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どうして、すれ違ってしまうの?「空気が読めない夫と突然キレる妻」の心理学

大和出版 滝口のぞみ著

すっかり、ファンになってしまった、滝口先生の本。即買いしてしまいました(笑)2019年12月31日初版です。必要な人には必要な本だと思います。特にハイキャリアな都会生活の共働き家庭には、お勧め。

発達障害、発達凸凹は、随分一般的に知られるようになってきましたが、初めて親になる若いご夫婦には、まだ認知されていないかと思います。

私も、24歳の時に産業カウンセラーの資格を取得するために心理学の勉強を始めて様々な心理学分野を知り、発達心理学にも夢中になりました。神経発達障害の分野にも通じているので、発達障害のお子さんを持つご夫婦の「関係性の問題」についても触れられており、「機能不全家族」と化しているご家族にとっても、役立つ本になると思います。

・・・カウンセリングを実際に受けようとすると、保険適用が効かないと一般的には自費診療と同じで高額になりますが、本を読むだけでも随分問題は解かれると思うので、該当する人には、とてもお値打ちな一冊だと思います。

結婚に関しては、キラキラしたいいイメージばかりが先行していますが、実際は、結婚はゴールではありません。そもそも成育環境の異なる赤の他人が一緒に暮らし、生活を営み、尊い命を育んでいく「安全基地」を作り上げていくプロセスです。

はっきり言って、就職するよりも難易度が高い大きなキャリア選択です。トランジションともいいますね。う~ん。絶妙なたとえ話も本の中には記載されていますが、夫婦で船に乗りながらも「共同注意」が無いならば、一緒には暮らしている感覚得られないですから。

絶賛お勧め中の一冊です💛

※写真は、北海道旭山動物園の狼の案内版。かわいくて撮った一枚です。夫婦関係も、「こっち」との一言だけでついていくような、しおらしい妻ばかりではありませんよ。関係性をよりよくするための努力は、新婚当時から死ぬまで続きます。離婚は止めてね。良くなるための道は、必ず拓けてきますので~。悩んだときは、ARCA®(生きる技術研究会)のカウンセリングサービスもご活用ください。講座もそのうちオンラインで一般公開します☆彡

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