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chapter.02: 情報分析と仮説更新@京都工芸繊維大学-2022.01.24

ここでは、2021年7月にUCI Lab.合同会社と京都工芸繊維大学 櫛研究室の共同研究として開始した「避難所の衛生ストレス解決」プロジェクトの活動風景をいち早くリポートしていきます。

「避難所の衛生ストレス」とは?
→「避難所の衛生ストレス解決」プロジェクト公式サイト

ビデオクリップによるフィールドワーク(宮城県/広島県)の振り返りと情報分析結果の共有

2022年1月24日(月)。櫛研究室による宮城県と広島県でのフィールドワークに基づいた情報分析結果の共有を京都工芸繊維大学にておこないました。

同日午前は、櫛研究室でまとめた<現地調査発見クリップ>をプロジェクト関係者全員で見ながら、フィールドワーク当時の記憶を振り返り、それぞれの認識を共有するというところからスタートしました。

当日は、パナソニック彦根工場から2名の社員の方々にもご参加いただくとともに、オンラインで彦根工場にも繋ぎ、当日お越しになれなかった社員の方々も含めて全員で活発な意見や感想を交わす貴重な時間となりました。

常に換気を行い適切な距離を保ちながらミーティング開始。
現地にて調査したことや感じたことを改めて振り返り全員で共有しました。
宮城県および広島県両方のフィールドワークをコーディネートしてくださった防災士の宮本さんからも適宜補足してもらいながら進行。
自らがインタビュアーだったり、分析担当だった箇所への発言はおのずと熱が入ります。
パナソニックの方からも鋭い質問や意見があり、おかげで場には常に良い緊張感がありました。
それぞれがフィールドワーク現地での記憶を手繰りながら活発に意見を取り交わしました。

<現地調査発見クリップ>を使っての認識共有は、クリップにまとめなおすことで現地では気が付かなかったような事にも改めて気付かされ、それぞれが客観的な視点から当時を振り返ることができた貴重な時間になったように思います。

フィールドワーク情報分析マップと現時点でのアイディアをブレインストーミング

午後からは櫛研究室でまとめられたフィールドワーク情報分析マップの共有と分析マップに基づき現時点で学生のみなさんが創出したアイディアについて意見を取り交わすブレインストーミングの時間となりました。

フィールドワーク情報分析マップの一部
<現地調査発見クリップ>から抽出された要素をマップ上にカテゴライズしたもの。
情報分析マップについて説明をしてくださる櫛先生。
情報分析に基づき創造されたアイディアはひとつひとつがどれもユニーク。
たくさんのアイディアの原石。
中には実際に簡単なプロトタイプを創り、
アイディアについてプレゼンしてくれる学生さんたちもいました。
オンラインで繋がれたパナソニック彦根工場の方々も含めて関係者全員から、今後も有用になりそうなたくさんの感想や意見が出されました。

これらアイディアについては、今後、技術的な現実性や機能テスト、また耐久性など様々な面においてパナソニック様のテクニカルサポートを受けながら現実化に向けて精査していく予定です。

本プロジェクトはまだまだ続きます。皆様からのご理解と応援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

これからも「活動リポート」と題して、いち早く本プロジェクトの活動風景をみなさんにお届けしてまいります。


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