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浦和レッズ・鈴木大輔。現役プロサッカー選手の僕が、メディアをやる理由。

自己紹介

はじめまして、鈴木大輔です。
僕は、18歳からプロとして活動している現役のサッカー選手です。

今は、J1の浦和レッズというクラブに所属しながら、個人としてYoutubeで「HISTORIA」という動画メディアを1年前に立ち上げ、運営しています。

今回は、現役プロサッカー選手の僕がなぜ「メディア」を立ち上げ、「何を伝えたい」と思っているか、について書きたいと思います。

きっかけはスペインで感じた「自分の人間力の無さ」

僕が「メディアをやりたい!」と強く感じたのは、過去にプレーしたスペインでの体験がきっかけでした。

スペイン2部のタラゴナというクラブで合計3シーズンプレーしたのですが、慣れない海外での生活やプレーを通じて、様々な葛藤や悔しい経験がありました。
ハッキリ言ってしまうと、「自分の人間力の無さ」を強く感じたんですね。

日本では、J1という華やかな場所でレギュラーを張り、2012年にはロンドン五輪代表として国際大会に参加させてもらうこともできました。
そんな自分が、スペインではなかなか思うようにプレーできない。活躍できない。思い悩む日々が続きました。

その時に、トンネルを抜けて活路を見いだすことが出来たきっかけは、色々なメディアを通して出会った様々な人の言葉でした。

「サッカーという身体的な活動」のパフォーマンスを劇的に向上させてくれたのは、「言葉による思考の変化」だったんです。

この経験を通じて、僕自身が「誰もがポジティブになれるような情報」を発信していきたい!と強く思い、メディアを立ち上げるまでに至りました。

スペインと日本で大きく違う「考えるクセ」

スペインで強く感じた日本との一番の違いは「頭の使い方」です。

僕がうまくプレー出来なかった時期は、監督やコーチが言った指示を「達成する」ことが目的になってしまって、常に変化し続ける状況に対して、判断を変えていくとか、柔軟に対応することが出来なかった

スペインが生んだスーパースターであり、今はJ1・ヴィッセル神戸で活躍するイニエスタ選手の凄いところは、その卓越したテクニックはもちろんなのですが、そのテクニックを最大限に活かせる「状況判断の正確さ」だと思っています。

それを「なぜ自分には出来ないのだろう?」と考え抜いた時に感じたのは、日本では「みんなと同じであること」が評価されてきた、という環境の違いがあるということ。その環境で育ってきた自分には「考えるクセ」というのがついてなかったんです。

スペインでは、練習から個々のプレーヤーが自分を強く主張し、アピールします。そうしないと、監督に認められて試合に出ることが出来ないからです。

大前提として、自分を主張するためには「自分の意見」を持っていないといけません。その意見を持つためには、まずは、自分で考える必要があります。
そこに気づいてからは、「自分がどういう時に落ち込んでしまうのか?」や「どういう時に力を発揮できないのか?」というを自己分析を繰り返していって、まずは自分の「考え方」を理解していきました

そして「自分の強み」を言語化して客観視することで、自分の意見を主張できるようになり、スペインでもチームに貢献できるプレーヤーになることが出来ました。

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"HISTORIA"という名前の由来

こういったエピソードを、アスリートひとりひとりが持っています。

僕の動画メディアのタイトルは "HISTORIA(ヒストリア)" です。
HISTORIAというのは、スペイン語で"ストーリー"という意味です。

僕自身、誰かの生い立ちだったり、成功体験だったり、そういったストーリーを聞くのが大好きで、よくアスリート同士で話をするのですが、トップアスリートになればなるほど「自分の考え方」や「哲学」がハッキリしている。
その話を聞いていると、これはサッカーだけではなく、どのスポーツ、どの仕事、どの人生にも当てはまるのではないか、と強く感じています。

そして、それを現役プロアスリートである自分が発信することにも意味があると思っています。僕自身が、彼らの言葉から学んだことをプレーで実践することが出来るからです。

「アスリートの人生哲学」から生きるヒントを学ぶ

HISTORIAのメインコンテンツは、僕とトップアスリートとの対談です。

浦和レッズでのチームメイトである槙野智章選手宇賀神友弥選手、ロンドン五輪を一緒に闘った大津祐樹選手などのプロサッカー選手はもちろん、僕が興味のある他競技のアスリートの方々、アメフトの栗原嵩選手、元プロ野球選手で現在はクリケット選手の木村昇吾選手ラグビーの山田章仁選手などにもお話を伺っています。
対談の中では、トップアスリートの生い立ちや成功体験などのストーリー、さらに「モチベーションが上がらない時にどうしていたのか」だったり、「スランプに陥った時にどう抜け出してきたのか」という、逆境からの抜け出し方のヒントをもらっています。

これは、今、生活や仕事の中で悩みを抱えている人たちだったり、やりたいことや夢・目標はあるんだけど、なかなか一歩を踏み出せない人にとって、活路を見い出すための言葉になってくれると信じています。

個人的にも、noteという場所で、さらに色々な発信を出来たらと思っているので、ぜひアカウントのフォローをよろしくお願いします!

このHISTORIA(=ストーリー)を動画で観てみよう

■鈴木大輔/HISTORIA Youtubeチャンネルはこちら



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