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マンガ飯をつくる#17〜ハムラーメン「崖の上のポニョ」ジブリ飯

こんにちは、なみなみなさんです!
今回もジブリ映画から作ったマンガ飯ならぬ
 "ジブリ飯" のご紹介です。
昨日、金曜ロードショーで放送されていた

『崖の上のポニョ』

から、

" ハムラーメン "

です!!!

ハムが乗っていて、あとは、ネギとゆで卵だけがトッピングされたシンプルなインスタント麺です。

だが、それが美味しいっっ、、、!


劇中では嵐の日になんとか家まで帰って、パッと簡単に食べられるものとして登場していますが、そのなんと美味しそうなことか、、、!


インスタント麺やカップラーメンてものを開発した人って本当にすごいです。

また、リサが子供たちを楽しませようと、ラーメン丼ぶりにフタをして、「目を閉じてください」「目を開いて〜」パカっとフタを開ける!といった、ただのインスタント麺がとびきり美味しくなるように "演出" をしているのが、なんとも微笑ましく、私たち視聴者も子どもの気分でわくわくしてしまいます♪

嵐の夜の不安(もしかしたら子どもは大人より動じてないかもしれませんが)を楽しさに変えるような魔法をかける、リサはとっても素敵なお母さんですよね。


ちなみに筆者も、雨の日は無性にインスタント麺が食べたくなります。
ラーメン屋さんのラーメンじゃなく、おうちで食べるインスタント麺だからこその、沁みる美味さ、あれは一体なんなんでしょうね?


前置きが長くなりましたが。


ポニョの大好物として登場する "ハム" ですが、よくスーパーで見かけるパックのハムより、生肉感が強く描かれて見えます。


「なんとか、これっぽい感じのものにしたい!」「いっそ、生ハムか?」とも思ったのですが、宗介のような子どもに作る料理で、生ハムはあまり入れないだろうな…と思い、「あらびきソーセージステーキ」というものが、近いように見えたので、買ってみました。

子ども用のお弁当に入れるのもこういったソーセージステーキやウインナーが人気ですよね!


けどやっぱり、ポニョは「ハムが好き!」と言っているからには、ハムがいいのかなと思い、一般的なパックのハムも購入。

丼ぶりは似たものが無かったのですが、ポニョの世界観に合わせたわけでもなく、普段から愛用している海の生き物の柄の丼ぶりです。

ハムの厚さは、けっこう厚めに描かれているので、よく見るパックのハムの場合は複数枚が重なっているそのまま半分の半月型に切って入れました。


ネギはなるべく緑の部分を粗めに切って乗せ、キラキラと油が光って見えるのはごま油を垂らして再現しました。
(ごま油の風味が良いアクセントになって、美味しくなるんだなと初めて知りました!)


ゆで卵は半熟派なので、一応、半熟と完熟どちらも作ってみて、やはりアニメの絵の通り、完熟の方がいいなとなり、そちらを乗せました。

インスタント麺は、すでにたくさんの方が再現されている、チキンラーメンを使いました。
お湯を注いでフタをして待って完成!といったら、やっぱりコレですよね!


肉厚なソーセージステーキだと、お肉の風味がスープにも染み出してジューシーな美味しさ!

ハムの方でも、安くてシンプルだけど、入ってるとちょっと嬉しい、家庭の美味しさを感じます。


雨や嵐の夜に、親のいない休日のお昼に、疲れて料理する気の起きない日に、受験勉強中の夜食に、無心に麺をすするあの時間を思い出しながら……。
沁みました……!

『崖の上のポニョ』は中川李枝子さんの『いやいやえん』という児童書が元になって作られたと言われています。
(『ぐりとぐら』でも有名な作家さんです。)

『いやいやえん』は保育園の子どもたちの7篇のお話からなる童話集です。
「リアルで身近な保育園の世界からなにげなくあっという間にファンタジーの世界へ飛び、また戻ってくるという不思議なお話」と紹介されています。

これはまさにポニョの世界と通じるところがあるなと思います。


『崖の上のポニョ』を観た時、私は「まるで子どもが子どもの視点で見ているこの世界のようだな」と感じました。
大人的な常識の枠に捉われない、自由で、夢のある世界。
子どもの時は、波も、たくさんの魚が泳いでいる姿に見えたかもしれない。
それは決して妄想ではなく、子どもにとっては、くもりのない、"本当のこと" なんです。


だって、彼らの心を通したら、そうやって見えるんだから。

その世界をありのまま描いて、また、ちゃんと現実を見る、意外とシビアな目も持っているから、前触れもなくちゃんとリアルに描かれているシーンに戻ったりもする。

そんな不思議さが、とても魅力的だなぁと思います。

『いやいやえん』は幼稚園〜小学生の時に読んだ朧げな記憶ですが、私はこぐまのお話と、表題作の「いやいやえん」のお話がすきでした。


ポニョですきなシーンは、ハムラーメンのシーンと、リサと耕一がモールス信号でやりとりするシーン、ポニョと宗介が小舟に乗ってリサを探しに行くシーン。
いっぱいありますね(笑)



絵本のような不思議な世界観をもったポニョの世界は、まだ理解しきれていない不思議な魅力がたくさん詰まっている気がします。

ハムラーメンを食べながら、何度でも観たくなる作品です。
みなさんも、とっても簡単に作れるジブリ飯なので、ぜひ挑戦してみてくださいね!

それではまた!

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