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Webデザイン模写~table source~

こんにちは。

普段ECサイトでLP制作を担当している、新米のWebデザイナーのひとみです。WebマーケターとWebデザイナーとして二刀流のキャリアを目指しています。


最近SDGsという言葉が取り上げられ、サステイナブルな生活に関心を持っている筆者の私ですが、今回PR Timesかどこかのプレスリリースサイトで、素敵なサイトを見つけましたので、分析と紹介をします。

「飲食店のサステナブルな未来をつくる場所」table sourceです。
※画像は著作権のため掲載していません。

https://www.table-source.jp/


table sourceとは?

TOPページのフッターには、リンクと下記のような説明が記載。

table sourceは、ニッコー株式会社が運営する、飲食店のサステナビリティを支援するウェブマガジンです。世界の飲食店・ホテルのサステナブルな最新アイデアやノウハウ、事例をお届けします。

詳しいことは下記のサイトに書かれていました。

https://www.table-source.jp/about-us/

・サイト運営会社のニッコー株式会社は、陶磁器のものづくりを通して飲食店やホテルと関わってきたこと
・「飲食店とは、お客さまと大切な人、お客さまと生産者をつなぐ場所。お客さまと食材、心躍る空間をつなぐ場所。そんな場所がこれからも、100年後もありつづけてほしい。」という思いでサイトを運営していること
- 上記リンクより筆者一部抜粋

決して、飲食店からサステナブルを提唱するだけでなく、それに関するものづくり企業からの発信、という視点がとても印象的でした。
ぱっと見、どこかレストランのWebマガジンかな?と思いましたので。


サイトの分析

【サイトの目的】
・SDGs、サーキュラーエコノミーに関心を持ってもらう
・飲食店が窮地に立たされる今、飲食店を支援する
→飲食店からの発信ではなく、飲食店を支える側からの発信
・ニッコーの商品に関心を持ってもらう
→商品を直接アピールするのではなく、新しいPRの形
【サイトのターゲット層】
・サステナブルに関心のある層
・飲食店の支援に関心のある層
・高級な陶器を日々の生活に取り入れたい層
・ニッコー株式会社の製品のファン


- TOPページ

・新着記事
・コラム→このあたりにSNSやメルマガの登録への導線
・インタビュー
・Circular Labの紹介

で並んでいます。

特徴的だった点は、中間の「コラム」の箇所の右側にSNSフォローを促す導線があった点。
最新記事を読んで、コラムまで読み進めた人は、table sourceのサイトに関心があり、もっと知ってもらうようにするための設計と考えられます。

navはTOPページの並びと同じで、構成がとてもシンプルでわかりやすいです。

- NIKKO Circular Labとは

Circular Labのページでは、なぜニッコー株式会社がサステイナビリティに取り組むのか、の説明が記載されています。

https://www.table-source.jp/nikko-circular-lab/

Circular Labの活動を通して、
ニッコー株式会社の取り組みを知ってもらう
→パートナーとなる企業を募集する
という流れが、次世代のPRの方法ではないかと思いました。

※次世代のPRとは?筆者の定義
オンラインでのコミュニケーションが活発になった昨今、ネットに触れる機会が多くなりました。
と同時に、私たちユーザーはどれが本当に書かれた記事なのか判断する能力「メディアリテラシー」を身につけることが必要になって来ました。
私たちはネット記事やSNSに触れているうちに、「これは広告っぽい」「これは本当に書かれた記事っぽい」という判断基準が各自形成されたのではないでしょうか。
そして広告っぽい投稿を避けるようになりました(YouTubeの広告をスキップするなど)。そのため企業は広告と思われないように、サービス・商品への認知度を上げていく力が求められています。

table sourceの場合は、サーキュラーエコノミーに対する自社の考え方を広め、その考えに共感してくれるパートナー・お客様を巻き込んでいる施策を取っていると考えられます。
価値観からお客様や取引先を巻き込んでいく宣伝の方法を、私は「次世代のPR」と定義します。


私が学んだこと

企業が2025年の国連の開発目標SDGsに向け、さまざまなキャンペーンを打ち出しているのはよく目にします。

しかし、キャンペーンのように期間限定でサイト展開している雰囲気は感じられず、企業理念として次世代に向け自社は何ができるのか、を提案している印象でした。

別業種ではありますが、東急電鉄の行っている「Wise Living Lab」も「NIKKO CIrcular Lab」と同じように、自社とお客様の接点を「コミュニティ」に設けている点が、とても勉強になります。

期間限定ではなく、継続的にこのような施策が様々な企業で展開されるといいなと思います。

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ここまでご覧いただきありがとうございました。

筆者はECのLP制作を普段しており、勉強としてこのような記事を書いています。


読んで下さった皆様の背中を押せるようなコンテンツを発信し続けます。ありがとうございます。