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誕生日にフライパンをもらった話

『誕生日プレゼント』のチョイスとしては、なかなか候補に上がりにくいものなんじゃないだろうか。
同じ調理器具でも、ジューサーとかホームベーカリーなら、ちょっとわかる。でも、フライパンはなかなか出てこない。同じカタカナ製の調理器具なのになんでだろうと思ったけど、まぁ単純に「10人集まったら9~10人が持ってるであろうアイテム」であることが一番の理由だろうなと思う。
「今うち、フライパン壊れちゃってね~。困ってるのよ」なんて会話、したことない。シンクの下で使ってないフライパンをカビさせたことは、まぁあるけど。でもそれも、他のフライパンを使ってたがゆえだしなぁ。

しかしそんな一般論など物ともせず、彼女は突然私にLINEを入れてきた。


「ひとでさんちってフライパンお気に入りのもってる??」


お気に入り……お気に入り???
包丁とかだとちょっと料理に拘る人だと聞く気もするけど、フライパンという界隈にもお気に入りというものが存在するんだろうか。いや多分あるんだと思うけど。ほらあれ、やっぱり鉄鍋がいいよねとかそういう。
ただ我が家はそんなに料理に真剣な人がいないので、フライパンはドラッグストアで買った程度の普通のやつです。1200円くらいだっけな。


「超お気に入りのめっちゃいいフライパン送っていい!?」


そんなものが存在するのか。
そしていいのか頂いて、と返せば誕生日プレゼントだと言う。
そう言ってもらっちゃあ断る理由もない。あと普通にめっちゃいいフライパンとやら、どの程度いいものなのか気になる。


で、届いた。
これ。




noteの記事を書く為に商品をチェックしてしまったので、プレゼントなのに金額が把握できてしまったけれどそこは目をつぶってほしい(でも敢えてそこに目をやると、本当に『めっちゃいい』フライパンが来たなと感心する。これは事前情報なしにぽんと買おうってならんやつ……!)。

とりあえず友人からは『火の通りが早くてまったくくっつかない』『軽い』『我が家の気難しい父も絶賛』との謳い文句を頂いた。
軽さはまぁまぁかな(でも確かに重くはない)っていう感想だったけど、『まったくくっつかない』の部分が本当に凄かった。

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もう届いた時点で「おっ、なんかツルツルやな!」って感じ。


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とりあえず最初に作った料理。
油揚げと豚肉とピーマンを、砂糖醤油みりん酒で適当に炒めるだけの、『雑ながらそんなハズレはないやろ』レシピ。

なるほど確かに火の通りも早い気がする。
(ちなみに、フライパン側からの注意書きで、強火は使うなとの指示だ。でも中火で全然満足感がある)
そんで結果、写真の油揚げや肉に、そしてフライパンに焦げ目が見えていると思う。醤油や砂糖が入ったものに火をかけているのだから当然といえば当然だ。そうそう、こういう焦げがね、段々蓄積してフライパンが傷んでくるのよね、あるある。でもちょっと焦がすからおいしいというのもあるし。洗う為のスポンジが焦げで真っ黒になるのもねー、ちょっと嫌なんだけどね。


そういう使い方をして、早1週間。



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全然痛む気配がない。


いやまぁ、所詮まだ1週間なんだけど。でもすごい。
毎回洗うたびに「おっ!」ってちょっとにんまりしちゃう。食洗器を使ってないがゆえの、手洗いならではのにんまり感。そもそもお水につけておくだけで、コゲやら汚れやらの殆どが浮いて消えている。スポンジも大して汚れない。つるつるつる。

後、料理してる時に、フライパンのふちにうっかり肉がこびり付く、みたいな経験をしたことがある人も多いんじゃないかと思うけど(少なくとも私はめちゃめちゃある)、今使ってる限りその気配もない。結構ふちの方までしっかりコーティングされてる気がする。目玉焼きをスルッとお皿に落とせます画像があるくらいだもんなぁ。

つるつるが強いので、油もちょっと落とす程度で全然滑ってくれる。
はーなるほど、これは『超お気に入りのめっちゃいいフライパン』だ。いいもん貰った、嬉しい(*´∀`*)



良い道具が揃うと、ちょっと家事も楽しくなる。
今日は何を作ろうかな。

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