才能がない大学生が今後の可能性を広げるために、大学生のうちにやっておくべきこと2つ
47都道府県旅行した結果、九州が好きすぎて熊本に移住したRさんです。今回は社会人になって私が気づいた「大学生のうちにやっておくべき」だなと思ったことを書きます。
その前に簡単にプロフィールを。
私の大学生活
私は大学で英語学を専攻していました。大学の授業は204単位を取得し、アルバイトは延べ10種類以上やり、卒論は中国語母語話者が日本語の外来語を習得する時によくある間違い(例えば、「ラベンダー→ラベンタ」になるみたいな)の傾向と何故そうなってしまうのかを文化的背景や学習背景などから読み解くみたいな論文を10日間で20000文字以上書いたりしてました。ボランティア活動も延べ100時間以上はやっていたでしょう。
なぜこんなことをやっていたかというと単に才能がないからです。
稼げる才能やピッタリハマる自分の働き方が1発目で見つかればわざわざ10以上もアルバイトしません。極論才能があれば、アルバイトしなくても学業専念で就職一本突破でサクセスストーリーを歩み続けることができることができるでしょう。ただ、そんな人はごく稀だと思います。
大学入学前に専攻における研究スキルが高かったり、究めたい研究ジャンルが決まっていればわざわざこれだけ履修することもなかったのです。そして10日間で論文を20000文字仕上げるという急ピッチな制作をしなくても良かったわけです。
ただ、凡人であろうとできることはとにかく「量を増やすこと」なのです。大学生の頃の自分は、特にこれと言って熱意を持ってやっていたこともないしやりたいことがあったわけでもないので、とにかく「量を重ねて授業料以上のものを得てやろう」という気持ちと「周辺で誰もやらないことを誰もやらないくらいまでやってみよう」という気持ちで大学生活を送っていました。そんな大学生活でした。
才能も何もない人が、大学ですべき2つのこと
実際に大学生活を送って就活をして、社会人になってわかったのが、自分の社会人の基礎はある程度大学までで決まってくるということでした。
私はセールスやマーケティングの仕事をしていますが、それらの仕事で共通することは「既成事実をもとに課題点を発見してどう解決策を見つけ実行し、その実行したことが正しい結果になっているのかどうか確認する」という一連の業務の繰り返しになります。この既成事実を曲げてしまったり、事実と解釈を分別できない社会人は一定数います。その事実を分けて考えられるようになったのは大学生までの考えが基礎になっています。他にも学生生活ではその論拠を証明するために過去の文献を漁って、引用して説得性を高めるという一連の流れも、社会人のスキルに活かしていたりします。
セールスやマーケティングだけでなく、薬剤師のお仕事も学生までの薬学の専攻を取得していたかどうかでほぼ決まってしまいます。航空機パイロットだと大学入学するまでの身体的ポテンシャルなどにも左右される領域です。医者にもなると、医学部選考云々だけでなく、家計が金持ちかどうかも影響要素として大きいでしょう。
なので、学生までの自分自身でここまでの実力だと認めないといけないところはしっかりと認めて、伸ばせるとこは何かを見極めなければなりません。
その見極めをする上で、大学生のうちにやっておくべきこと2つはこの2つです。
・授業をとにかくたくさん取る
・色々な職種を経験する
「大学生のうちに留学行った方がいいんじゃないの?」「海外とかゆっくり行けるのは学生の間だけ!」「学生だから遊ばないと!」って思う方もいらっしゃると思います。もちろん、クラブで遊ぼうと海外旅行に行こうと人生の幅を広げるには非常に有意なものには間違いありません。しかし、これらは社会人になってからでもできます。その上、社会人になってからの方がお金にゆとりも持てるし、途中で転職で伴う退職や、リタイヤさえしてしまえば時間も気にしなくていいです。
・授業をとにかくたくさん取る
授業を受けることができるのは学生の特権です。社会人になってから授業を取ろうとすると、大学に入るか通信など何かしらの形で大枚叩いて授業を取らないといけません。
例えば、400万円とか大学に支払っているのであれば、124単位に換算すると1単位32,000円、1コマ2000円〜4000円くらいの相場感になると思います。社会人になるとその1コマの相場はどんどん上がるし、逆に学生の頃は定額で授業取り放題なので200単位も取ってしまえば1単位あたりの金額はかなり落とせます。せっかく大学に大枚叩いて通っているのであれば、無駄にしないことに越したことはないですね。
金銭的な面だけではありません。取る授業も知識を習得するだけの授業であればそこまで必要ではないですが、先ほどの論文を書く上での思考などのように、授業をとることで思考や考え方、情報の取捨選択の方法、実習などの体験型授業など、独学や読書だけでは習得できないようなことが授業で習得できます。このような授業でしか得られないものが得られ、習慣化しスキルにすることもたくさん授業をとることで得られるメリットになります。
・色々な職種を経験する
社会人になってからだと、あの仕事とあの仕事を掛け持ちしてとか、4年間にバイト10個するなどのハードルは一気に上がります。例えば、新卒で入社した会社が自分に合わないってなってすぐに2社目に転職して、またあわないから3社目に転職してって繰り返していると、いつまでたっても経験やスキルが習得できません。仮に40歳になって「天職見つけた(((o(*゚▽゚*)o)))」ってなっても20代に天職を見つけた人とは2倍遅れをとっているのです。早期で自分に向いている仕事を探すのであれば、大学生の特権であるインターンシップの活用や、アルバイトを数多くこなすなどさまざまな職種を経験しておくといいでしょう。
中でもコンビニはおすすめです。ひろゆき氏もコンビニは社会の金持ちと底辺と接する機会ができるからビジネスする相手のことがよりわかるようになるとおっしゃってます。個人的にはそれに加えて、コンビニは流通業にあたるため、ヒト・モノ・カネ・情報といういわゆる「経営資源」と呼ばれるものの流れを体で覚えることができるので、社会人の基礎として有意に役立つでしょう。
私自身はコンビニだけでなく、駐車場の警備員、プールの監視員、放課後等デイサービススタッフ、レストランの厨房、弁当屋さんでの接客、コンサート会場の運営関連、ファションショーの英語影マイク、ギネスブック認定の監視、バーテンダーなど、レアバイトから一般的なバイトまで色々やってました。
キャンパスライフってすばらしい
大学生活は別に遊び呆けなくても、将来の資産になるようなものがあらゆるところに転がっています。天才で今後について確固たる自信がある人であれば、そんな「量をこなす」ということをしなくても生きていけるとは思いますが、天才でない人や将来何かやりたいことがあるわけでもない人であれば学生生活というボーナスステージでしっかりボーナスを得てから次に進められると、将来のキャリア展望が豊かになるでしょう。
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