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二児父の育休日記③(生後2週目)

二児父の育休日記①(産前から出産&入院)
二児父の育休日記②(退院後1週間)

育休日記2週目に入ってきた。1週目からどのような変化が起こるのだろうか。

▼上の子の体調不良▼
家族4人で過ごす休日、と言っても実際には赤ん坊はほぼ寝たきりなので、休みの日は上の子の世話が必要だ。特に平日に保育園で預かってもらっている時間以外は、色々でき始めると共に自我が芽生えてワガママし放題な時期の子を相手にしなければならない。イヤイヤ期とは聞いていたが、想像以上にストレスが溜まる日々である。そんな中、2週目に入って早速、発熱で月曜から保育園を休ませることに。検査の結果、ヒトメタニューモウイルスの反応が出た。発熱や咳を伴い、日中は鼻水が止まらず、夜は鼻づまりが酷いため呼吸がかなり苦しそうに見受けられる。しかし、子供だからか症状があっても元気で、深刻ではなさそうな様子。そこは安心材料なのだが、逆に普段と変わらないくらいの活動をするため、外出せずに元気な子供を日中も家の中で隔離しておくのは非常に厳しい。結局、ある程度隔離は諦めて、換気と距離を取ることだけ注意して、目に見えないウイルスの感染に対して、もう無理に対策しすぎることはやめた。ヒトメタ陽性が出てから4日目を迎えたが、他の家族の体調に特に変化はない。それよりも、日中もずっと家の中で上の子の相手をすることがこれほどストレスが溜まることとは思わなかった。知恵はどんどんつけていくので、成長速度に親がついていけておらず、上の子は少し前からこれまでにできていたことが徐々に雑になり始め、逆に面倒がかかるようになってきた。2歳の誕生日前後まではかなり育てやすい印象だったが、言葉で意志疎通ができるようになりワガママに拍車がかかりだしているという状態だ。そのワガママが朝晩だけならまだよいのだ。しかし、日中もとなると、家事の時間に目が離せず家事がどんどん遅延していき、午前中に終えたいことが終わらないうちにお昼ごはんを求め、オムツを変えた瞬間にウンチをし、赤ん坊が寝た時に限って騒いで赤ん坊まで泣き始め、ストレスのあまり叱ってしまい、子供二人とも大号泣。もうウンザリ... これが今週の平日。これ真面目にやってたら本当にメンタル持ちません。それに加えて、大号泣の最中に仕事の急な連絡がタイミングよく入ってくるもんだから何のための育休なのか分からず発狂寸前のところで、子供たちはスヤスヤお休み💤みたいな感じでようやく僕の心が落ち着き、うまい?具合に回ってる。

日中どうしても上の子に叱ってしまう自分が本当に情けなくなる。ストレスを娘にぶつけてるんですよね。ホントに最低の親ですよ。親失格。それくらい落ち込む。もちろん、娘に躾をすべきと思うことは注意する。しかし、お茶や米をこぼしただけで叱ってしまう。僕でもよそ見しててこぼすことあるのに。そういう時は我に返って「ごめん、今のはお父さんが悪いよ」とすぐに謝るようにはしている。

それと、普段預かってくれる保育園の皆様にも感謝したい。どうしても「お金払ってるんだから見てもらって当然やろ」とか「それが仕事やろ」と思ってしまいがちだが、ワガママ放題な自分の子供に社会勉強させてくれて、ご飯あげてトイレ行かせて可愛がってくれてるなんてあり得ないくらい良サービス。そのおかげで預かってもらってる日は自分のことをできる時間をもらえてる。保育園の皆様への感謝を改めて強く感じた2週目の上の子の子育て。

▼赤ん坊はなぜ泣いているのか▼
生後2週間の赤ん坊は日によっては、ずっと泣きっぱなしの日もある。妻でも赤ん坊が母乳をどれくらいの量を飲んだのかは分からないという。うまく飲めているような気がしても、赤ん坊がうまく吸い出せないこともあるようだ。特にまだ生まれたてで、哺乳瓶から一定量ちゃんと出てくるミルクと違って、赤ん坊の乳首へのアプローチや吸い出し方によって出る量も違ってくるようだ。だから、沢山飲んだと思ってもまだ欲しがる素振りを見せられると、妻も「なんでだろう?もっと要るのかな?ミルクを足してあげようかな」と悩むわけである。もしかしたらすぐに泣き止むかもしれない、と少し抱っこしてても一向に泣き止む気配がない。やむ無くミルク用にお湯を沸かして、ミルクを冷まして「お待たせ~」とミルクを持っていくと爆睡してるのだ。
他にも、まだ生後2週間だが、人肌は恋しくなるようだ。1週目の赤ん坊はよく飲みよく寝たが、2週目に入ってからは抱っこを要求しているように泣くようになった。本当に抱っこを求めているのかは分からないが、放置していると泣き出して、抱っこをするとスッと泣き止む。そして、真っ直ぐな眼差しでこちらを見つめている。何とも表現しがたい表情で、僕は赤ん坊の表情の中では、この時が一番お気に入りである。よく妻が「お腹に居た時は身体全体を丸めていたから、少し丸くなるように抱えてあげると落ち着くのかな」と言っているので、それを意識して抱っこするとスヤァと滑らかに眠りに落ちる様子が見れる。非常に美しい瞬間である。

正直、赤ん坊がなぜ泣いているのかはほぼ分からない。お腹が空いている時は、手のひらを丸めて口に突っ込む仕草を見せるため、まだ分かりやすいが、それ以外はおそらく反射的に泣いているだけで、赤ん坊本人もツラい、サミしい、ビックリしたなどといった感情がそもそもまだほぼないだろう。だから、ついつい仕事をしてると結果や結論を求められるため、何が正解かを見つけるための問題解決思考が発動してしまうが、子育てとはただ向き合うだけで良い時もある。だから、無理に問題解決をしようとし過ぎないことも大切である、と学べる非常に良い経験なのだ。

<次回に続く>

二児父の育休日記④(生後3週目)

二児父の育休日記⑤(生後4週目)

育児休業日記締め

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