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#53. それでも笑えれば


普段あまり口を開かない父に、「...... あんまり暗くなるな」と言われるほど落ち込んでいた数年前、家族が寝静まってから深夜に独り、布団の中で漫才動画を観ていたのをよく覚えている。

暗い時代を乗り越えるのに、笑いは必要不可欠だ。事態がなにも変わらなくても、笑っているその瞬間だけは、不安や恐怖も忘れられる。

近ごろ憂鬱なニュースが続き、本来ならば、英語オタクのザレ言・タワ言・ヒトリ言を書くこのブログでも、決して明るくはない話題が多くなってしまった。

ただもちろんその間にも、(コロナ関連ではあるけれども)心温まるニュースや笑える出来事はやはり、世界のあちこちで起きてはいたのだ。

今日は、上の記事からの続編として、ここ数カ月でぼくの観測圏内に見られた、クスッと笑える画像や動画を紹介していこうと思う。

1. 手洗い・マスク

まずはこちらから:

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20 秒間の手洗いを 1 日 57 回した後の自分

コロナに対抗する手段として真っ先に取り上げられたのが手洗い。とくに 20 秒間しっかり時間をかけて行うことが推奨されている。

欧米には、東アジアほど手を洗う文化がないと盛んに言われていたが、まさか彼らが手を洗い出すとこんな気持ちになるの ...... か?

そして、手洗いと並んで励行されているものと言えばマスクだが、それを手に入れられない人たちは、なんとかしてその代わりを見つけ出そうとしている:

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それだけ切羽詰まった状態なんだろうけど、さすがにこれは ......

2. ロックダウン下にいる人々

急激な感染の拡大に伴い、世界の約半分の地域でロックダウンが強行されている。人々は自宅にいることを求められ、国によっては不要不急の外出に厳しい処罰を課すところもある。

普段なら外に出て当たり前の人が、長いこと屋内にいるよう強制されると、なにをしだすかわからない。

こちらはそんなロックダウン中のイタリアから:

自宅のコンロを DJ キットに見立てて踊るグラサンの男。強火にしたり、ライトを点けたり、意外と絶妙に仕込まれていて笑える。

ちなみにもう少し長めの別動画もある:

普通にめちゃくちゃカッコいいけど、どさくさに紛れて宣伝すな。

つづいても、同じくロックダウン下のスペインから:

これはぼくのスペイン人の友だちから送られてきたツイート。犬が一匹道を歩いているようだが、拡大してよく見てみると ......

なんとこれは犬のフリをした人間。

イタリア、スペイン、フランスなどでは、外出制限がとりわけ厳しく、出歩くのにも外出許可証が必要であり、不当に外出しようものなら、罰金されるか刑務所行きだ。

ただし野生の動物はもちろん対象外。この人はよほど意味もなく外を歩きたかったのだろう。まああんな四足歩行のままでリフレッシュできるとはとても思えないが……

こちらは、外出制限 6 日目に到達した人の境地:

パックマンみたいで楽しそう。ずっと家にいて外だけをじっと眺めていると、こんな遊びも思いつくのかもしれない。

また他の場所ではこんなアイディアも:

自宅にこもって気が変になってしまうので、
子どもにディナーパーティーを開きました。

ミルクをワインに見立てていっちょ前にテイスティングする子どもがなんとも可愛らしい。こんなことしてくれる親をもって、この子たちは本当に幸せ者だなあ。

3. ロックダウンが明けるころ

このように日々を楽しむ者がいる一方で、いまだ終わりの見えない隔離期間に、その先を想像してしまった人も:

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隔離期間を終えて出てきたみなさん

いやさすがにこんなことにはならないだろうが、いつまで続くかわからない以上、こうなることも(万に一つは)あるかもしれない。

日本もようやく、本当にようやく、今日から本腰を入れて政府が動き出すようだが、

自宅にいることが苦にならないよう、自分なりの楽しみ方を見出したり、自らそうするのが困難なら、SNS で世界の人の過ごし方を見て、一緒に笑いながら乗り越えよう。


ただしもちろん、こまめな手洗いは忘れずに。いまやカメレオンですら、手洗いをする時代ですから。


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