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「Inaoなリライト」その18 ~Naho Takeshita さんの自己紹介文より

LinkedInの自己紹介文を
私なりにリライトする、それが
「Inaoなリライト」です。

今回ご紹介するのは、Naho Takeshita さん
※SNSでの紹介許可をいただいた
リライト文のみ紹介しています。

…Takeshitaさんの生涯のテーマとは?
ぜひお読みください!

(ここからリライト引用)

「遊びをせんとや 生まれけむ
戯れせんとや 生まれけん
遊ぶ子どもの 声きけば
我が身さえこそ ゆるがるれ …」


平安時代の末期、源平合戦の頃に生きた
後白河法皇がつくった『梁塵秘抄』に
載っている「今様(いまよう)」です。

Naho Takeshitaさんの自己紹介を
読ませていただいた時、
私にはなぜか、この今様が浮かんできた。

…なぜ、浮かんできたのだろう?
私も、私自身の心に問いかけながら、
リライトをしていきたい、と思います。

後白河法皇は、庶民にとっては
雲の上の存在でした。偉い人です。
そんな人が、今様に熱中していた。
一日中歌って喉を傷めてしまった…
というエピソードもあるほどです。

今様には「当世風の」という意味がある。
今どきの、と言ってもいいでしょうか?
「現代の流行歌」だ、と言ってもいい。

冒頭に示した今様は、
芸能を生業とする白拍子たちの間で
歌われていたもの、と言われています。
この歌には、実は、
二重の相対する解釈があるそうです。

一つは「遊びに対する肯定」
人は本来、遊びをするように
生まれてきたのではないか?
子どもの遊ぶ声を聴くと、
私の体までが自然と動き出していく…。

対してもう一つは「遊びに対する嘆き」
遊びや戯れごとをしようとして
私はこの世の中に生まれてきたのだろうか?
子どもの遊ぶ声を聴くと、
私の身も心も揺らいできてしまう…。

前者は、人は自由であるべき、
おおいに自分の「好き」に応じて
遊ぶように生きるべし!という観点です。
対して後者は、人は自由であるべきなのに、
大衆や強者が求める欲求、役割に応じてしか
人は生きられない、という観点。

自由への賛歌、あるいは不自由への抵抗歌。

この今様が持つ複雑さ、
ひいては人間が併せ持つ矛盾性が、
Takeshitaさんの自己紹介を読んだ私に
問いかけてきたのかもしれません。

…Takeshitaさんは
『DEI&B』を専門に
活動されている方です。

『DEI&B』すなわち
「Diversity」「Equity」「Inclusion」
そして「Belonging」こそが
生涯のテーマだ!と言い切っておられる。
ダイバーシティ、エクイティ、
インクルージョン、そしてビロンギング!

◆ダイバーシティ:多様性
◆エクイティ:公平・公平性
◆インクルージョン:包括、社会的包摂
◆ビロンギング:所属、一体感、帰属意識


無理に日本語の漢字熟語であらわすなら、
このように訳します。

わかります。とても大事なことですよね。
しかし「わかったようで実はあまり
わかっていないのではないか…?」と
私は今、改めて自省しております。

なぜなら私自身が、
多様性を公平に包括してきた
職場で働くことができていなかったから。
転職を複数回繰り返し、
それぞれの会社に対しては
多くの帰属意識を持てなかったから…。

分業、縄張り意識、ヨソはヨソ・ウチはウチ。
従業員は使い捨て、代替可能な道具。
弱者は黙って去れ。
そんな認識の環境であっては、
とても「DEI&B」は達成できません。

読者の皆様のキャリアでは、どうでしょう?
いま皆様がいる環境は、いかがでしょうか?

「日本では『ジェンダー格差』が大きくて、
146か国中、かなり下のほうですよね。
今こそ意識して『DEI&B』が必要だ!」

…そう思った時にはぜひ、
Takeshitaさんの知見を活用することを
検討していただきたい。

Takeshita さんは、様々な形の学び、
働き方が当たり前になりつつある中で、
「互いの違い」を認めて
尊重しながら暮らし働いていくこと、
また、職場における教育などについて、
より自然体に近い「belonging」と「being」を
実現することが日本企業を良くしていく、
という確信をお持ちなのです。

特に「ビロンギング」に対しては
一家言をお持ちの方です。
カタカナ英語の語感から
「ビローン」と伸びる、とか
「ロンダリング」ではないか、とか
誤解されがちですけれども、
元は英語のbelongですね。所属!

自分を押し殺して染まるのではない。
「個性を生かしたまま」で
心地よく組織に関与できて、
居場所があると感じながら所属する…。


そのような場所を作り出し、
愛着を抱きながら
誇りを持ち主体的に所属すること

「ビロンギング」の大切な要素なのです。

社内でDEI施策を推進する時には、
どうしても「女性管理職」や
「障がい者雇用」の割合など、
数字を達成することだけに
気を取られてしまいがちですよね。
しかし、DEIのその「先」に、
どのような状態を創り上げるのかを
描いていなければ、意味がない。
そうしないと、施策は形骸化します。

そう、世の中で流行しているから!と
言葉「だけ」を取り入れて
表面的になぞってもだめ、なのです。

平安の昔に生きた後白河法皇は、
国のトップでありながら、
庶民や白拍子の間で歌い継がれた
「今様」を未来の歴史に残すべく
『梁塵秘抄』という本にまとめました。
それこそ一日中歌い続けて、
喉を傷めるほどに熱中しながら…。

裏を返せば、そのようなことをしない限り、
時代、環境、歴史の闇へと
今様がすぐに消えていってしまう
ことを
感じていたのではないでしょうか?

DEI&Bの施策も、これに似ていますよね。

見えない格差、見えない意識差が
とても大きい日本社会においては、
「いつか実現できるだろう」と人任せにしたら、
掛け声だけで立ち消えてしまいます。
それこそ意識的に熱中し、
継続して声に出し、実施し続けて、
ようやく心の中に炎が宿る
ことなのです。

…私は、何のために生まれてきたのだろう?
他の場所では、DEI&Bが実施されつつある。
でも、この職場ではそうではない。
ああ、身も心も揺らいできてしまう…。

「所属、一体感、帰属意識」が
失われていくと、貴重な人材は
組織から立ち去っていきます。

ビロンギングの特質を経営や育成に活かして、
「まるで遊ぶように
イキイキと働いてもらいたい」

お思いの経営者や人事の皆様。
明日をより良いものにしていきたい皆様。

ぜひ、Takeshitaさんにご相談を!

(引用終わり)

下のリンクからは、
Inaoなリライトの詳細記事に飛べます。

※こちらの記事もご参考までにぜひ↓

※「Inaoなリライト」詳細はこちらから。
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※最近書いた「その17」
田中 伸生さんのInaoなリライトはこちら↓

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