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マイホーム探しその⑪:壁紙を決めよう

前日、リフォーム業者が「これサンプル帳です!」と言って、クソデカ極厚本をドサドサ置いていった。
なんかエコバッグみたいのに入れて持ってきたんだけど、どう足掻いても、でかい分厚いのがまるまる1冊入り切らない(それどころか、もう1冊、分厚い小冊子も入らない)というサイズの袋で、マジでどうやって持ってきたんだあの人……って首を傾げながら中身を読んでいる。
一部は別のカバンに入れてきたのかな。置いていくなら全部はいるカバンで用意してくれよ、安物で良いからさ。後、これをどのタイミングで返せばいいって聞くの忘れたな……流石にこれだけのサンプル帳、くれるってことはないだろうけど。というか、貰っても困るけどこれ。床置きしてたら、私も旦那さんもそれぞれ何回か小指を打つ事故を起こしている。でけぇよ。
えぇい、早いとこ決めて、とっとと返そう。

さて、いざ見始めると『壁紙』やら『フロアタイル』やら『クッションフロア』やら(名前もつあちょいわかりやすくしてくれ!)、そりゃまぁ分厚いのが何冊も必要ですよねっていう感じなのに、それでも意外と「うーん、もうちょっとこう……明るい色の方が……こっちはシンプルすぎるかな……こっちは質感がちょっと違って……うーんこれは割と好きだけど防カビがないな……」みたいな感じで、延々と悩み続けてしまう。
旦那さんは「ひとでさんのセンスで、なんでもいいよ~」とか言うんだけど、そんな言葉を軽率に信じきってはいけないと、私も長年の付き合いで知っている。いざ「これは?」と指すと「えー、これはちょっと……」とか言い出すのだこの人は。だから正確に書くなら、『(ある程度無難で)(俺が好きなやつの中なら)なんでもいいよ』なのだそれは。知らんわ。
いざ一緒にカタログを広げ始めるとわたしよりよほどこだわりがある人間だなと感じるのに、本人は自分のことを『こだわりのない人間』だと思い込んでる節があるの、ややタチが悪い。

「まぁ、結局ひとでさんと娘ちゃんしか見てないから、別になんでもね」

……この人は案外そういう台詞をさらっと言うよな!!ずるいぞ!!!!///
(今日ネトゲしてて、娘がゴミ箱ひっくり返すのを見逃したくせに!)


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惚気はさておき。

新居にはまだ売主さんが住んでいるので、室内の写真データもあまりないし(と言いつつ、リフォーム見積もりの時にちょっと撮らせてもらってる。売主さん優しい)、実は「ここの色と調和させるなら、えーと……?」を考えるのは結構大変だ。もう人が住んでないとか、新築これから建てるとかだとそのへん楽なんだろうけど。
まぁとはいえ、トイレと洗面所と玄関の土間に貼る床材は全部自分たちで選ぶので、リビングのフローリングの色イメージがあればそこまで無理ゲーでもない。「壁紙はまぁ、最悪前日とかでもなんとかなりますよ!現場見て選びたいって人も多いんで!」とは言われたけど、流石にそれは(笑)って感じでもある。施工が遅れても、結局困るの我々だしな。
サンプル帳、一部を切り取ってるだけだから実際に広く展開すると「あっ、思ったより模様入るね?!」みたいのも結構あるっぽいし。ふーむふーむ。悩ましいな。

「俺、今のトイレの感じとか落ち着くからあんな感じでいいんだけどな」
「今のトイレ……」

あれ?
いざそう言われると案外ちゃんと思い出せない。
2人で自宅のトイレを、そのまま洗面所を、覗き込む。リビングに戻ってくる。

いざ観察してみて、気づく。

「「うちの壁紙、こうなってたんだ?!」」

いやびっくりした。
2年も住んでるのに、我々は家のことをなんにも見てない。天井の隅にカビ生えてきてるなぁとかは気づくのに、その天井の壁紙と、柱面の壁紙が別物だったり、逆にトイレと洗面台は同じのを使ってるとか、そういうのマジで何も記憶に残ってない。壁紙職人も涙目である。
なのに、いざ自分たちが探そうとすると「こっちがいい」「いやこれは」なんてこだわりだすのだ。顧客はタチが悪いなぁ!笑

「じゃあなんでも大丈夫じゃん!(笑)」と言いつつ、「いやでもこっちは違うな……」とまたこだわりタイムを発生させつつ、なんとか話し合いはまとまった、よかった。壁紙職人さん、良いもの作ってくれてありがとう。
ところで決めた畳が、HPを見たら『受注生産』って書かれてるタイプだったんだけど大丈夫かな大丈夫だよね。ドキドキ。早く連絡入れよう、うん。


あーっ、まだカーテン注文してない。
それもやらなきゃ(※特寸なのでオーダー必須)。

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