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chapter.01 : フィールドワーク @宮城県(現地調査)

ここでは、2021年7月にYRK& / UCI Lab.と京都工芸繊維大学 櫛研究室の共同研究として開始した「避難所の衛生ストレス解決」プロジェクトの活動風景をいち早くリポートしていきます。

「避難所の衛生ストレス」とは?                   →「避難所の衛生ストレス解決」プロジェクト公式サイト

緊急事態宣言の解除を受け、防災士の宮本さんコーディネートのもと2021年10月25日(月)26日(火)の両日に渡り、東日本大震災の被害を受けた宮城県は岩沼市と仙台市にてフィールドワーク(現地調査)をおこなってきました。

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緊急事態宣言が解除されたとはいえ、他府県への移動にはまだまだ十分な注意と配慮をしなければならないため、今回は人数を必要最低限に絞りフィールドワークに臨みました。2日間という限られた日程でしたが、現場だからこその多くの深い気づきがあったようです。

櫛先生 <プロジェクトのSlackから抜粋引用>            谷地沼さん、小川さん、桃生さん、佐藤さん、前野さん、皆さん、それぞれの記憶・体験・見方があって、仙台周辺という地域的には絞っても、非常に多様だなあと思いました。我々の課題とのつながりをどのように考えるかも、じっくり考えてみる必要があると思っています。

宮本さん <プロジェクトのSlackから抜粋引用>           「避難生活での衛生環境を向上できるモノをつくる」だけにフォーカスしたフィールドワークとして、お聞きする内容を絞り、近道することもできたと思います。でもやはり、まずは災害そのものについて知ること、そして被災の当事者にはなれなくとも、すこし目線を近づけることが必要なのでは、そしてそれができるのではと思って行程を組みました。「避難生活」ってどこか非日常や画面越しの物事という感覚になってしまうことがあると思います。震災前の生活や風景、そこに災害が起こる、そして被災後の生活や風景、それからの今が地続きである事実を見落としがちな気がします。そしてそれが自分自身にも起こりうる、という感覚を自分自身を含め持ったうえで考えたいなと改めて思いました。

フィールドワーク行程 @宮城県

10月25日

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10月26日

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一般社団法人 岩沼みんなのアグリツーリズム&イノベーション
岩沼千年希望の丘
岩沼みんなの家
せんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」
一般社団法人Granny Rideto
震災遺構 仙台市荒浜地区住宅基礎
震災遺構 仙台市立荒浜小学校
3.11オモイデアーカイブ
book cafe 火星の庭

記録写真(一部抜粋)

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・震災当時3メートルの高さの津波が襲った仙台空港の駐機場
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・岩沼みんなの家(伊東豊雄氏設計)にて谷地沼さんの被災経験や支援活動、
防災訓練のお話を拝聴
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・谷地沼さんの地区の方々が避難されていた岩沼市の総合体育館
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・せんだいメディアテークの建物被害
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・「3がつ11にちをわすれないためにセンター(通称:わすれン!)」見学
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・震災について小部屋で語ってもらい、それを録音して残すという取り組み
(開始直後にコロナ禍となり現在休止中)
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震災遺構荒浜小学校を視察
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・「book cafe 火星の庭」にて前野久美子さん・前野健一さんに当時の状況をヒアリング
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・震災当時、トイレの使い方などの情報を紙に描いて掲示(仙台市青葉区「火星の庭」にて)

最後に・・・

2日間のフィールドワークにおきまして、本プロジェクトの活動に快くご協力いただきました皆様には心よりお礼申し上げます。お聞かせいただいた貴重なお話や記録は今後も「避難所の衛生ストレス解決」のための大切な資料として活用させていただきます。

これからも「活動リポート」と題して、いち早く本プロジェクトの活動風景をみなさんにお届けしてまいります。

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