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と声に出して3回いってみよう。


え、まだ言えててない?

じゃ、数えるからもう一回。

さん、に、いち....

「私は自分が好きだ」「私は自分が好きだ」「私は自分が好きだ」

どんな気持ち?

嬉しい?気恥ずかしい?くすぐったい?

私はというと、「んんんー、しっくりこない」というのが素直な感情。自分を誉めることが苦手。よく一般的に言われる、自己肯定感が低い、のだろうか。

会社でも「今日もこれが終わらなかった、できなかった」と自分を責めて一日を終えていることが多い。朝イチでは、目標高く、今日のタスクリスト、を作るのに。

プライベートでも、やる事リストを作るのに、いつの間にか休日何もせずに終わった、ということも。

自撮りも苦手。動画なんてとんでもない。撮った自分の写真を見るのも、どちらかというとあまり好きではない。

アメリカにいると、カップルや夫婦が会話の中で、「I love you, baby」というのが当たり前。そういえば、アメリカ人と結婚していた当時は、私も言われていたし、言っていたっけ。最初は気恥ずかしかったのを覚えている。挨拶程度、で言っていた気も、しないでもない。(当時はちゃんと彼の事愛していましたよ)

幼少期を思い起こすと、私は両親には大切に育てられていたし、たくさんの愛情を受けていた。でも「大好き」とか「愛してる」という言葉で感情を伝えるという家庭ではなかった。両親からこのような言葉をもらった記憶も、ない。両親もどちらかというと、子供の前では手をつないだりというスキンシップやお互いを思う気持ちを表現するタイプではなかった。家族でテレビを見ていてラブシーンとかになると、チャンネルを変える、みんなが無言になる、そんな家庭だった気がする。

ということは、育ってきた環境や文化が、自分をありのままで認める、表現するということに慣れていないだけ。私の自分を認める能力が低いということではない。それに慣れていないだけ。

じゃ、慣れるように、トレーニングをすれば良いのだ。小さな意識で変わるかもしれない。

一日一回、日の終わりに、「今日一日で私ができたこと、よかったこと」を何でもいいから一つ考えることにする。それに対して、「よかったね」と言ってあげる。毎日続けてみる。1日1回自分を見つめてみる。

寝坊せず起きられた、ランチブレイク30分取れた、おいしいコーヒー一杯飲めた、職場で元気に挨拶できた、仕事でタスクが一個だけ完了した、青空を見上げてキレイだった、部下を誉めてあげた、「ありがとう」が言えた、娘のお弁当箱が空っぽで返ってきた、車のガソリン満タンにした、ごみ捨てした、今日もお通じがあった(便秘解消を努力中)、事故なく無事に一日終えた などなど

これを続けていくと、驚くことに、私は自分を誉めるということを、本当にしてきていないことに気づく。小さなことでもいろいろいいことあるんだ、と。そしてそれは無理をせずありのままの自分で良いことに気づかされる。これでいいんだ、と。

きっと「自分が好きだ」と気持ちよく言える日は来るはず。



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