マガジンのカバー画像

私の読書記録

195
私が過去に読んだ本の記録です。イベントレポも入っています。また、勉強になったnoteも収録しています。
運営しているクリエイター

#マープス

商品の価格を決めるのに、必要な考え(マーケティング4P戦略:Price編)

マーケティング連続講座「MARPS」(マープス)で学んだことをまとめたnoteです。今回は、価格戦略がテーマです。 講座の概要前回の復習 価格が持つ側面:痛み、品質バロメーター、プレステージ。 痛み:財布からお金がなくなること。 品質バロメーター:高いものは安いものより質が良いだろうという感覚。逆に、安いと不安になる。 プレステージ:高いものは安いものより質が良いだろうという感覚。 安く売れば喜ばれる、という雰囲気が日本企業になんとなく存在する。しかし、「値上げのための

SNSで話題になるためのコンテンツを考える時代へ(マーケティング4P分析:Promotion編)

マーケティング連続講座「MARPS」(マープス)で学んだことをまとめたnoteです。今回は、過去のマーケティング講座でもよくテーマとして掲げられていた、効果的な情報伝達に関する話です。 講座の概要前回(価格戦略)の復習 マーケティングコミュニケーションの目的:"価値を伝える手段"には様々ある(広告、オウンドメディアなど)中で、ターゲットや既存顧客の意識や態度を変え、行動をする後押しをする 想起を高めること。※どんなに意識や態度を変えても、購入の際に想起されないと意味がない

あなたが販売している製品の価値とは(マーケティング4P分析:Product編)

マーケティング講座「MARPS」(マープス)を受講したレポートです。今回のテーマは、4PのフレームワークのうちのProduct(製品)の話です。 講座の概要製品開発に関しては、型がない。世の中には、プロモーションに関する本ばかり。各社、工夫をしてやっていくことが求められる。 製品と商品の違い ・製品:メーカーが自社で製造している品 ・商品:卸にとっては、製品を仕入れて販売している品 ベネフィットの3種類(自社の製品はどのベネフィットで購入されている?) ・自己実現ベネフ

パナソニックとヤマダ電機から、流通の変化を見る

マーケティング講座「MARPS(マープス)」の振り返りnoteです。今回は、流通分析がテーマ。マーケティングについて関心のある方、勉強している方にぜひご覧いただきたいです! 講座の概要日本の流通の特性4つ。1:島国であること。2:日本の国土のうち住める範囲は30%。3:人口が広く分布していること。4:四季があること。5:食文化の地域性があること。 1950〜1970年代にかけては、商店街での買い物が主流だった。その後1960年代半ば〜百貨店や家電量販店などでの買い物が主流

商品やサービスが選ばれるには?を考えるヒント

マーケティング講座「MARPS(マープス)」の振り返りnoteです。今回は、データ分析の考え方がテーマ。マーケティングについて関心のある方、勉強している方にぜひご覧いただきたいです! 講座の概要経営学との関連性。1900年代後半、効率化して商品やサービスを販売するような時代になっていく中、どう効率的に利益を出るか考える。一方、マーケティングの視点で見ると、マーケティング1.0~3.0の流れに言われるように時代によって変遷してきた。(詳細はマーケティングの背景についてのnot

競合に勝てるポイントはどこか

マーケティング講座「MARPS(マープス)」の振り返りnoteです。今回は、競合分析の考え方(手法に限りません)についての解説です。 マーケティングについて関心のある方、勉強している方に限らず、今回は起業を目指している方にもぜひご覧いただきたいです! 講座の概要消費者行動の研究モデル: SORモデル、消費者情報処理研究 正解は同質化していく時代。競合も皆マーケティングを学んでいる。顧客の基盤や営業力に圧倒的な力を持つ上位企業が競争の場では有利。下位企業は、その上位企業との

分析は仮説を検証するための手段(この前提、大事!)

マーケティング講座「MARPS(マープス)」の振り返りnoteです。今回は、データ分析の考え方がテーマ。 マーケティングについて関心のある方、勉強している方にぜひご覧いただきたいです! 講座の概要大事なのは、自身のビジネスの仮説を着想できること。(検証できるのはその次。) 一次データと二次データの違い。一次データは、ある目的のために新規に収集されるデータ。二次データは、ほかの目的のために事前に収集されているデータ。 今までの調査方法では通じなくなっているほど、リサーチ方

デジタルマーケティングが注目された背景を知る

マーケティング講座「MARPS(マープス)」の振り返りnoteです。今回は、ターゲットとなる市場と、成熟した市場におけるマーケティングの考え方についてです。 マーケティングについて関心のある方、勉強している方にぜひご覧いただきたいです! 講座の概要1960年代、商品の品質の均一化・ブランド化を前提としたマーケティング手法であるマスマーケティングがマーケティングである、という認識が定着する。品質の安定化、大量生産が成功の条件とされた。 市場セグメントが細分化されたのは19

企業の多角化戦略を調べる

こんにちは。マーケティング講座「MARPS(マープス)」の講座内容を振り返るイベントレポートです。 講座の内容事業の多角化をしている例に、東急グループがある。鉄道事業をはじめ、不動産事業など多岐に渡る。「美しい生活環境を創造する」をドメイン(企業が今日から将来にかけて生存していくための事業領域)としている。 バブルの時は、各企業はリスク分散させることから、主な事業とは関連しない事業に多角化していった。しかしバブル崩壊後は、主な事業に関連する事業に多角化していく傾向に。

市場需要をどう探る〜MARPS イベントレポ

こんにちは。マーケティング講座「MARPS」の振り返りnoteです。 講座の概要マーケティング視点というよりは、今回は経営視点の内容。 戦後、高度経済成長期と比較し現在は市場開拓の必要性に迫られている。専門用語でいうとマーケティング1.0〜3.0の流れ。1990年代後半に潮目が変わった。 1990年代後半〜ブランドマーケティングが溢れた。価格で勝負せざるを得なくなり、そのほかで差別化できるポイントがブランドになった。 1990年代終わりごろには、インターネットが登場。

マーケティング戦略講座の始まり

こんにちは。マーケティングに特化したオンライン講座「MARPS」(マープス)に参加したイベントレポートです。 この講座は全14回で実施されるもの。全体を通して 実践知識(SNSマーケティングなど) 理論知識(行動経済学、ブランド理論など) マーケターの素質や素養 を学びます。 イベントの内容なぜ抽象的な話と具体的な話を交互に学ぶ必要があるのか。例えば、世の中にあるマーケティングに成功した事例をそのまま自社で鵜呑みにしてマーケティングを実施したとしても成功しない。な

ポケットマルシェで生産者が自発的に販売できる仕組みづくり~MARPSイベントレポート

こんにちは。マーケティング講座「MARPS(マープス)」を聞いて学んだことをnoteに書いています。今回は、農家さんがD2C(直販)で農作物を販売できるサイト「ポケットマルシェ」さんが登壇された回です。 ポケットマルシェとはポケットマルシェの特徴 美味しいという機能的価値をベースに、生産者とのつながり(情緒的価値)を他社との差別化ポイントとしている。完成されていない、人間の体温を感じるサービス。(ユーザー全体の2割くらいの感覚。) 車座座談会をCEOが実施している。やる

YAMAPのコミュニティ作り〜MARPSイベントレポート

こんにちは。マーケティング講座「MARPS(マープス)」を聞いて学んだことをnoteに書いています。今回は、登山者の現在地を知ることができるYAMAPさんが登壇された回です。 YAMAPが注目される理由「登山で現在地を知るためなら、Google mapで良いのでは?」と思った方もいらっしゃるでしょう。しかし、このYAMAPのサービスは登山者にとても高評価を得ているようなのです。登山アプリのシェア数75%を占めます。 Google mapはどんなユーザーでも口コミで投稿でき

マーケティングの効果測定について考える〜MARPSイベントレポート

こんにちは。マーケティング講座「MARPS」を受講した振り返りのnoteです。今回のテーマは、マーケティングにおける効果測定の話です。 結論一昔前、ネットやSNSが普及する前はテレビや新聞に広告を出稿することが主流でした。しかし現在ではどうでしょう。SNSの広告(今話題ですが、Instagram, Facebook, Youtube)やWeb広告(Google)に自ら出すことができるようになりました。そして、広告の効果も簡単に見られるようになりました。 しかしここで考えた