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「週刊少年マガジン原作大賞・連載部門: 挑戦と学びの旅」

大変残念なお知らせです。私の原作「戦国スクール:紅の時空伝説」は、週刊少年マガジン原作大賞・連載部門の中間選考で落選しました。(いや、誰も残念ではないが(笑))

今回は2,697件の応募があり、その中から30の原作のみが中間選考を突破しました。この激戦区を目の当たりにして、まだまだ自分の作品に足りない部分があることを痛感しています。

これからは、私の作品と中間選考を突破した作品の違いを分析し、どのようにすればもっと魅力的な作品が作れるのかを深く探求するつもりです。

私と同じように落選した作家の皆さん、一緒に学び、成長していきましょう。

失敗は成功のもと。この経験をバネにして、次回はもっと素晴らしい作品を生み出せるよう努力します。

中間選考を突破した作品との比較分析: 私の作品の振り返り

少し恥ずかしいお話ですが、私は自分の作品「戦国スクール:紅の時空伝説」の第一話を、週刊少年マガジン原作大賞の中間選考を突破した作品と比較し、分析を行ってみました。
このプロセスを通じて、自分の作品の強みと弱みをより深く理解しようと思います。

分析を進める中で、中間選考を突破した作品が持っている特徴や魅力について学び、それらを自分の作品にどのように活かせるかを考えます。
この分析は、今後の作品作りにおいて非常に貴重な経験となるはずです。
皆さんも、自分の作品を客観的に見つめ直す一助として参考にしていただければ幸いです。

これが週刊少年マガジン原作大賞に応募した、
私の作品「戦国スクール:紅の時空伝説」の第一話です。

この作品は残念ながら落選となりましたが、皆さんに普通に読んでいたき、①【設定】②【プロット】③【魅力に欠けた点】④【改善策】の4項目に分けて分析します。

私の作品「戦国スクール:紅の時空伝説」第一話の分析です。

【設定】

  • タイムスリップもののファンタジー

  • 戦国時代の女忍者が現代にタイムスリップ

【プロット】

  • 女忍者・紅が敵国の城に潜入

  • 不思議な光に包まれ、現代の都市にタイムスリップ

  • 現代の文化に戸惑いながら状況を理解しようとする

【魅力に欠けた点】

  • 設定とプロットに特徴が乏しく、他と差別化できていない

  • 紅の心理描写が中心で、アクションが少なくテンポが悪い

  • 現代への違和感などの描写が単調で読者を引き込めていない

【改善策】

  • タイムスリップものなら、戦国時代と現代を行き来する設定が魅力的かも!

  • 紅と現代人の交流シーンを増やし、時代差を生かした笑いを取り入れる

  • 紅が現代社会でアクションを起こす場面を設け、テンポ感を高める

私のねらいとしては、紅を現代に留まらせ、現代で活躍するヒロインとして描く予定でしたが。 魅力的な主人公と、笑いとアクションのバランスがあまりうまく表現できていなかった。

中間選考を突破した作品の分析: 第一話からの洞察

週刊少年マガジン原作大賞の中間選考を突破した作品に焦点を当て、その第一話を一つ一つ丁寧に分析してみました。
この分析を通じて、成功した作品がどのような要素を持ち合わせているのか、その秘密を探ります。分析は4作ごとシリーズ化させていく予定です。

私の視点からの分析: 中間選考突破作品への敬意

私が進めた分析は、週刊少年マガジン原作大賞の中間選考を突破した作品に対して行ったものです。
この分析はあくまで私個人の見解に基づくものであり、中間選考を突破された作品とその作者には最大の敬意と尊敬を払っております。

私の分析が、これらの優れた作品を深く理解するための一助となれば幸いですし、他の作家さんや読者の皆さんにも有益な洞察を提供できることを願っています。

そして第一話のみに基づいていることをご理解いただきたいと思います。この初期段階での物語の展開やキャラクター設定、プロットの構築方法などに着目し、それぞれの作品がどのように読者の興味を引きつけているのかを探求します。

この分析から得られる洞察は、私自身の作品作りにとっても非常に有益ですし、他の作家さんやこれから作品を作る方々にも参考になるかもしれません。では、4作品を今回は、順に分析してみます。

和泉さんの「アンドロイドは青空を見上げるか」

【設定】

  • 近未来を舞台に、アンドロイドが存在

  • 主人公のカイは高機能アンドロイドをゴミ捨て場で拾う

●【プロット】

  • カイがゴミ捨て場でイーサチェフ製の高機能アンドロイド「エスメラルダ」を拾う

  • カイがエスメラルダの修理を開始し、少しずつ動作を取り戻していく

  • エスメラルダは深夜にネットワーク接続してデータのダウンロードを実行

【キャラクター】

  • カイ: 貧しい学生でアンドロイドに詳しい

  • エスメラルダ: ゴミ捨て場に捨てられていた高機能アンドロイド

【見どころ】

  • カイが徐々にエスメラルダの修理を進めていく過程

  • エスメラルダの正体や過去の謎が明らかになっていく点

  • 二人の関係性の変化や成長がテーマになる

アンドロイドをテーマにしたSF要素のあるヒューマンドラマのようです。キャラクターや世界観の魅力がストーリーを支えそうですね。

鴨山兄助さんの「世界を救えない俺達の幸福論」

【設定】

  • 地球に突如として現れた怪物「シン」との戦いをテーマ

  • シン退治のために組織「バスターズ」が結成される

  • プラグインという特殊な力を使ってシンと戦う

【プロット】

  • 主人公の健太とヒロインの香恋はバスターズの戦士だったが組織を離れる

  • シン出現に再び戦いを挑むが、人々から拒絶される

  • 謎の女性ヒカリに出会い、旅の目的地を提示される

【キャラクター】

  • 健太: メディカルプラグインを使う戦士

  • 香恋: 健太の妹の戦死にショックを受けている

  • ヒカリ: 二人の旅の目的地を提示する謎の女性

【見どころ】

  • バスターズの戦士として戦う健太と香恋の葛藤や成長が描かれる点

  • SF要素のある特殊能力「プラグイン」の魅力

  • ヒカリという謎の女性の正体や目的が明らかになる過程

バトル要素と人間ドラマを併せ持つ、オリジナルな世界観が魅力的な作ですね。

昔の水蒸気さんの「スチームパンクとツインテール」

【設定】

  • 独立した島々からなる世界を舞台にしている

  • 蒸気技術が発達しており、武器などに活用されている

  • 金属生命体の怪物「真鍮獣」が存在

【プロット】

  • 主人公のファイが仲間とともに真鍮獣を倒す

  • ファイが漂流していたルティナを助ける

  • ルティナは戦闘能力に長けており、ファイと互角に渡り合う

  • ルティナが仲間入りできるかがクライマックス

【キャラクター】

  • ファイ: 陽気で行動的な性格の青年

  • フラウディ: 真面目で頑固な少女。ファイとの関係がポイント

  • ルティナ: 謎のツインテール少女で高い戦闘能力を持つ

【見どころ】

  • 島々の独自文化の違いから生じるキャラ間の葛藤

  • ファイとルティナ、フラウディの人間関係の展開

  • ルティナの能力と正体が明らかになる過程

  • バトルシーンの魅力

蒸気パンクと個性的なキャラクターが魅力的な作品だと考えます。

凪奈多さんの「再開したイケメン幼馴染みに抗えない女装男子の灯織くん」

【設定】

  • 女装が趣味の男子高校生・佐久間を主人公に

  • 幼なじみの男子・本間が転校してくる

【プロット】

  • 佐久間は昔から女装が趣味で、女子の制服まで持っている

  • 幼なじみの本間が転校してきて、佐久間の女装姿に驚く

  • 本間は佐久間の女装姿をほめて照れさせる

【キャラクター】

  • 佐久間: 女装が趣味の男子高校生

  • 本間: 佐久間の幼なじみのイケメン

  • 柊: 佐久間の親友

【見どころ】

  • 佐久間と本間のやり取りがメインコンセプト

  • 本間が佐久間の女装に反応していく過程が楽しみどころ

  • 女装する男子という変わった設定が魅力

女装する男子と幼なじみのやり取りという斬新な設定が魅力的な作品だと思います。コメディ要素も期待できそうですね。

4作品の総括としては以下の点があげられます。

それぞれ独自の世界観や設定を持っていて、個性が強く魅力的

和泉さんの作品はアンドロイドをめぐる近未来SF、鴨山兄助さんの作品はオリジナルの対怪物戦いを描いたファンタジーなど、ジャンルと世界観に幅がある。

キャラクター造形が魅力的で個性がある

それぞれの作品で個性的かつ愛着の持てるキャラクターが描かれている。人間味あるキャラクターは読者の共感を呼びやすい。

ドラマ性とエンターテイメント性のバランスが良い

シリアスなドラマ部分と、ユーモアやロマンスといったエンターテイメント性をうまく両立させている。

・読み応えのある長編ストーリーになりうる

短い第1話ながら、その先の長編ストーリーも十分に成り立ちそうな内容になっている。展開次第でこれからが楽しみ。

以上から、魅力的で読み応えのある4作品でした。個性的な作風が同ジャンル他作品との差別化につながっていると考えられました。

今後も他の作品についても分析を続け、作品作りのヒントやインスピレーションを皆さんと共有できればと思います。ご意見や感想をぜひお聞かせください。


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