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「私ってなんでこうなの…?」人が信念を形成する過程を知ろう【Ep2】

こんにちは、ひとかどさんです。
MAPのアイディアの紹介、1発目のトピックは「信念自分が正しいと信じていること)」です。

信念って??

「信念」と言われるとあまり聞き慣れなくてあまりピンとこないかもしれませんが、人が物事を判断する基準の一つと考えてもらえたらわかりやすいかと思います。
つまり、人が大切に思い、信じていること(ポジティブなことネガティブなことも)で、人生に結構影響しているんです。

しかし、時に、信念というのは、人生の中でネガティブに働いてしまう場合もあったりします。
例えば、ひとかどさんことわたしは「体調が悪かろうが、何だろうが絶対学校や仕事は休んではいけない」と思っていて、とにかく休むことに抵抗がありました。
それによって、無理をし過ぎてしまい、精神的にも肉体的にも辛くなった経験が結構あります。
そして、それは自分自身で判断して「休まない」と決めているはずなのに、「何で自分ばっかりこんな辛い思いをしなければならないんだろう…」ともやもやしていました。

みなさんにはそんな、「何で私ってこうなの…?」って経験ありませんか?

それは自分の「信念」が引き起こしているんです。
今回は、これに気づくことができたエクササイズを紹介します。
前置きが長くなりましたが、ではいってみましょう。

人が物事を判断する基準(=信念)は、いつ形成されるのか?

今回は、自分の信念はいつ出来上がったのか、そもそも自分はどんな信念を形成しているのか、それを分析するツールをご紹介します。
それが、“信念開発のタイムライン”という【自分に気づく】ためのエクササイズです。
今あなたが大切に思い、信じていることは何で、それはどこからきているのか、その答えはあなたの過去の中にあるのです。

“信念開発のタイムライン”を知るための3ステップ

  1. あなたの歴史やこれまでの経験をまとめたショートストーリーを書いてください

  2. あなたの過去の結果として今いる位置をまとめるショートストーリーを書いてください

  3. あなたのこれからの人生に意味を持たせる過去から学んだことを書いてください

いかがですか?
こうやって質問されると、え?なんだろ。。ってすごい考えませんか。
質問が普段あまり考えないことだったりするので、自分のことを客観的に見てみる良い練習になります。
そもそも、「自分のショートストーリーを書いてください」と言われることは普段あまりないですよね笑。

ですが、そこから見えてくるものがあるかもしれません。

なお、質問が少しわかりずらいかもしれませんが、深く気にせず、あくまでも質問を自分なりの解釈した内容で書く、それでOKです。
箇条書きでも、ショートストーリーじゃなくてロングストーリーになってもなんでもオッケーです。
心赴くままに書いてみましょう。
ちなみに私は、初めてやった時、ショートストーリーだっていってるのに、1万字以上の大作になってしまいました(←さすがに長過ぎ)。

是非、ご紹介したエクササイズを試してみて自己分析にお役立てくださいね。

そして今回はエピソード2ということで自己紹介も兼ねて、私が質問に答えたものも載せますね(流石に1万字のverは載せないので安心してください。一生懸命短くしました笑)。
どういうこと書けばいいの?どういう感じで?という方は読んでいただけると嬉しいです。

ではまた来週お会いしましょう!

おまけ:ひとかどさんのアンサー

1.あなたの歴史やこれまでの経験をまとめたショートストーリー

北国にて誕生し、幼稚園から高校まで地元の学校へ通いました。幼稚園から小学校くらいまでは家の中で絵を描いたり、1人で遊ぶのが好きな物静かな子でした。

中学校に入ると、兄がバレーボール部だったという理由でなんとなくバレー部に入りました。しかし、結構きつい上、そもそも運動がたいして得意でないためレギュラーにもなれず辛い思いをしました。さらに、勉強も嫌い。しかし、周りの環境から「学校を休んじゃダメ」という考えをいつの頃からか持ち始め、体が丈夫だったことも相まって風邪などを一切引かずに、中学校を皆勤賞で卒業(ちなみに小学校も)します。

そして、コギャル、ルーズソックス大流行する中、高校へ。中学校時代のバレーボール部に懲りたため部活は2度としたくないと思い、帰宅部に所属。勉強がとにかく嫌いで、たまに赤点も。中学校時代に引き続き、「絶対に学校を休んではダメ」という考えのもと、これまた皆勤賞で高校を卒業します。

その後、受験勉強をしたくないという理由でファッションの専門学校へ。卒業後はアパレル店員として8年ほど働きました。不規則なシフトながらも仕事を休むことはなく、一生懸命に働きました。しかし、28歳からひとかどさんの暗黒期が始まります。なぜなら、30歳を目前に、不規則なシフトや長時間の立ち仕事に体力の限界を感じ、事務職ならゆっくり働けるのでは?と半端な動機で転職したから。ところが、もともと事務職スキルがないためとても苦労しました。

自分に合った仕事を追い求め、何度か転職を繰り返し苦悩する日々が続いた33歳の時、流星のごとく現れたOttoと出会い結婚。Ottoの転勤で大都会へ引っ越し、パートの職に就くも、パートタイマーながらも体調が悪かろうが何だろうが、決められた日に這いつくばってでも出勤し、シフト変更の相談にも快く応じていたため、またもや苦労しました。みかねたOttoから「もうそんな働き方やめたら?」と助言を受け、仕事を辞めました。そこから3年半の無職期の間に、ひょんなことから心理学に出会い、ひとかどさんは心を取り戻します。そして、また自分に合った働き方、生き方を模索し動き出し、今に至ります。

2.あなたの過去の結果として今いる位置をまとめるショートストーリー

学校や仕事を休まないことが美徳である

これまで歩んできた人生の結果として、私は「学校や仕事を休まない」ということを美徳として考えていると思っています。それは、小中高皆勤賞で卒業したこと、これまで仕事で休まず頑張っていたことに起因し、成長する過程でこの考えがどんどん強化されていったためと思われます。

3.あなたのこれからの人生に意味を持たせる過去から学んだこと

わたしは、これまでの人生で「学校や仕事は休まない、休んではいけないもの」という信念を開発しており、このことがわたしの人生の色んな場面で影響を与えている(意味を持たせている)と考えられます。

エクササイズをやってみて思ったこと

私には、自分が判断してとった行動なのに、「なんかモヤモヤする…なんで自分ってこうなの?」と思っていたことが色々ありました。
例えば、冒頭に書いたように、私は学校や仕事を休むことに抵抗があります。

これをOttoに話すと、彼は「体調が優れなければ休む」とのこと。
「職場に迷惑がかかるんじゃ…」というわたしに対しては、「仕事はチームで動いているし、先にちゃんと連絡すれば問題ないでしょ」と。
「むしろ、パフォーマンスが下がって、結局職場に行った方が周りに迷惑をかけるじゃん」と。
はっきり言って、「休む」ということに対して何も抵抗を感じていないんですね。

それに対して私は、ずっと「今日休みます」のたった一言が言えず、精神的にも肉体的にもキツかったのです。

これってなんで??

この答えが、今回のエクササイズでようやくわかりました。
わたしは「休まないことが美徳」という信念を学生の頃に形成しているからだ、と。
わたしにとってはこのことが自分を理解するのにとても役立ったのです。

大人になった今思うと、自分を変えるってすごく難しいと思います。
なぜなら、いくつもの信念が出来上がっているからです。
わたしの場合、「休まないことが美徳」という信念は、その時代の風潮や親の言葉だったり、学校での教育だったり、周りの環境が大きいんですよね。

しかし、社会に出て、休む休まないを自分で判断するようになっても、この「休まないことが美徳」という信念は私の中で不変の判断基準になっていたのです。
そして、それが普通だと思っていました。

どちらがいいとか悪いとかではないと思いますが、もしも、今、「なんで自分ってこうなの?」とネガティブな方にもやもやしてることがあるのであれば、このエクササイズで何かヒントが得られるかもしれませんので、ぜひやってみてくださいね。

#心理学
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#心の健康
#自己紹介

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