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『ビジネスで使ってみたい英語!: cut corners (手抜きする)』

世界基準で見てみれば、大抵の日本人はめっちゃ律儀だなぁ、と思います。ですが、ちゃんとやるからこそ、効率が悪いこともある。

WHAT型思考・WHY型思という分類があります。

「WHY型思考」とは、物事の表面的な事象にとらわれるのではなく、その背景や理由を探ることで本質に迫る思考法のことである。その逆が「WHAT型思考」で、目先にとらわれ、言われたことを疑いもなくやるような思考法だ。(「WHY型思考」が仕事を変える 細谷功著 参照)


日本人はWHAT型の教育をされるので、WHYが弱い。「なぜそれをやらねばならないか(WHY)」を考えず、ただひたすらちゃんと「何かをやる(WHAT)」ことに囚われてしまう。目的を考えれば、そこまで時間かけなくていーんじゃなーい?ということに労力かけすぎだったり。

パレートの法則ってありますよね。2割の要素が、全体の8割を生み出しているという法則です。つまり勤務時間の2割で、その日のアウトプットの8割を実現している。自分の仕事を見てみれば、何が8割の成果を出す2割か、だいたいみなさん、わかってるのだと思う。それ以外、つまり2割の成果しか産まない8割を完璧にするのは、生産性が悪い。

というわけで、さあ、2割しか産まない8割は手を抜きましょう!と声を大に叫びたいのですが、こういう価値観を持っている企業や上司でないと、「お前、いい加減な仕事してんじゃねーよ!」と評価を落とすことになりかねない。そこは戦略が必要なんですよね・・・。

さて、その手を抜くという英語表現が、コレ。

Cut corners: to save time, money, or effort by not following the correct procedure or rules for doing something. To take shortcuts.

運転中に90度以下の角で曲がる道があるとして、そこをしっかり道路沿いに走らず、まるーく走る。そんなイメージです。日本語の「四角な座敷を丸く掃く」に近い。

昨今、コロナウィルスの特効薬やワクチン開発で世界各国の製薬会社がしのぎを削っています。政府機関がどれだけ早く薬を認可をするかで開発期間に差がつくため、法律や制度がしっかりしてない国ほど、臨床プロセスを短縮して先に商品化しちゃおうぜ、という動きになってますね。

The commissioner said FDA won't cut corners on safety and efficacy to approve a Covit-19 vaccine as it may come with serious risks.
長官は、Covit-19のワクチン承認のために、FDAが安全性や有効性で手抜きをすることはないと語った。というのは深刻なリスクを伴いかねないからだ。


FDAは Food and Drug Administrationの略で、食品や医療品の認可や規制を管理する政府機関です。口や皮膚などから体内に取り込むものの安全性を取り締まる機関ってことでしょうね。ニュースに四六時中でてくる政府機関なので、覚えておいて損はないです!

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