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やりすぎ教育 商品化する子どもたち

2021年5月21日初版 ポプラ新書 武田信子著

こちらも、速読にて、読了。子どもを取り巻く日本の教育の現状を、リアルに率直にわかりやすく解説してくださっている良書。

カウンセラーである自分自身としては既知の事実ですが、アカデミズムの立場から見ても、警鐘を鳴らし続ける必然性は感じています。実子も転勤により小学校は3校経験していますが、日本の都市部は子どもが生きる場所がほとんどありません。

少子化は止まりません。

社会システムの劣化があまりにも甚だしく、今の日本で子供を産むことは地獄に産み落とすようなもの。

発達凸凹児三人育児を通して出した結論を、この本によってさらに強化されてしまった感じです。

とはいえ、人生はまだまだ続きます。

まだ見ぬ未来を無責任に予測するのではなく、「今」できることに「生活」に最善を尽くすことしか私たちにできることはありません。

一刻も早いコロナ禍の終息を祈りつつ、2冊目の出版と新規事業計画も練りながら、わが子たちの成長を当事者として見守り育んでいます。

未来は、私たちが作るもの。子どものためにというお題目だけを唱えるのではなく、今すぐできることを、自分の立場で、それぞれに取り組んでいます。

※写真は、幼稚園時代に次男が育てたミニトマト。規定された授業、教育システム、逸脱を赦さない軍隊式の詰め込み教育は、「惰性」で連綿となんとなく流れてきている伝統と化している様子で、専門家の立場としても親の立場としても、情けなくなるほどに「変わらない」。。。ため息しか出ませんが、それでも子どもの成長は待ったなし。環境調整したくてもできないわけですから、本当に疲弊します。。。何とかしたいのですけどね( ;∀;)

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