私がNetflixにハマった理由 vol.3〜「The Crown」編〜
ある日、「私がNetflixにハマった理由」のnoteを投稿したところ、ぼちぼちスキ!してもらえることが多くなりました。
なので、連載にしてNetflixでおすすめしたい作品があれば紹介していくことにしました。
今回紹介するのは「The Crown」という作品。
先日、エリザベス女王在位70周年記念の報道がなされましたね。
現在のエリザベス女王やその家系については、イギリス公共放送BBCが記事を書いているので、そちらにお任せします。
「The Crown」のあらすじ
このドラマは4つのシーズンにかけて、今のイギリス女王・エリザベス2世が結婚して、王位につき、現在までを描いたストーリーです(noteを書いている時点ではドラマは完結していません)。
おすすめする理由
1. 登場人物を忠実に再現している
どうやら、イギリス王室が公認しているわけではありませんが、Netflixは史実に基づいた「ドラマ」として放送しています。
なぜここまでイギリス王室がNetflixについて指摘しているかというと、本当にこういうことがあったのだろうと思わせる演出がたくさんあるからです。
実際の言動や思惑については、私はご本人たちにお会いしたことないので分かりませんが、俳優さんたちの演技力や、外見の再現がとても本人そっくりなのです。
2.エリザベス女王とサッチャー元首相のやりとり
タイトル「The Crown」は、エリザベス女王を指すとは思いますが、私はサッチャー元首相と後述するダイアナ元妃も示唆していると考えています。
もっというと、エリザベス女王の妹、マーガレット王女についても示唆していると思っています。
ドラマを見ると分かるのですが、マーガレット王女に関するシーンも多々出てきていて、女王として君臨する姉を持つからこその、姉と違う重責と自分の欲望との葛藤が描かれています。
さて、本題に戻りますが、
サッチャー元首相とのやりとりは本当に見ごたえがあります。
サッチャー元首相と俳優さんとの比較写真
サッチャー元首相ご夫婦が、エリザベス女王の歓迎をうけて一日鷹狩りに出かけます。
そこでサッチャー夫婦が来ていった服は、明らかに狩りをする格好ではないというところ。むしろスーツを着ていました。
それだけ、「首相」としての責任を全うしたい、イギリスをよくしたい、という熱い思いを私は感じました。
だからこそエリザベス女王が各政策に対して意見を述べると、サッチャーはサッチャーの論理を組み立てて反論します。しかもそれをきちんと実行して、(もちろんある一定層からの反発は買うのですが)一定の成果をあげます。
「鉄の女」として後世に語られる意味が少し分かりました。
3.ダイアナ元妃とチャールズ皇太子のストーリー
このシーンが私はとても好きでした。
この2人の俳優さんが本当に忠実性が高いのです。
「The Crown」のInstagramアカウントを見ると…
ご本人の写真との比較投稿が。
私はこの女優さん(Emma Corrin)が素敵でInstagramフォローしました。
なぜ、ダイアナ元妃がチャールズ皇太子と出会ったのか。
なぜ彼女がチャールズ皇太子と距離が離れるようになったのか。
その経緯がとてもリアルです。
このドラマを見るときに注意したいこと
ただ、あまりにもリアルすぎて、「本当に起こったこと」とは100%信じないことを心に留めておきましょう。
なぜなら冒頭で紹介したように、イギリス王室およびダイアナ元妃の兄弟も、このドラマで描かれていることについて懸念の意思を表明しているからです。
つまり、知ったかぶりをするのはよくありません。
1つの小説を読むように、それぞれの登場人物の気持ちに思いを馳せたり、イギリスに行きたい気持ちを育てたり、そういう娯楽として楽しみたいものです。
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