもしれません。
それと同時に、もともと大学で研究していた「関係人口」「地域活性化」について、現地で学べた経験になったことは、自分の人生の中でとても貴重です。
旅行とはまた違った出会いに感謝です。
…という内容を、女将さん宛の手紙に書きました。
それを実家に帰るタイミングで渡しました。
女将さん、泣いていました。
私はその時泣きませんでしたが、帰りの高速バスの中で音楽を聴きながら泣きました。
おしまい。
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