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卒論・修論研究の攻略

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卒論・修論研究に挑もうとする学生さんにおすすめの記事をまとめていきます。諸先輩方がどう挑み、いかに悩み、どうやって乗り越え、何を学んだのかを知ることで、経験値を積んだような状態で… もっと読む
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#大学生活

【理系大学生向け】大学の研究室とはどういう場所?〜基礎知識編〜

皆さんこんにちは。Campusful運営の光山(こうやま)です。 このnoteは、大学生の皆さんを対象に、少し先を行く先輩方が「あの時知りたかったこと」を経験談を交えながらお伝えしていくメディアです。 今回は、理系の大学生の方にとっては特に気になるテーマであろう研究室選びについての記事をお届けします! 文系の方のゼミ選びとも通じる部分はあるかと思いますので、理系文系問わずぜひお読みいただけたら嬉しいです。 研究・研究室についてはそれだけで何本も記事を書けるほど内容があり

とある理系の研究室5 先生と学生

某国立大学の理系の研究室の話。 そこそこの大学のそこそこの研究室。国内外の学会にもコンスタントに出ていて、論文もそれなりに出している。活気もそこそこ。古き良き時代の雰囲気を残している研究室。 恩師たる指導教官との関係と思い出。 教授、准教授、講師、助手・・・直接の指導教官は准教授だった。大ボスの教授とはあまり接点がなかった。(というか恐れ多くて気軽に話せる雰囲気ではなかった)平社員が課長とはなんとか話せるけど、部長と話すのは緊張するといったところか。 関係性准教授との

才能がない大学生が今後の可能性を広げるために、大学生のうちにやっておくべきこと2つ

47都道府県旅行した結果、九州が好きすぎて熊本に移住したRさんです。今回は社会人になって私が気づいた「大学生のうちにやっておくべき」だなと思ったことを書きます。 その前に簡単にプロフィールを。 私の大学生活私は大学で英語学を専攻していました。大学の授業は204単位を取得し、アルバイトは延べ10種類以上やり、卒論は中国語母語話者が日本語の外来語を習得する時によくある間違い(例えば、「ラベンダー→ラベンタ」になるみたいな)の傾向と何故そうなってしまうのかを文化的背景や学習背景

院生の視点から学部生の研究を考える。

こんにちは。僕は工業系の大学で大学院生をしている人で、IoTやAIなどを専門?に生活をしています。今回は院生としてどうやって学部生を見るようにしていこうっていうのを悩んでいるという記事を書いていきたいと思います。 誰宛なの?って話ですが研究についての向き合い方についても書いていきたいと思いますのでよかったら読んでみてください。 現在の視点から学部生の研究について考えてみる現在の僕は大学に基本的に滞在して一人の時は自分の研究や学部生の研究の手伝い?・準備?をして、学部生が来

大学の研究室選びについて、考えてみる。

こんにちは昨日自己紹介の記事を書いてみて、2回目の記事になります。誰にも読まれない自信があったので読んでもらってとてもうれしかったです。 今回は大学の研究室選びについて考えたことを書いていきたいと思います。ただ僕が考える研究室の選び方なので「これに従えば大丈夫!」ってわけではないです。最終的には皆さんが各々「この研究室にする!」というのを決めて入ってもらいたいのです。研究室選びに答えはないのです。 まあ単純に言うと僕が責任を負うべき問題ではないため、個人の責任で自由に選ん

【進路】院進する理由。

最近、自分が将来どうしたいのだろうかとゆらゆら考える時間が多い。 もうすぐ大学院の入試がある。勉強しないと、と気がせく中で、本当に自分はこれから少なくとも2年間、研究を続ける覚悟があるのかと問い直したい気分になっている。 今更何を、と言われるかもしれないが、やっぱりそこをしっかりと明確にしておかないといけないと思う。 ___ 研究を続けてみたいという気持ちはある。 学部でできることは限られていて、まだまだ自分の知らない領域が無限に広がっていることを日々感じる。心理学

最近研究(修士)をしていて思うこと

先行研究の調査をどれだけしておくかが,ものすごく大事だということ。自分はこれを怠っていた(というか大事さを理解していなかった)ために,修士2年の秋である現在,苦しんでいます。(涙) 「広く,既に世の中にある知見や技術の”仕様”を把握していないと,局所最適解的で,これまでの技術の集合の部分集合的な研究・開発・解決策しか出てこない。」 修論提出まで後二ヶ月なので何とかできる範囲で精一杯完成させるしか無いですが,今後はこの事を常に頭において社会人生活を送っていこうと思います。

「成果を可視化する」ことで「やりたいこと」と「やるべきこと」のバランスを【卒論を終えて考えたこと①】

こんばんは。大学の全ての活動を終えて解放感に包まれつつ多動な生活は続くから楽しい人生だなぁと思っている、かぐやです。 昨日は卒論発表会でした。大学4年間の集大成を出してきました。いやぁ、お疲れ様、自分。でも率直なところ、非常に不甲斐ない卒論を書いてしまったなぁと思っています。というのも僕はやりたいことを優先し、やるべき課題を後回しにしていたため、十分な熱量を卒論に注ぎ込めなかった。それはどうしようもなく後悔もしようがなく、ただただそういう事実があるということで受容したいと思

卒業論文をやる意味とは…?

大学4年生になり「卒業論文」(通称:卒論)という課題が 目の前に現れた。 私は「やる(取り組む)意味」が分からない…と疑問を持っていたので このnoteを書き整理していき、その真意に迫りたいと思う。 卒業論文とは…?卒業論文と調べると、基本的に上記のような内容が結果として出てくる。 したがって、学生生活で研究したことの 「最終報告」としての立ち位置であることがわかった そして、多くは卒業の条件として位置付けられていることが多い しかし、全大学の全学部に「卒論」という制度が

卒論を提出する去年の私へ

大学4年生の皆さん、今のこの時期って、丁度卒論に本腰を入れている時期なのではないでしょうか? このページは、私が大学の卒業論文を提出後すぐの、2020年12月に殴り書きで書いていたnoteの下書きを 少しだけ加筆・修正したものです。 今回の内容は、過去と未来の私への注意喚起noteになっています。とはいえ、今年度の卒論執筆者の方にも共感・痛感できるポイントがあるのではないかなと思います。 2021年現在の私も、現在進行形で正直余裕があんまりないので、このnoteを皆さん

【学生の特権】大学の図書館、フル活用のすゝめ。

突然ですが、大学生の皆さん。 大学の図書館、有効利用できていますか? 個人的な話になってしまうのですが、私はかなり活用させてもらっています! 図書館は、 「友達との待ち合わせに使っているだけ」 「昼休みにうたた寝するだけ」 という大学生の方が、結構多いのではないでしょうか?? 実はこれ、かなりもったいないことだと思うんです。 せっかく学費を払っているのだから、大学の施設やサービスをフルに活用した方が絶対お得ですよね? ・・・というわけで今回は、大学の図書館ラブ!な現

卒論も、だれかのために書いてください

いま、卒業論文の書き方についての指導内容をまとめている。哲学者で小説家のウンベルト・エコが『論文作法』の中でこんなことを言っているのを見つけた。 「ある術語(筆者注:専門的な学術用語)を初めて導入するときには、いつもそれを定義したまえ。その術語の定義ができない場合には、その術語の使用を避けたまえ。もしそれが君の論文の主要術語の一つであって、しかも君がそれをうまく定義できないのであれば、すべて破棄したまえ。君は論文(または仕事)を間違えたのだ」(エコ, 2006: 184)。