教育は学習支援でなければならない


人が人を教育するなんて、そんなだいそれたことをしていいのだろうか?そんな迷いと悩みが、教育研究を志したころの若い私にあった。そんな私を救ったのが、「教育は学習を助けるものでなければならない。」という言葉との出会いであった。

今思うと、その言葉とどこで出会ったのかも、確かにそういう表現であったのかも、判然としない。確かなのは、そういう意味の言葉に出会い、その言葉が表す思想が、私を教育研究への道に踏みとどまらせてくれたことである。その思想に導かれて私は、教育研究者としての道を歩んできた。

学ぶ主体は学習者である。教育は学習支援でなければならない。学習支援ができることは、学ぶ本人の学びをほんの少し助けるぐらいのことである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?