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問題=must解決(?_?)

ナースに染み付く問題解決型思考とは

【問題とは】

【解決プロセスと思考の雲】

【思考手順のススメ】

のことであるが、看護業界では専らクリティカルシンキング(批判的思考)が取り扱われている。

これは、自分の思考過程を批判的・論理的に看護過程を展開するために、「①情報の明確化」「②推論の検討」「③行動の決定と問題解決」の3つの批判的思考と構成要素から成る。

もはや眠い

正直画像見るだけでしんどい。
文字に起こそうと思うと眠くなったから辞めた。
全てを意識して実践している実感もない。


だけど大事なのは、対象は「自分」であって「患者や職場の仲間」ではないことだ。

相手の問題は私が解決していいものか

とある事例をもとに。

後遺症として失語があり、回復期病棟へ入院後周囲の患者と馴染めず、認知症の患者から怒鳴られてしまった患者がいた。どんどん表情が暗くなり、食欲も低下、リハビリも進まないのだ。
この時、看護師の意見として出たのが、
・もともとうつ病や適応障害などの精神疾患が過去にあったのではないか(原因追求)
・周囲の患者に無理に会わせる必要もないのでは。(対策案)
・文字盤などでとにかく本人の想いを傾聴する必要があるのでは。(長期目標)
・早期カンファレンスを提案し、家族へ状況を伝え、早期退院を図った方が良いのではないか。(対応策)

等であった。結果としては、早期にカンファレンス開催し、文字盤のリハビリ介入も始まった。

昨日、その患者の担当看護師より、
「早めに退院させた方が良いよね、家族にどう伝えたら良いんだろう」と相談があった。

私は
「低栄養状態になりつつ、脱水症状も疑われつつある患者様のありのまま伝えた上で、このまま入院によるリハビリ介入が大事なのか看護師として迷っていることをそのまま伝えてみてはどうか」

と提案した。

看護師にとって「良い」答えは、家族の介護度や想いを含まない内に出すと危険だと思ったからだ。

迷ってる・悩んでいる

と伝えるのは、真剣に考えている証だと私は思う。
伝えることで主導権は家族に移り、一緒に問題に取り組める強みもある。

その問題は、看護師だけで解決できるものでもするものでもない。解決を導くのは、その人自身と大事な家族だなと改めて思う。

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