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英語の授業 復習もアクティブに!小学生も中・高校生も!Mingle and Swap!


小学校・中学校・高校の英語の先生のための英語の先生 Melody です。
先生方、毎日お疲れ様です♡ 子どもたちの笑顔は先生方のおかげです!


 日本の英語の教科書は文法シラバスになっていて、単元ごとに定着すべき文法事項がありますね。そしてレッスンごとにターゲットセンテンスと言って、その文法を使った例文が載せられています。毎回新しいターゲットセンテンスが紹介され、どんどんたまっていきます。「たまる」と言っても、児童生徒がどんどん英語を使ってコミュニケーションできるようになっていく、とはイコールにはなりません。というのも、たった1時間の授業では使いこなせるレベルまで持っていけないことも多く、使いこなせるようにならない児童生徒ももちろんいます。また、人間は忘れる生き物です。学習した時は、それらを使って楽しく活動をした、または文法問題を正しく解いた。でもその後、次の単元に入ったら、既習ターゲットセンテンスを使う機会がない、となる場合もあるでしょう。さあ、これらのターゲットセンテンスの復習はどうやってすればよいのでしょうか?

 そこでおすすめしたいのが「Mingle and Swap」です。復習させられている感を感じることなく、生徒が交流しながら楽しく、助け合いながら、復習することができます。方法は次の通りです。

①まず、復習したいターゲットセンテンスをQ&A形式で拾い出します。

②それらを1文ずつ画用紙に印刷して5cm×10cmぐらいの短冊にします。スローラーナーさんも楽しめるように、イラスト付きで表に質問、裏に答え方の例を印刷しておくといいでしょう。クラスに35人生徒がいれば、質問ターゲットセンテンスを20文前後は用意すると刺激になります。もちろん、35文用意できればたくさん復習できます。

ターゲットセンテンスの短冊

③授業で1人に1枚ずつターゲットセンテンスの短冊を配ります。質問を正しく音読できるか、意味がわかるか、答え方を教えられるかを短時間で確認すると、全員立ち上がり、パートナーを見つけて会話をします。

④どちらが先に聞くかをじゃんけんで決めてもOKです。会話が終わるとThank you.とお礼を言って、短冊を交換します。状況が許せば、High Fiveもさせるとクラスがより仲良くなります。そしてまた新しいパートナーを見つけて会話をします。

⑤時間で区切って終わりにします。途中でストップして、具体的に良かったところを伝えたり、もう少しがんばってほしいところをモデリングしてみるのも効果があります。終わる合図は、いつも授業で使うお決まりのAttention Getterがあるといいですね。5人と会話出来たら席に戻る、というルールでも楽しめますが、シャイな生徒へのヘルプを忘れないようにしてくださいね。男女ペアで会話出来たらポイント3倍セールにするとか、ラッキーセンテンスを後から発表して、そのセンテンスで会話できていたらシールをゲットできる、というルールも楽しいです。生徒がやる気を出して会話できる外発的動機付けも時には取り入れてもいいと思います。

◆応用バージョン◆ 
 このMingle and Swapに慣れてきたら、Zombieを突入してみましょう!ターゲットセンテンスの短冊を配ったら、Close your eyes.  Thumbs up! Heads down!と言って親指を立てらせて目をつぶって顔を伏せさせます。そして、教師がクラスに3人ぐらい親指をpinchして、Zombieを決めます。Zombieに選ばれた生徒は、会話をしたときにウインクするように言います。そして、会話が終わった後に、Zombieが一体だれだったかを当てるゲームです。Zombieを見つけるために、よりたくさんのクラスメートと会話をしようとしてくれます。

 ライティングを強化したいときは、最後に手元にあるターゲットセンテンスをノートに書きためていく、ということも効果的ですね。

 この活動、小学生にぴったりです!が、なんと中学生・高校生も楽しんでくれます。特にZombieを決めるときのあの静けさとドキドキ感は最高で、生意気な(?)生徒もとてもかわいく感じられますよ。

 以上、アクティブに復習するMingle and Swapを紹介しました。実際にやってみて、うまくいった!こんな困ったことが起きた、など感想や質問がありましたら、コメントくださると嬉しいです。

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1人でも多くの先生方子どもたちに、英語の楽しさ、人生の素晴らしさが届きますように!最後までお読みいただきありがとうございました!

Thank you so much for reading! I hope to see you again soon! Bye for now!


【英語の先生のためのひとことEnglish】

"It shouldn't matter how slowly a child learns as long as we are encouraging them not to stop."     - Robert John Meehan

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