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410字 毎週ショートショート学びの場

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ゼロさん+まろちゃんの410字で、ヒスイの410字もステージアップだ! まなぶ、切磋琢磨、みがく、やりぬく、ひとつあがる。 をめざす。非公開マガジンです。
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2022年12月の記事一覧

「清らかな執念」ヒスイの毎週ショートショートnote

十里(じゅり)は『執念第一高校』の生徒だ。 進学校だから、十里も難関校を目指している。ラ…

嫌われているものも、美しいものは美しいと思うクリスマス。

宿命的に漆黒の冬をもち、はかない夏はなにより 自然とふたりきりになりたいと願う人々が暮ら…

「僕が捨てた彼女は、艶冶なカラス」ヒスイの毎週ショートショートnote

彼女の声が夜の町に響いたとき、僕が捨てた天使が歌っているのだと、すぐにわかった。 クリス…

ショート: SNS映えカラス

トナカイは絶滅危惧種で酷使できず、 サンタ会議で、頭を抱える者もいた。 トナカイに似た色…

穴の中の君に贈る言葉。#ショートショート

魂は、みえないでしょ。 僕は最近、たましいってこんなふうに しわくちゃで。 道端に放置され…

「穴の中で、御身とともに」ヒスイの毎週ショートショートnote

35年連れ添った妻が亡くなって、半年たった。グレーヘアを綺麗に編んだ彼女はどこにもいない。…

ショート: 優しさと暴力

呼び出しを食らった私は、 目の前で自分の悪口を聞かされている。 雑で、理解力がなくて、大嫌いなんだって 聞かされている。 「優しい人が沢山いる世界は、君みたいな外道はいないんだ」 小春日和は窓からカップに影を作り、 余った光が蜃気楼のように揺れていた。 眼に浮かぶ魚眼レンズで、徹くんを正視できない。 穴の中の君に贈る、私からの言葉を飲み込む。 徹くんは「互いに理解できるはず」という前提で 私と接して、結局は理解し合えず幻滅し、 次第に敵意へ変わった。 「自分と異なる

「たった一枚の宝石・切片」ヒスイのちょっと切ない宝石410字

その日、彼は兄が最後に見た景色を眺めた。 くすんだ琥珀色の麦畑。黒玉の鳥たち。 枯れた草の…