翡翠樹(ひすいき)

こんにちは、翡翠樹(ひすいき)と申します。 漫画の原作者として道を歩み始めたばかりの…

翡翠樹(ひすいき)

こんにちは、翡翠樹(ひすいき)と申します。 漫画の原作者として道を歩み始めたばかりの者です。漫画家を目指していたのですが、最近「画才があるのかどうか」と疑問を持ち始めました。それならば、原作者としてこの世界に挑戦してみようと思い、今日このような場を設けさせていただきました。

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戦国スクール:紅の時空伝説 第一章

第1章:紅のタイムスリップ〖セクション1: 暗闇の中で。〗 ~主人公 紅(くれない) の任命~ 紅の任命は明白だった。彼女に課せられた密命は、敵国の城内に潜む密士を討つこと。その密士が敵国と密通して計画している陰謀を阻止するため、紅は一人、この命運の城に足を踏み入れることとなった。任命を果たせば、彼女の国は危機を乗り越えられる。失敗すれば、多くの命が失われ、恐らくは彼女自身もその一つになるだろう。 ~月明かりの下で~ 紅は深夜の森を抜け、城壁の前に立った。上弦の月が浮

    • 小説「ファイナルファンタジーXIV  光のお姉さん - 夢と現実の狭間で」

      第1話(落ち込んだ日々) 美術館の事務所、夕方。リコがデスクで一人残業中。 リコは眉間にしわを寄せながら、パソコンの画面を凝視している。彼女のデスクの上には、散らかった書類が山積みになっている。画面上のデータは、今日中に提出しなければならない展示計画の最終案だ。 (リコ): 「うーん、これで大丈夫かな…。でも、どこかおかしい。時間がないのに!」 突然、彼女のデスクの電話が鳴り響く。リコは少し驚いた表情を浮かべながら受話器を取る。 (上司): 「リコ、その資料の進捗ど

      • 小説「ファイナルファンタジーXIV  光のお姉さん - 夢と現実の狭間で」

        プロローグ 朝のラッシュアワー。新卒のOL、白笛リコはいつものように電車に乗り込む。彼女は美術館で働く、その極めてオタクで陰キャな性格から、周囲とは一線を画している。今日も、彼女の視界はスマートフォンの画面に固定されていた。車内はいつも通り、各自がデジタルデバイスに没頭している風景で満たされている。 リコはふと、自分の行動を顧みる。 「ねえ、こんなにみんなデジタルに依存してるけど、これが本当にいいのかな?」 リコは窓に映る自分の反射を見ながら独り言を漏らす。向かいの座

        • 世界観の更新:日本と中国の認識のギャップ

          戦後から現代に至るまで、日本人の多くは国際的な情報に触れる機会が限られています。 特定の国々に対する固定観念が形成されやすい環境にあります。特に、隣国である中国に対する認識は、しばしば現実とはかけ離れていることが少なくありません。 中国の都市規模、テクノロジーの進化、日常生活のデジタル化の進行など、現代中国の実態は多くの日本人のイメージと大きく異なります。 中国の市は、東京の約4500倍ともされる広大な面積に及び、現金の使用はほとんど見られず、ほぼ全てがデジタル決済(特

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        戦国スクール:紅の時空伝説 第一章

          「週刊少年マガジン原作大賞・連載部門: 中間選考の作品分析その2」

          こんにちは、前回の分析の続きとして、週刊少年マガジン原作大賞の連載部門において中間選考を突破した作品についてさらに深堀りします。この記事では、これらの作品の第一話から得られる洞察に焦点を当て、私の視点からの分析を展開していきます。 まず、私が行った分析は、週刊少年マガジン原作大賞の中間選考を通過した作品に特化したものです。これらの作品とその作者たちには最大限の敬意を表し、個人的な見解に基づいた分析を行います。 この分析を通じて、これらの優れた作品の深い理解に寄与できればと

          「週刊少年マガジン原作大賞・連載部門: 中間選考の作品分析その2」

          「週刊少年マガジン原作大賞・連載部門: 挑戦と学びの旅」

          大変残念なお知らせです。私の原作「戦国スクール:紅の時空伝説」は、週刊少年マガジン原作大賞・連載部門の中間選考で落選しました。(いや、誰も残念ではないが(笑)) 今回は2,697件の応募があり、その中から30の原作のみが中間選考を突破しました。この激戦区を目の当たりにして、まだまだ自分の作品に足りない部分があることを痛感しています。 これからは、私の作品と中間選考を突破した作品の違いを分析し、どのようにすればもっと魅力的な作品が作れるのかを深く探求するつもりです。 私

          「週刊少年マガジン原作大賞・連載部門: 挑戦と学びの旅」

          戦国スクール: 紅の時空伝説 あらすじ

          新学期、タクヤとさくらは時空を超えた転校生・紅に出会う。紅は戦国時代のくのいちで、その古風な言葉と行動がクラスを驚かせる。数学の授業では、紅の戦国戦術が現代問題を解決し、生徒たちは驚愕。紅は各授業で戦国の知識を披露、科学では武器設計、歴史で実体験に基づく解説、国語で古文の戦術的解釈、体育で超人的身体能力を披露し、クラスと先生を魅了する。紅の独特の視点は、学園生活に新たな刺激をもたらし、タクヤとさくらは紅との友情を深め、紅の新しい環境への適応を感じる。 #週刊少年マガジン原作

          戦国スクール: 紅の時空伝説 あらすじ

          戦国スクール:紅の時空伝説 第三章

          第3章: 学校での一日 〖セクション1: 初めての高校生活〗 〜新たな門出〜 早朝、さくらとタクヤは手を取り合って学校の事務局へ向かった。タクヤの提案で、紅を外国からの交換留学生として登録する計画を立てていた。さくらは緊張しながら事務の担当者に話しかけた。 〜異次元からの交換生〜 さくら:「ええと、これは…えー、あのー、交換留学生、紅ちゃんです。えー、彼女は…えー、遠い東の国、えー、戦国時代から来ました。」 事務の担当者は眉をひそめながらさくらを見た。 事務の担当者

          戦国スクール:紅の時空伝説 第三章

          戦国スクール:紅の時空伝説 第二章

          第2章:新しい友達、新しい世界〖セクション1: 偶然の出会い〗 (第1章の続きから) ~公園の不思議な出会い~ 公園のベンチには、今まで見たことのない異様な装束の女性が座っていた。その名は紅。彼女の目は遠くを見つめ、迷子のように困惑している様子だった。突如としてこの未来の世界に飛ばされてしまった彼女は、周りの光景に戸惑いを隠せなかった。 近くでフリスビーをしていた子どもたちが、その奇妙な姿を見て興味津々に観察していた。しかし、紅は彼らに一切目をくれず、ただ静かに座って

          戦国スクール:紅の時空伝説 第二章