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J1再開直前。モチベーションを最大に引き上げてくれる「円陣」という儀式について

いま、再開に向けて思うこと

先週末、J2リーグが再開し、J3リーグが開幕した。
そして今週末、7/4(土)にはJ1リーグが再開する。いよいよ、僕らの番だ。

久々にJリーグの試合を観て、「再開する」という実感が一気に湧いてきた。
今節は、すべての試合がリモートマッチになる。自分が観た試合も、ボールを蹴る音、選手や監督の指示の声がスタジアムに響いていた。

試合を観て感じたことは、サポーターが醸し出す雰囲気は出ないかもしれないが、いつもとは違うサッカーという競技の側面だったり、プロアスリート同士の駆け引きやぶつかり合いを純粋に感じてもらえるという良さもあるな、ということ。

サポーターの皆さんも、そういう視点で観てみると、新たなサッカーの魅力を発見できるチャンスと言えるかもしれない。

「円陣」という儀式からもらえるもの


僕にとって、「円陣」は特別な儀式だ。
だが、しばらくの間はレギュレーションによって「円陣」を組むことが出来ない。

いつも、サポーターのみんなは、どんな気持ちで僕らの円陣を見てくれているのだろうか。「ちゃんとやれよ!」「しっかり戦えよ!」とかかな(笑)

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試合が始まる前、スタジアムに響く歓声のなかで、11人が円になって肩を組む。
僕らだけの空間。何度経験しても、特別な場面だ。

僕は、その瞬間、闘争心にスイッチが入る。

「肩を組む」という行為が好きだ。
手から伝わる強さから、仲間の気持ちが伝わってくる。
普段は口数が少ない選手も、互いの顔を見て、気持ちのこもった言葉を言う。
グッと、自分の心が動くのが、わかる。

「円陣」を終えたあとのハイタッチが好きだ。
仲間から「頼むぞ!」なんて言葉を掛けられると、さらに燃える。
モチベーションは、MAXになる。

こうして振り返ると、当たり前だと思っていた「円陣」からとてつもなく大きなパワーをもらっていたのだ、と強く感じる

それが出来ない今、自分はどう行動すれば良いだろうか?

今こそチーム一体で、ONE HEART MATCH を闘うとき。

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間違いなく、今まで誰も経験したことのない状況だ。
だからこそ試合に出場するしない関係なく、全員でチームの雰囲気を作っていくことが求められる。そして、それが出来るチームが勝つのだと思う。

1人で殻に閉じこもってモチベーションを上げるだけでは、絶対に足りない。
「円陣」の様に、お互いを鼓舞しあえる方法を、常に探していこうと思う。

みんなが待ち望んだ、Jリーグ再開。
見てくれる皆さんに楽しんでもらえるように、やっぱりJリーグっていいな!と思ってもらえるような試合にしたい。

応援、よろしくお願いします!

鈴木大輔

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鈴木大輔/HISTORIA -プロサッカー選手の思考
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