水上武彦さんによる『サステナビリティ経営』講演会を開催しました!
こんにちは、ハイタレント広報です!
6月19日(水)に水上さんをお招きし、会員さま向けに『サステナビリティ経営』についての講演会をBizflex六本木にて開催しました!
今回はシェアードコンサルティング合同会社代表社員である水上さんをお招きし、水上さんの専門分野であるサステナビリティについてお話しいただきました!
―登壇者について
ー講演会トピック
1)サステナビリティの背景
経済が拡大する一方、環境負荷が地球の再生能力を超え、格差が拡大するなど、環境・社会の持続可能性に深刻な懸念が生じています。その主たる原因となっている企業活動を環境・社会課題を解決する方向に変えるため、様々なイニチアチブが立ち上がっています。
2)サステナビリティ経営の基本
サステナビリティ経営において取り組むべきは、①自社が及ぼしている大きな負の影響に責任を持って対応する、②世界の重要な課題に対して自社の強みを生かして正の影響を生み出す、です。この原則を踏まえてマテリアリティを特定して実践します。
3)CSVの基本
企業が環境・社会課題解決を持続可能にスケールしていくためには、収益との両立が必要です。CSVは、イノベーションを生み出し、市場を創造して環境課題解決と収益を両立する方法を提示します。
上記の内容で、サステナブルな企業活動によって営利を創造したい経営者、SDGs、CSV経営、ESG経営が今一つ腹落ちしていないすべてのビジネスパーソン向けにサステナビリティ経営の本質を伝える講演をしていただきました。
ー当日の参加者からの質問(抜粋)
Q. 日本国内では現在そうでもありませんが、特に米国ではESG経営に対する逆風(反ESG?)のようなものが強くなっている印象があります。国内企業への企業活動への影響や機関投資家からの要求は今後どうなっていくのか、ぜひ水上さんのご意見をお伺いしたいです。
A. ESG/サステナビリティは、反対論もあり逆風が吹くこともありますが、環境・社会の持続可能性に懸念がある限り前に進んでいきます。企業としても着実に前に進み続けることが、持続可能性に向けて社会が変化する中で長期的に企業価値を高めることになると思います。
Q. 以前勤めていた会社にて、サステナビリティの推進を目的としたチームを作り、それなりに取り組んでいました。
そのチームは、サステナビリティ指数のような、サステナビリティに取り組んでるスコアのようなものを100点満点でつけていて、その点数を上げるための取り組みを行っていたのですが、そもそもそういうものが一般的に多くの企業で行われているプラクティスとして、サステナビリティ経営の中であるものなのでしょうか?
A. NGOや評価機関が企業のESG/サステナビリティをスコアリングしており、それを投資家などが投資判断などに活用しています。企業はその評価を高める取り組みをしてますが、見せかけだけ良くするのではなく、本質的な取り組みを期待しています。
など、水上さんの意見や考えを伺うような質問が多く集まり、その一つ一つに丁寧にご回答いただきました。
ーご参加いただいた皆様から寄せられた感想(抜粋)
・コンサルタントとして押さえておくべきサステナビリティ経営について概論を掴むことができた。
・内容が普段聞いているものよりも本質的にであり、有意義であった。
・どう言う取り組みをすればいいかの解説が分かりやすかった
・何故、企業は利益を求めるのかという題目を設けられたのか、お話を伺う中で意図が分かり、興味深かった。
・サステナビリティに関する意識が高まった。1人の若者として、環境問題等の地球規模の課題に大して関心を強く持つということをやっていきたいと感じた。
ー最後に、一人一人がサステナビリティの意識を持つということが大事です。
ー水上さんによる講演会が、ご参加いただいた皆様のサステナビリティへの関心を、今以上に向上させる後押しとなれば幸いです。
水上さん、ありがとうございました!