ツルで籠を編む「発想力」
多彩な手仕事ができる物作り製作者のasa。
多彩さだけではなく、幾つになっても持ち続ける探究心とチャレンジ精神は周囲の彼女よりも歳下世代を励ます程のものだ。
以前にもこちらで紹介をした、籐を使用した籠作りは御手の物。
今年、初挑戦している材質は「ツル」。
ツルを編むという「発想」と「挑戦」。
在宅での製作の様子は、お孫さんたちも興味深々で
その姿を眺めているとか。
そして、暮らしの中で十分に使うことができる籠が出来上がる。
asasの作品は、いつもアイディア性が豊かな物を生み出している。
一見、活用法が無いように見えるツタを活かすことで作品として。或いは暮らしの中で使うことができる物へと姿と用途を見事に変えてしまう。物が豊富になかった日本古来の生活を想像する起点へとどこか導いてもくれる。人の知恵と想像力の豊かさ。そして、手先の器用さは物が豊かな中で育った現代人と比べると日常の生活の中で自ずと養われていたのだろうと考えさせられる。
「発想力」「物の活かし方」「手仕事」を伝承し、自ずと現代の社会問題のひとつでもある地球温暖化防止にも一役担う物作りをしている。
次はどんな作品が出来上がるのかメンバーも楽しみで仕方がない。
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