スポーツ関連のオススメの本6選

自粛期間中ということで読書をされている方も多いかと思います。そこで今回は僕が読んだスポーツ関連の本でオススメをいくつかピックアップさせていただきます。ビジネス系から伝記みたいなの幅広く読んでいますのでぜひご興味ある方は読んでみてください。
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■スポーツビジネス 最強の教科書

今後スポーツビジネスに関わりたい、興味があるという方にとってはまさしく教科書というか必読かと思います。国内外のスポーツのビジネスモデルが数値付きでキレイにまとまっていますし、何よりもとっても読みやすい。少々長めではありますが読む価値は十分にあります。これを読んだだけで国内外のメジャースポーツのベーシックなビジネスモデルは把握できるはず。

■プロ野球ビジネスのダイバーシティ戦略 改革は辺境から

著者の小林至さんは東大野球部から千葉ロッテでプロ野球選手となり、その後ソフトバンクホークスのフロントに入られ、現在は大学教授をやられている方です。メディアでも記事を見ることがありますのでご存じの方は多いかもしれません。そんな小林さんが日本の野球、プロ野球だけではなく独立リーグなども含めて考察し、MLBやMiLB(マイナーリーグ)とのビジネスモデルの違いなどを丁寧に説明してくれています。特に独立リーグについては地域密着の要素も強いのでJリーグやBリーグとの比較なども。これを読めば日米の野球(プロアマ問わず)にかなり詳しくなれます。

■稼ぐがすべて Bリーグこそ最強のビジネスモデルである

少々インパクトのあるタイトルですが、Bリーグの立ち上げに関わられた葦原さんの本です。葦原さんは外コンからオリックスバファローズ、DeNAベイスターズなどを経て、Bリーグの立ち上げに参画されています。BリーグといえばJリーグの川淵さんがトップとして始まったイメージが強いですが、実際に現場で動かれていた葦原さんのお話は非常に勉強になります。また、おそらくリーグの立ち上げ当初からこれほどきちんとビジネスがわかる人が入って立ち上がったリーグは日本で他にはないと思わせてくれるぐらい、海外の事例なども踏まえてBリーグを作ったことがよくわかります。個人的にBリーグに期待していると何度も言っていますが、こういったビジネスを見据えた組織であることがその一因でもあります。

■アストロボール 世界一を成し遂げた新たな戦術

タイトルを見れば分かる人には分かると思いますが、2010年代後半に旋風を巻き起こした言っても良い「ヒューストン・アストロズ」のお話です。今でこそMLB随一の強豪のイメージがあるアストロズですが、2010年代前半は酷く、年間で100敗するのが当たり前、ファンも全く期待していないという状況でした。そんな中、マッキンゼー出身のルーノーがGMに就任し、アストロズの大改革が始まりますが我慢の時期が続きます。2014年に全米で有名なスポーツ・イラストレイテッドの表紙に「2017年のチャンピオンはアストロズ」と飾った際にはヒューストンのファンデさえ、誰も信じませんでした。が、2017年なんとチャンピオンに輝いたのは...という、ここまでいけばかなり良い話なのですがアストロズは昨年起きたサイン盗み事件でこの本に泥を塗った形になってしまいました。アストロズがどのような戦略、データ活用で強くなったのかがわかる本ですので読む価値は十分にありますが...、

■ビッグデータ・ベースボール 20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法

こちらもアストロボール同様にセイバーメトリクスを使ってチームを強くした「ピッツバーグ・パイレーツ」のお話です。ただ、こちらはアストロボールやマネーボールよりもどのように活用したかの話ではなく、どうやって導入していったかの要素が強いです。つまりは、今までにない価値観をどうやって浸透させていったのかという。まぁ簡単に言えば監督や選手たちは今までずっと野球でメシを食ってきたわけなので、いきなり野球はしたことないが統計学は詳しい人たちが来て、「もっとこの球を投げた方が良い」と言ってもそう簡単には信じませんよね、という。頭が良い人はデータがあるから勝手に使うでしょということではなく、どうやってそれを理解し、有効に使ってもらうかの苦労が書かれた話です。

ただ、これ少し面白い後日談がありまして、ちょうどこの本に書かれている時期に在籍していたタイラー・グラスノー(現レイズ)という選手が「高度なデータは何もなく、細かいことは考えないでとにかく投げろ」(意訳)というレベルの指示しかなかったと発言していますので、もしかしたらこの本に書かれている人たちがフロントが示すデータに納得できなかったのはあながち間違っていないのかもしれません...。真実が知りたいですね(笑)

■SHOE DOG

1番最初にあげた「スポーツビジネス 最強の教科書」がスポーツビジネスをデータ的に見たバイブルであるなら、この本は間違いなくスポーツビジネスの自伝としてのバイブルになるでしょう。
今や世界ナンバーワンのスポーツメーカーとなったNikeの創業者フィル・ナイトのお話です。僕自身Nikeは大好きですし、スニーカーから普段のファッションまでNikeがかなりの割合を占めます。また、ランニングシューズも野球のグローブもNikeでかなりのNikeオタクを自負していますが、今までNikeの創業秘話が語られることはほぼなかったので、Nikeがどのように生まれ、どのような困難を乗り越えてここまで来たのかは詳しく知りませんでした。そして、何よりもその陰に日本人の貢献があったことも...。多くの方が読まれているかと思いますが読んだことがない方はぜひ読んでみてください。

以上が僕のオススメのスポーツ関連の本になります。
他にも紹介したい本はたくさんあるので別の投稿に絡めたり、タイミングを見て紹介していければと思います。

みなさんもオススメの本があればぜひ教えてください!

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