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【2024】衣装を作る話⑤

この連載終了より先に衣装の実物が届いて紹介できる予定です(4月9日現在)

サンプルを待っているタイミングでドリームさんから一本電話が。

「千早なんですが、11年と16年の千早が少しパターン(型)が違っていて、どっちがいいか聞きたくてですね」

「おおお、忘れていました16年も千早でしたね!」

2016年、『宙を舞う』の年ですね
撮影風景、懐かしいー!

「すぐ行きます!」ということで、16年の衣装を持参してドリームさんへ。



並べてみる(手前が11、奥が16)

「確かに違いますね」
「11年の方はもう昔なので誰がどうしたか分からないんですけど、肩落ちになってるんですよ。洋服みたいな感じで」


11年、たしかに肩にかけて斜めになってる
16年、こっちは真っ直ぐだ

「ほんまですねぇ、全然覚えてないですね・・・・笑」
「どっちでもできますけど、どちらがいいかと思いまして・・・・」


説明しよー!
肩落ちの洋服最大のような千早は首元に少し余裕ができて、いわゆる「抜き襟(後ろ側に少し広がる)」の形になります。

襟がくにゃってしてるのはそこがちょっと長めだから


16年の方はまっすぐ、こちがら純和風という感じ


どちらがいいか。どちらでもいい気もするけど、、、、

「11年の形は、いまはうちではやってないですね。どうしてこうなってるのか分からないですが・・・・」
「他のチームは大体、真っ直ぐですよね?」
「そうですね、あんまりやらないですし、私は初めて見ました笑」
「珍しいんだ笑」


こういう時、’ひとひら’では常々『尖ってる方を選ぶ』を心がけています。もちろん機能的な衣装であることは大前提で、どっちが”攻めてる”かを選考基準にしているわけです。


「11年型にしましょう。洋服的な和装は、去年もスカートでそうしたように、最近のチームカラーになっているとも思うので。それに抜き襟の方が、雨が降ったり風が吹いたりした時にダメージが少なそうな気がするんですよね。内着と同じ形でない方が分離が良くなるんじゃないかと」
「なるほど。そうかもしれないですね」
「それに、チームとしては数年に1度『衣装シャッフル年』をやるんですよ。その時に差が出る”パーツ”が欲しいというのもあります。16年の千早もかなり独特だけど、今年も今年でキャラクターが欲しいかなと」


・・・・・というやりとりをひとしきり、千早は11年の形でサンプル制作を進めてもらうことになりました。

だいぶ完成に近づいてきました!


【2024年度踊り子募集中!】
↓とりあえずこのnoteを読めばどんなチームか掴めるはず!




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