【読書感想文】老後とピアノ/稲垣えみ子
久々にこの本は読んだ事を覚えておきたいなぁ、と思う本に出合ったので感想を書きます。
読むきっかけは同年代(50代前半)の著者の方がご自分を「老後」と言い切っているのに興味があったからです。私はまだ老いの入口じゃない?とかごにょごにょ割り切れていない状態です。
この本は著者の方のピアノ習得奮闘記なのですが、私は「老いる心構え」みたいな意味で読みました。忘れたくないポイントをいくつか。
物事を「会得した!」と思う瞬間ってあると思うのですが、それがなかなか定着しない。
人生は階段を上がるみたいに一段上がったら落ちないものかと思っていたけれど、そんな事はなくて、3歩進んで2歩さがるなのですね。
そんな自分を悲観する事はない。
人生は階段ではなくて、ジャンプみたいな事でしょうか。
ずっと飛んでいると少しずつ高く飛べるようになって、少しずつ遠くの景色が見えて来る。
でも高く飛べる日も飛べない日もある。
大切なのは飛び続ける事。
今まで歳をとったって頑張ればできるはず!できないのは私の努力が足りないからだ、と思っていました。
でももう頑張ってもできない事はできないのですね。
これまた自分を責める必要はない。出来ないのは努力が足りないからではなくてもう「歳」だからなのだ!そうか。何だか安心した。
とにかく老いに対しては自分をまるっと受け入れる事の大切さを知りました。
最後に私の老後指針↓
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