みんなでやろう【#世界観分析チャレンジ】
世界観分析チャレンジは、世の中の様々なものの世界観を楽しみながら分析し、その分析結果をシェアして魅力を伝え合おう、というものです。
漫画やゲームのキャラクター達がどのような世界観の中で生きているのか。作品や製品がどのような世界観の中で生み出されてきたのか。あるいは、個人や企業がどのような世界観で日々精一杯活動しているのか。
この世界に散らばった情報のかけらを集めてうまく世界観の全体像を掴むことができれば、その魅力をより深く味わい、また発信することができます。
世界観分析チャレンジは、観察力×考察力×論理力×表現力を駆使して、【世界観分析シート】という名前の分析ツールに情報を埋めていく、パズルゲームのような挑戦です。
たとえば、ドラえもんに対して分析を実施して【世界観分析シート】を埋めた結果は下の図のような感じになります。このシートの見方や埋め方は後で解説しますが、このような感じでシートに分析結果をまとめていきます。
このような世界観分析シートを作成してシェアするのが世界観分析チャレンジです。この記事では、『世界観分析チャレンジの始め方』を紹介します。
世界観分析チャレンジの始め方
このチャレンジは4ステップで進めます。
①シートの見方を把握する
②対象を決める
③分析を進める
④結果をシェアする
というものです。1つずつ確認していきましょう。
①シートの見方を把握する
【世界観分析シート】は、分析対象が、
□どんな理想を胸に抱きながら
□直面する現状をどう見つめ
□どんな課題を達成するために
□どんな困難な問題を
□いかなる作戦で乗り越えようとしているのか
を1つの図として整理するものです。
そのため、このシートには『理想/現状/課題/問題/作戦』という項目が配置されています。これが【世界観分析シート】です。
大事なポイントは、現状というスタート地点から出発して、理想に向かう道中に引いた現実的な到達ラインまで至る課題(ミッション)を達成することを目指して、その妨げとなる問題をうまく攻略する作戦を立てて進む、という冒険に挑む作戦地図のようになっていることです。
そのため、この【世界観分析シート】がうまく書かれていると、分析対象の世界観の構成要素とその関係を俯瞰的に捉えることができるのです。このページの下部にいくつか分析結果の例を載せていますので、それを使ってシートの見方を確認しておきましょう。
②対象を決める
【世界観分析シート】の見方がわかったら、次は分析対象を選びましょう。『あんなものにこんな世界観があったのか!』という驚きを得ることもこのチャレンジの醍醐味ですから、選ぶ対象に縛りはありません。
そこで、ここでは基本的な題材をいくつかリストアップしておきます。
□小説・漫画・アニメ・ゲームなどの物語に登場する仮想のキャラクター
□絵画・映像・書籍・論文・楽曲・建築物・製品などの作品
□動物・植物などの生き物
□歴史・数学あるいは〇〇学などの学問分野
□芸術家・作家・実業家・研究者・歴史上の人物・あるいは自分自身などの個人
□グループ・団体・企業などの組織
基本的には自分が好きな対象、つまりその魅力を自分でももっと深く理解して、他の人にもうまく伝えたい、というものを選ぶようにしましょう。
③分析を進める
対象を選んだら、いよいよ分析を進めましょう。分析で必要なことは、シートの各項目の『記載条件』をすべて満たせるように対象の情報を集めていくということです。
シートの項目には、それぞれ『こんな情報でなら埋めてよいよ』という記載条件があります。それを満たせるように埋めないといけないというところに、パズルのような面白さがあるのです。記載条件は次のようなものです。
記載条件
【理想】簡単には叶わない & 様々な行動の原動力になっている & ある程度の共感を得られる
【現状】理想に反した状況である & そうであると納得してもらえる
【課題】現状よりも理想に近い状態に至れる& 期限内の達成がある程度見込める
【問題】課題の達成を妨げている & 簡単には解消できない
【作戦】問題を踏まえている & 課題達成に役立つ見込みがある & 実施が現実的である
これらの条件は、対象についての理解を深める指針として役立ちます。『どんな理想が原動力になっているのかな』や『どんな問題に直面しているのかな』ということを考えながら、分析対象をじっくりと見たり、調べたりしてみるということです。
上記の記載条件は相互に絡み合っていますから、『ある項目を簡単に埋められたとしても、それをそこに埋めてしまうと他が埋めづらくなる』ということはおおいにありえます。やってみると意外と難しいのですが、だからこそ、すべてが綺麗に埋まったときには達成感が味わえます。何度も修正を繰り返してパズルを解いていきましょう。
④結果をシェアする
分析を進める間には、理想や問題などの項目に埋める情報の候補はどんどん変わりますから、箇条書きのメモのような形で整理していくのがよいでしょう。この際、なるべく端的な言葉で表現していくことを意識しましょう。
上手く整理ができた暁には、是非【世界観分析シート】に書き込んで、【#世界観分析チャレンジ】のハッシュタグをつけてtwitterなどのSNSに投稿してみましょう。そうすれば皆さんの分析結果を多くの人がみて楽しみ、また参考にすることができます。図にするのが面倒であれば、箇条書きのままでも十分でしょう。
世界観分析の結果に唯一絶対の正解はありません。【世界観分析ツール】を使った分析の結果は、その対象を観るためのあくまで1つの切り口だからです。同じ分析対象であっても、様々な切り口がありえます。多くの人が様々な切り口で捉えた結果を見ることができたら、その対象の本質が立体的に見えてくることでしょう。そんな楽しみ方を期待しています。
世界観分析の実施例(随時追加)
SPY×FAMILY
ロイドとアーニャも含めたSPY×FAMILYのキャラクターの世界観分析の結果はこちらの記事でも詳しく解説しています。
ドラえもん
挑戦いただいた皆様の分析結果!
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