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『服を着るならこんなふうに』という漫画。
縞野やえさんとMBさんの漫画です↓

オシャレに疎い男性が徐々に
服の着こなし方を身に着けていく漫画。

衣食住の中だと、
断然「食」が一位、次が「住」で、
「衣」が最下位というダサい中年の
私にとっては、
まさに目から鱗の助言が満載の漫画です。
とても、オススメ。

私は、この漫画を通して、
服を「カイシャ」にも読み替えてみました。
会社。所属する組織、と言ってもいい。

本記事は、服の着こなしを
「カイシャの着こなし」にたとえて
書いてみたいと思います。

「カイシャを自慢するなんてダサい!」

そう言う人は多いです。
しかし、自分はともかく、外の人は、
その人がどんな服を着ているのか、
どんな組織に属しているのかで、
ぱっと見で判断することも多い
、ですよね。

服の着こなしは、自分が思うよりも
じっと見られているもの
なのです。

ならば、ダサいと切り捨てるのではなく、
うまく着こなそうではありませんか。
うまく人に見せようではありませんか。


そう、思うのです。

服は、ただのツールです。
道具です。
それ自体に、意志はない。
しかし、着こなす人にとって、
とても魅力的なものにもなりますし、
とてもダサいものにもなり得ます。

「俺はこんな服(カイシャ)を身に着けている!
世界的なブランドだ! 恐れ入ったか!
どうだ、スゴイだろ!」

「…私なんて、こんな見すぼらしい
田舎風の服(カイシャ)しか
身に着けてきていない。
どうぞ放っておいてください」

うん、どちらもダサいですよね。

あまりに誇示するのも、
あまりに自虐なのも。
自然体、ナチュラルでは、ない。
それぞれ、着こなしができていない。

かく言う私もけっこう服を取り換えてきました。
いわば、この服はもう身に合わなくなったな、と
次々取り換えてきたほうです。
うまく着こなせなかったことも多かった。

それとは逆に、新卒の時に身に着けた服を
ずっと着ている人も、います。
終身雇用、いや、終身着用ってやつですね。

これは、どちらが良い悪いではないですよね。
ファッションスタイルの問題。
大事なのは、うまく自分で着こなしているか。
うまく、他人に見せられるかどうか。

…誤解されると申し訳ないので補足しますが、
無職の人は裸だ、というわけではありません。
社会保障がある「国」という組織に
属している以上は、最低限のものは
身に着けていると思います。

ただ、最低限のセーフティネットでも
ありますので、さらに何らかの服を
身に着けておいたほうがいい。
「働かなくても食べていける資産」という名の
あったかい服
がある人ならともかく、
そうでない場合は、何らかのものを身に着けないと
外の人から心配されます
よね。
寒波が来たら大丈夫ですか、
そう言われるとの同じ、です。

起業して自分の服(カイシャ)を
身に着けている人は、
自分なりのセルフメイド、手作りの服を
着ているようなもの
です。
どんなにそれが奇抜なものであっても、
自分なりにはフィットしているかもしれない。
組織が大きくなれば、その服が
既製品になっていくかもしれない…。

ただ、それまでは他人から
「個性がありますね」
「ちょっと奇抜なファッションですね」

いう目で見られる、それもまた真実です。

最後にまとめます。

読者の皆様は、どのような服を
これまでに着てきましたか?

一張羅のように、いつも同じ「勝負服」を
ずっと着ていた方にとって、
服を着かえる、カイシャを変えるというのは
とても寒く、とても勇気がいること
なのかもしれません。


何回も服を取り換えてきた私から
そんな方に何か言うとするならば。

「とりあえず、試着してみては?」

そう、今はSNSという試着場があります。
これはそのまま大きな
ファッションショー、マーケットにも
なっていきます。

対等なグループ、パーティーという意味での
服仲間を見つけることができます
し、
それぞれ個性的なファッションを
垣間見る
こともできます。

ここでは、カイシャの服を着かえる、
もしくは着たまま重ね着する
こともできる。
逆に服をいったん脱いで、
ありのままの自分をさらけ出すことさえできる。

私は「中年世代の複業クリエイター」ですので、
そういう服を着ています。
なかなかうまく着こなせずに、
皆様から温かいアドバイスをいただきますが、
実際に着てみてこそ、服屋に足を運んでこそ、
他人からアドバイスももらえるもの、です。

もう一度、お聞きします。

「服(カイシャ)を、
あなたはどんなふうに着ていますか?」

よろしければサポートいただけますと、とても嬉しいです。クリエイター活動のために使わせていただきます!