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商品やサービスが選ばれるには?を考えるヒント

マーケティング講座「MARPS(マープス)」の振り返りnoteです。今回は、データ分析の考え方がテーマ。マーケティングについて関心のある方、勉強している方にぜひご覧いただきたいです!




講座の概要

  • 経営学との関連性。1900年代後半、効率化して商品やサービスを販売するような時代になっていく中、どう効率的に利益を出るか考える。一方、マーケティングの視点で見ると、マーケティング1.0~3.0の流れに言われるように時代によって変遷してきた。(詳細はマーケティングの背景についてのnoteをご覧ください。)

  • 消費者行動分析の2つの局面。1.個別の消費者を研究する。2. 1に限らず、集団の影響を受けているという前提に立ち、消費者間のインタラクションを踏まえた研究する。1から2の分析手法に変遷してきた。

  • 消費者行動分析は、学際的分野である。

  • 今日の消費者行動研究の中心的なパラダイムは消費者情報処理研究の分野。この分野では、消費者は情報処理者として定義している。消費者が商品やサービスを想起するメカニズムを解明している。

  • 想起集合→記憶の多重貯蔵モデルの話。

  • 「意味のあるもの」と「役に立つ」の違い。今や役に立つから使うという商品は世の中に溢れすぎている一方、それでも意味があるものとして世の中に普及されている商品やサービスはなんだろう。(考えるときのヒント)


消費者の記憶を促進するために

  • 五感に訴える

  • 繰り返し伝える

  • 文脈価値を伝える

  • 言葉やネーミングを工夫する

  • キャラクターやロゴを訴求する

  • 感情を動かす


準拠集団によって購入される商品は?

今回のテーマに関連し、"この人が買っているから私も買う"というような商品やサービスを考えていきます。(中小企業診断士の過去問にも出題されていました

【準拠集団】
準拠集団 (reference group) は、人の価値観、信念、態度、行動などに強い影響を与える集団を意味する、社会学、社会心理学の用語。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%96%E6%8B%A0%E9%9B%86%E5%9B%A3

ちなみに、実際の知り合いから構成される集団は【所属集団】、自らが所属していないが憧れを抱いている集団は【願望集団】と呼びます。

https://kakomonn.com/chushoks/questions/66935

準拠集団によって購入される商品について考える中で、とても分かりやすいnoteがあったのでご紹介させていただきます。(以下4点は引用)

  1.  「必需品」かつ「人目に触れる」商品、例えば、腕時計や自動車といった商品は、その製品を買うかどうかは準拠集団の影響は受けないが、どのブランドの商品を買うか(ロレックス、オメガ、セイコー、シチズン、カシオ、…)は準拠集団の影響を大きく受ける

  2.  「贅沢品」かつ「人目に触れる」商品はその商品を買うかどうか、また、買うとしたらどのブランドを買うかどうか、の両方に対して、準拠集団の影響を強く受ける

  3.  「必需品」かつ「人目に触れない」商品(冷蔵庫やトイレットペーパーなど)は、その商品を買うかどうか、どのブランドを買うか、の両方について、あまり準拠集団の影響は受けない

  4.  「贅沢品」かつ「人目に触れない」商品(TVゲーム、食器洗浄機、自動掃除機、など)は、その商品を買うかどうかは準拠集団の影響を受けますが、ブランドに関しては余り影響を受けない

なるほど。そう考えると、人目に触れることと、贅沢品であるかどうかが軸となりそうです。確かに例えとしてあった、ゴルフは最も分かりやすい例でした。

子どもに通わせる学習塾も、モノではありませんが贅沢品で人目に触れる(というかステータス?)に属するように思います。

自社のサービスにおいて、この視点で考えたことが無かったので、見直すきっかけになりました。


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