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「週刊少年マガジン原作大賞・連載部門: 中間選考の作品分析その2」

こんにちは、前回の分析の続きとして、週刊少年マガジン原作大賞の連載部門において中間選考を突破した作品についてさらに深堀りします。この記事では、これらの作品の第一話から得られる洞察に焦点を当て、私の視点からの分析を展開していきます。

まず、私が行った分析は、週刊少年マガジン原作大賞の中間選考を通過した作品に特化したものです。これらの作品とその作者たちには最大限の敬意を表し、個人的な見解に基づいた分析を行います。

この分析を通じて、これらの優れた作品の深い理解に寄与できればと考えています。また、他の作家や読者の皆さんにとっても有益な洞察を提供できることを願っています。

私たちが注目するのは、これらの作品が初期段階でどのように物語を展開し、キャラクターを設定し、プロットを構築しているかです。特に、第一話に基づいて、それぞれの作品がどのように読者の興味を引きつけているかを探求します。読者の方々には、この分析が作品の初期段階の理解に役立つことを期待しています。

今日がこのシリーズを初めて読む方へ、

この記事は「週刊少年マガジン原作大賞・連載部門」の中間選考を突破した作品についての分析の続編です。このシリーズの理解を深めるために、まずは前回の記事から読むことをお勧めします。

https://editor.note.com/notes/n3e4a01a15a2a/edit/

犬上さん作品「ユメウツツ」

【設定】

  • 2037年の日本のある町を舞台にしている

  • 孤児が多数おり、廃校を利用した孤児院に653人が生活している

  • 12-18歳の男女が共同生活しており、義務教育は小学校まで

  • スマートグラス(スマグラ)が普及し、MRゲームのユメウツツが流行っている

  • ユメウツツではオンライン上で他プレイヤーと対戦し、勝敗に応じてゲーム内通貨を奪い合う

【プロット】

  • 主人公の日田ツグラは母親の自殺で孤児となり、孤児院に入所する

  • 院内で流行っているユメウツツを知り、三ツ池と対戦する

  • 不可思議な力で三ツ池に勝利し、多額のゲーム内通貨を手に入れる

  • 通貨を現金化してスマグラを購入し、院内の仲間と交流を深める

【キャラクター】

  • 日田ツグラ: 母親を自殺でなくし孤児となった主人公

  • 日田エジコ: ツグラの妹

  • 山室スズナリ: 孤児院の児童指導員

  • 長寺イチマツ: 孤児院の院長

  • 大杉ソウマ: ツグラと同じ班の孤児

  • 入江タケタカ: ソウマの親友

  • 三ツ池カガリ: ユメウツツの強者

【見どころ】

  • 母親の自殺で孤児となったツグラが、新天地の孤児院で出会ったユメウツツを通じて成長していく様子

  • ツグラが不可思議な力でユメウツツの強豪に勝利するシーン

  • ソウマ、タケタカら院内の仲間との交流の深まり

  • ユメウツツというゲームを舞台にした対戦シーン

母の自殺で孤児となったツグラが、新天地の孤児院でユメウツツを通じて成長していくストーリーです。所持金額的に不利な状況で臨んだ三ツ池との対戦では、謎の力で逆転勝利をおさめるという圧巻のシーンがあります。その後、ソウマやタケタカといった仲間との絆が生まれ、前向きな第一歩を踏み出す姿に好感が持てました。ユメウツツのゲームシーンも見応えがあり、孤児たちの成長ものとして楽しめそうな作品です。

吉武 止少さん作品「ブレイム・ブレイズ」

【設定】

  • 2037年の都市国家「帝国」を舞台にしている

  • 帝国の外にスラムがあり、捨てられた人々が生活している

  • 「ナノマシン」と呼ばれる肉体強化技術がある

  • ナノマシン非適合者はスラムに追放される

【プロット】

  • 主人公のホムラはスラムで先生に教えを乞い、正義の味方を目指している

  • 逃亡中のアヤメが持ち込んだ危険なナノマシンを注射する

  • 帝国兵士による虐殺を止めるべく力を発揮するが、シルクが犠牲に

  • ナノマシンの暴走を抑えて力を手に入れ、帝国への反旗を翻す

【キャラクター】

  • ホムラ: スラムの孤児で正義の味方を志す主人公

  • シルク: ホムラの親友だが口うるさい女の子

  • 先生: スラムで子供たちを教えていた男性

  • アヤメ: 危険なナノマシン「ブレイム・ブレイズ」を所持する少女

【見どころ】

  • 正義の味方を目指すキャラクターとしてのホムラの成長

  • 帝国兵士によるスラム住人への虐殺シーン

  • シルクが犠牲になるシーン

  • ナノマシンの暴走を抑えるホムラの姿

  • ホムラによる帝国への反旗翻起

感想: 理不尽な差別と虐殺に対し、正義のために立ち向かうホムラの姿に感動しました。シルクの死は辛い場面でしたが、ホムラの成長がよく描かれていました。反旗を翻すラストシーンもカッコよく、行く末が楽しみなストーリーだと思います。

赤星 治さん作品「星獣対策特士課のアラタメさん」

【設定】

  • 2030年の近未来が舞台

  • 地球にやってきた謎の地球外生命体「星獣」との共存

  • 星獣対策会社ブルースターで主人公が働く

  • 高性能アンドロイドも登場

【プロット】

  • 主人公の一朗太が新設の「星獣対策特士課」の隊長に任命される

  • 部下のアンドロイド・ロクシキとともに初任務の星獣撲滅に向かう

  • ロクシキが高火力の武器を使い、瞬時に星獣を殲滅する

【キャラクター】

  • 萩野一朗太: 新設部隊の隊長に任命された真面目な主人公

  • 東条肇: 一朗太の上司

  • ロクシキ: 高性能アンドロイドの部下

  • 星獣: 地球に棲みついた地球外生命体

【見どころ】

  • 主人公が新設部隊の隊長に任命されるシーン

  • キャラクター個性が際立つ会話シーン

  • ロクシキのアンドロイドとしての能力の披露

  • ロクシキによる星獣殲滅シーン

感想: アンドロイドと共に星獣を退治するという斬新な設定が面白かったです。会話シーンが個性的でコミカルな印象もありました。ロクシキの星獣殲滅シーンは圧巻でした。近未来SF漫画として発展性があると思います。

優衣羽(Yuiha)さん作品「GATEKEEPER」

【設定】

  • 1940年に地獄の門から様々な怪物が現れる

  • ゲートキーパーと呼ばれる特殊能力を持つ者が怪物と戦う

  • 2001年4月、新宿に白い人型の謎の怪物が現れる

【プロット】

  • 新人ゲートキーパーのゼンが初任務に就く

  • 白い人型の怪物により仲間のセキとクツナが殺される

  • 横浜で海が干上がり、新たな地獄の門が開く

  • 大量の怪物が現れ、ゼンたちは追跡するが仲間を次々に失う

  • ユーゴが白い怪物を門に押し戻し命を散らす

【キャラクター】

  • ゼン: 新人のゲートキーパー

  • ユーゴ: ゼンの先輩。リーダー的立場

  • セキ、クツナ: ユーゴたちの仲間

  • 白い人型怪物: 正体不明の謎の怪物

【見どころ】

  • ゲートキーパーによるアクションシーン

  • 仲間を次々失っていくシーン

  • ユーゴの犠牲シーン

  • 新たな地獄の門が開くシーン

  • 大量の怪物が押し寄せるシーン

感想: 怪物と戦うゲートキーパーたちの壮絶な戦いが描かれ、迫力がありました。仲間の死に胸を痛めつつも戦い続ける姿に感動しました。謎の白い怪物との関連も気になるストーリーです。

今日の総括

ここまで分析してきた4作品は、それぞれ異なる世界観や設定で個性的なストーリーが展開していますね。

共通する点としては、アクションやバトルシーンが盛り込まれていて、迫力ある展開が用意されていることです。見どころのあるシーンも多く、読者を飽きさせません。私も見習わなくては(; ・`д・´)

キャラクターも魅力的で、成長していく姿が描かれています。時には辛い運命を背負いながらも前向きに戦っているのが印象的です。

世界観やファンタジー性という点では、近未来を舞台にしたSF作品と魔法が登場するファンタジー作品のバラエティに富んでいると感じます。ジャンル面では少年漫画として十分通用する作品ばかりであると思いました。

以上から、これらの作品はアクション性とエンターテイメント性を兼ね備え、発展性も秘めた少年漫画として期待できる作品だと総括できます。
数千作品の中から選ばれるだけの事はありますねぇ~素晴らしいですね。

次回も、週刊少年マガジン原作大賞の連載部門、中間選考を通過した作品についての分析を続ける予定です。私の分析は、noteに掲載された週刊少年マガジン・原作大賞の中間選考に関する記事を基にしており、そこで紹介されている作品を上から順に追って、それぞれに対する分析と感想を述べています。

この分析における意見や感想は、私個人の見解に基づくものです。各作品の作者や他の読者が感じる点は異なるかもしれませんので、その点についてのご理解とご了承をお願いします。

次回の記事でまたお会いしましょう。読者の皆様のご意見や感想もお待ちしています。それでは、また次回。翡翠樹
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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