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『ビジネスで使ってみたい英語!: throw the kitchen sink(ありとあらゆることをしてみる』

台所の流しを投げつける状況・・・なんだ?なんだ?なにが起きてるんだ?超人ハルク的風景を想像しちゃいますがね。

これは、緊急事態が発生したり、切羽詰まった状況に陥ったりして、ありとあらゆることをやらないとだめなんだーーーっ!という時の表現です。

そもそも流しはがっしりと固定されているもの。簡単に外せるものではない。なので、Everything but the kitchen sinkという慣用句があり、(簡単に外せない)台所の流し以外はすべて、つまり「何でもかんでも」「一切合切」という意味があります。

When Nobita went on a trip to a remote place for work with Doraemon, he insisted on packing everything but the kitchen sink although it was just a two-days trip.
のび太がドラえもんとともに遠方へ出張したとき、たった2日間の旅だったのにも関わらず彼は何でもかんでもカバンに詰め込むことを主張した。

Throw everything but the kitchen sinkでは、流し以外はなんでもかんでも投げつける(やってみる)意味になりますが、Throw the kitchen sinkとなると、さらには流しも含めて投げつける!マジ例外なし、とにかく全部やりきる!というわけですね。

To throw the kitchen sink at something:  to try everything you can to solve a problem, to break down a barrier or defense
Clinicians are throwing the kitchen sink at COVID-19, because so many patients are sick.
あまりにも多くの患者が病気になっているので、臨床医はCOVID-19感染症に対してありとあらゆることをしている。

kitchen-sink approach ですと、包括的なアプローチとなります。

ちなみにアメリカの不動産で、家の中で一番目を付けるポイントは水回りと言われます。なので、売りに出る前に台所やお風呂、洗面所などのリノベーションをすることが多い。多少お金をかけても、家そのものの値段が吊り上がるからです。Kitchens sell housesという表現がありますが、台所がよければ家が売れるという意味ですね~。

我が家も、それからつい最近家を売った私の友人も、キッチンの天板を御影石に変えています。安くはないんですが、そうしないと売りずらいんですよね・・・。とほほ。

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