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なみなみさん
2024年2月22日 02:37
まだ誰も起きてこない朝早く夜の続きのひとけのない街。しっとりと降る霧雨は幻想的だった。煙る景色。街頭の灯りもぼやけて滲む。肌に触れる湿気が心地いい。傘なんて差してられない。しんと冷えた夜気に感覚が研ぎ澄まされる。" そうだ、この世界はほかの誰のものでもない。 最初から、私のものだったんだ。"あぁ、いま目の前にあるすべては、私の世界。私の捉えた景色も。私の震