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できない理由は探さない

著述家として、あれこれ研究活動、講演活動しながら、懐かしの思い出探しもしたりしています(笑)
”猿でもわかる”というフレーズは、どなたでも聞いたことがあるのではないでしょうか??
人間の育児って、猿よりも高度なのですが、それがなかなか理解されないのか、「子どもを産み育てる女性」へのリスペクトが世間からはほとんど感じられない状態が続いています。

 人間の赤ちゃんは生理的早産で、生後1年間は、胎内の環境と同じような温かい養育器が本来は必要なのですが、そういう環境が整えられずに、特にこのコロナ禍によって、「孤立育児」を強制されてしまった親子を支援してきました。

 私淑する児童精神科医・佐々木正美先生の言葉にもあるように、子どもの心を満たしたいから、手と心をかけてあげたい。ただそれだけ。
それが、最高の親にできる支援であり、親子を支援することになるのです。

共働きの家庭やシングル家庭には本当に難しいことですが、「手料理」に勝る子どもとのかかわりは無いのです。父親でも母親でも祖父母でも誰でも本来は関係なく、人間は、食べられなければ生きられない霊長類です。

 日本のこどもは、今や6人に1人が貧困です。いつからこんな国になってしまったのか。原因と解決方法は拙著に詳しくまとめました。明けない夜はありません。

※はるか昔に撮った動物園での写真。野生のサルはめっきり都会では見ることはありませんが、様々人間社会も危険がいっぱいです。命の安全、食の安全、子どもの安全、歪んでしまった社会において、人はどう生きるか、大人にこそ、問いたい。

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