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「美学」

自分をムリに偽るなら聖人君子にならなくていい。

私だって女神なんかじゃないから。

わかってるだろうけど。



人間らしい歪さをしょうもないほど愛せよ。

隠した粗悪さも鈍く光って美しい。


ムリじゃなく、ミエならいい。

ミエなんていくらでも張ってやれ。

かっこつけて見せりゃいい。

その思いがなくっちゃ。


美学を愛せるのは人間サマの特権だ。

美しくあれ!


ただ自分のミバエだけを気にしてたら、みにくくなるぞ。

相手を思いやる心の余裕だけは、もっていたい。

それが、なかなか難しんだけど。

うん、だから、かっこいい。


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