マガジンのカバー画像

神降臨〜迷える子羊よ読め

15
メディア業界・音楽業界の第一線で活躍されている方(神)のありがたいお言葉をまとめました。迷える全子羊ナレーターよ、今すぐ読むべし! ライター:日良方かな(https://twit…
運営しているクリエイター

#声優

「ゴホン!」の前にも。もっと知りたい、龍角散。

「ゴホン!といえば」のキャッチコピーを聞くだけで、誰もが「龍角散」を思い出す。 「龍角散ののどすっきり飴」「龍角散ののどすっきりタブレット」など、シーンや用途に合わせて様々なタイプが販売されており、ドラッグストアやコンビニなどで手に取りやすいのも魅力の一つだ。特に声の仕事をしている読者にとっては、鞄やポーチに常備している方も多いはず。 そんなお馴染みの龍角散。実は平成から令和にかけて、売り上げを倍増させていることはご存知だろうか。1990年代には約40億だった年商が、202

「神降臨〜迷える子羊よ読め〜」連載1周年記念! 上野アキト×末次亮介 特別対談

ナレーターや表現に関わる様々な方のインタビューを連載してきた「神降臨〜迷える子羊よ読め〜」。2021年12月からスタートした本企画は読者の皆様に支えられ、1周年を迎えられました。(本当にありがとうございます) 今回は1周年を記念した特別企画!一緒にお仕事することが多いというCM企画・演出家の上野アキトさんと、サウンドデザイナーの末次亮介さんに「広告表現のこれからとナレーターへの想い」をテーマに対談していただきました。 お二人の関係性 <末次さん→上野さん> 上野:最初

今こそ意識革命!「マイク」との豊かなお付き合い。

声の仕事のパートナーである、マイク。 主な種類は「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」の2つ。その値段は数千円から百万円超えとかなり幅が広い。宅録業務の兼ね合いから自宅にマイクを備えているナレーターも多いだろう。 さて突然だが、ここで◯×クイズ。この中に○はいくつあるだろうか。 1)ダイナミックマイクよりコンデンサーマイクの方が上 2)マイク1本あれば宅録は事足りる 3)無線マイク・USBマイク・スマートフォンで録っても、音質に問題はない 4)梅雨の時期に

技術と人体構造から、「綺麗な声」を科学する。

あなたは、2011年5月8日に誕生したモテ声診断ツール「VQチェッカー」をご存知だろうか。 発表当時から声業界だけでなく巷でも大きな話題となり、最終的に累計約1,300万アクセスを記録した。このツールを制作した中心メンバーの一人が、東京工芸大学工学部准教授・森山剛先生である。 感情を含んだ音声の認識や合成、歌声の訓練支援ツールや自動合成、ナレーター訓練支援技術に関する研究を中心に行い「ヒトに気づきをもたらす技術」を軸として掲げる。今回はそんな【声の科学者】である森山先生に

『書く仕事がしたい』から考える、フリーランスの働き方。

ライター、ナレーター、アーティスト…表現する仕事は全般的に、その本質が見えにくい傾向にある。どの案件でいくらもらえるのか、どうやって仕事を受注するのか、家庭との両立は出来るのか。そんなミステリアスなベールを1枚剥がしてくれる本が、2021年10月に出版された『書く仕事がしたい』だった。 「仕事の取り方から、お金の話まで、すべてシェアします」と帯に書かれている通り、ライター・佐藤友美さんが今まで培われた超具体的な実践ノウハウがびっちり詰まった一冊。そんな本を読み進めると、意外

CMナレーションの今、すべて。

私たちが広告物を目にしない日はない。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞といった4大マスメディアはもちろん、Twitter・Instagram・Youtube等のSNSでも強制的に目の前に現れる広告を多く見かけるようになった。娯楽とセットになることの多い広告物だが、しばしば娯楽以上の予算と人手を注ぎ込まれて制作される。そこには広告主の存在が大きい。そんな独特な「CM業界」で求められるナレーションは、番組や企業内動画でのナレーションと、どんな点が違うのだろう。 今回はコマーシャルの仕事

入力文字読み上げソフト「VOICEPEAK」から考える、声の仕事の未来予想図

「お風呂が沸きました」 「電車が参ります」 「3階に到着しました」 ふと聞こえてきた声が、人が喋っているのか、人工的に作られた音声なのか。あなたは判別できるだろうか。 2022年3月11日にリリースされた入力文字読み上げソフト「VOICEPEAK」は、今までの”人工音声””合成音声”の概念を覆すナチュラルさだった。男女7種類のナレーターから好きな声質を選び文字を入力するだけで簡単に自然なナレーションが完成する。アクセントや音の長短はもちろん、喜怒哀楽すらメモリ一つで調整で