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「未開拓」のブランドを開拓するブームが起きている説

こんにちは。

社会人3年目。普段ECサイトのLP制作を担当しています。

ECサイトでより魅力的に見せる術を毎日学んでいます。今回は、その学びの過程で発見したことをシェアさせてください。


伝統と現代のニーズを融合させる

先日、下記のWeb記事を見かけました。

奈良にある創業170年のそうめん池利さんが、楽天さんとBEAMSさんコラボをして商品を販売しているとのこと。

百貨店でメインに販売しており、高齢者のファンが多かったそう。ですが若い世代にも認知度を拡大させたい思いで、楽天市場に出店。自宅でも食べられるよう、ギフト用の包装から低コストの包装にしたそう。

一方、BEAMS デザイン担当者の方も記事内で下記のような思いを持っていたといいます。

最近では、ネット通販で商いができるようになって、販路を拡大できるようになりました。その一方、ユーザビリティや、利益を追求することに忙殺されて、自分たちの本来の良さをまだまだ伝えきれていない企業もあるのではないでしょうか
伝え方の部分でビームス デザインが入ることでアップデートできることはきっとあるはず

確かに、創業100年を越すような企業は、古くからのお客様がいる一方で現代のニーズに則して販売していくことが共通の課題のように思います。

例えば、先日「カンブリア宮殿」で放送された老舗のパン屋・木村屋も、創業時のあんぱんを、現代のニーズに応えるよう改良しているといいます。


私は20代半ばですが、木村屋や池利のような老舗のブランドの名前を知りませんでした。番組やWeb記事で見かけて初めて存在を知ったのです。

私のようなミレニアル世代・Z世代は、老舗企業を知る経緯として、
・両親がそのブランドの愛用者で自分が幼い頃から触れている
・メディアに取り上げられて話題になって「素敵な取り組みだ」
と思ったときに初めて知ります。


桃鉄で100年達成して、自分の知らない魅力を知る

少し話題を変えます。

大ヒットしている「令和版 桃鉄」を見事100年達成しました。

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この経緯については、下記noteに書いています。気になる方はどうぞ。

この桃鉄をやっていく中で、日本全国を回るのですが、有名な観光地(例えば京都)に限らず、その隣のまちに「こんな物件あったんだ」という発見がたくさんあるのです。実際の企業名やお店の名前を文字って物件として購入できます。

例: 東京ネズミーランド(at 幕張)→東京ディズニーランド
例: ポニョソニック電機(at 門真)→パナソニック

この桃鉄をやっていると、物件を奪われたり、貧乏神に売却されてしまったりして何度も取り返すので、物件や地名を覚えられます。何度も触れることで、「このまちは収益●%のあの物件があるところだ」と記憶するようになるのです。

この流れがなんだか、家にいながら実際に旅行している気分になることができるのです。さらに、桃鉄で取り上げられている物件を知り、興味を持ち、調べてみようという気になります。


「未開拓」のブランドを開拓するブーム?

「未開拓」
ここでは、自分がまだ知らない、と定義します。

未開拓のブランドを見つけるブームが起こっているのでは、と私は感じています。


仕事柄、ECでの商品の見せ方を研究しています。
毎日研究して思ったこと。それは、メディアに取り上げられているのは「スポットが当てられなかったものにスポットを当てる企業に注目する」という流れがある、ということ。

生活必需品はコンビニ・100均など低価格で高品質なモノで揃えられます。けれどどこか人間の「ブランドを持ちたい」欲はまだあって。

バブルの時代は外資系のブランドのモノを持つことが欲をくすぐっていたのでしょうが、令和の今はそうとも限らず、むしろ日本国内の「未開拓のブランド(メジャーではないけれど、知っている人は知っているブランド)」を開拓していくニーズが高まっているのかな、と思っています。


桃鉄の場合、未開拓のブランドを見つけるきっかけを与えてくれています。

桃鉄をプレイしていて不思議に思ったことは、情報がこんなに溢れているにも関わらず知らないことがたくさんあることです。
ネットのある現代でも知らないことがたくさんあるのだから、昔の人はどうだったのだろう?と思いをはせることも。

このような知らないモノにスポットを当てることは、メディアがある限り存在し続けるのでしょう。

私は改めて、この流れを感じつつ仕事に活かしたいなと思った次第です。
もっと色んな人に、日本国内・海外の未開拓ブランドを知ってほしいから。

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ここまでご覧いただきありがとうございました。
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