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繊細なデザイナーの生き延び方

🙋‍♂️クライアント
「全部やり直しで!」
「緊急で今日中にお願いします!」
「これ明日の朝までにお願いします!」

🙇‍♂️デザイナー

「、!」
「か、かしこまりました!!」
「(なんか断れない…)」

こんな経験ありませんか?

僕自信、
昔はクライアントに何もいえずに朝まで作業してたし、無理な要望されても「もちろんです!」って色々やっちゃってました。

ですが今ではガンガン提案しますし、無理なことは「無理です⭐️」と言います(いえます)。

当たり前だと思うかもしれませんが、僕みたいな繊細なデザイナーは思ったことをそのまま言うだけでもつらいんです。

元々繊細で疲弊してたからこそ今は成長したなぁって思うわけです。

当時は
「もっと強くなるぞ!!!!!」
と思って態度を大きくしてみた時期もありました笑(めちゃくちゃ恥ずかしい)

実際、
ほとんどの人が「タスクは断るべき!」とか「単価交渉するべき!」なのはわかっているでしょう。

それなのに、
なぜかその場面になると何も言えなくなってしまいます。

なんで???

実は、
僕たちが主張できないのにはある理由があったんです。

あなたの気が弱いからでも、経験不足だからでも、クライアントが意地悪だからでもありません。

この記事を最後まで読めば、

・タスクの正しい断り方
・繊細なデザイナーが成果を出す方法
・提案や交渉をノーストレスで行う方法

がわかります。

「そのタスク、無理デス!!」
「このデザイン新しく作っちゃいましょう!!」
「単価2倍にしてください!!!🥺」


ってストレスなく言える日があなたにもきます。(ちょっと極端だけど笑)

この記事は
めちゃくちゃ繊細でストレス満載だった頃の自分に向けて書きます。

ぜひ最後まで読んでいってください。


繊細なデザイナーの悩み

繊細なデザイナーのよくある悩み3つ並べてみました!

↓↓↓


①クライアントの要望を断れない」

「②がめつく提案・交渉できない」

「③気がついたらタスクが溢れている」


なぜこんなことになっちゃうのでしょうか?

①クライアントの要望を断れない

繊細なデザイナーの弱点。
それは、お願いされたらとりあえず喜んで引き受けてしまうところです。

これが地獄のはじまりです。

気づいたらタスクが溢れていてもう収拾がつかない。。。

なんてこともしばしば。

ムカつくことに(自分が悪いんですが)、
クライアントもこっちの大変さがわからないので「やって当たり前でしょ」って感じで対応されます。

いつの日かあやつり人形同然になり、言われたまま仕事をこなすデザイナーになってしまいます。

「写真を右上に配置して、この文字カラー赤色に、フチの色は黒とかでお願いします!」みたいな意味不明な指示が飛んできます。

「デザイナーじゃないのになんでデザインの指示してくるんだよ!」
「俺はお医者さんに薬の指示を入れたことなんてないぞ!!」

と。

じゃあどうすればいいのか???
これについてはもう少し先で話します。

②がめつく提案・交渉できない

デザイナーをやるなら必ず通る道、
それは「提案」と「交渉」です。

【提案例】

「バナーだけじゃなくて、ロゴデザインも新しく作りませんか?」


【交渉例】

「サムネの単価5,000円に変更してほしいです!!!」


など、
ひよっこデザイナーがプロのデザイナーになるためには、クライアントに自分の意見を通さないといけません。

繊細なデザイナーはこんなタイミングで自分の主張ができません。

「今日、単価交渉するぞ!!!」
「このままじゃ生きていけねぇ!」


と思っててもいざクライアントと対面すると…

「あ、修正しておきます!」
「他に何かあったらいつでもお伝えくださいね🙌」

「(ぜんぜん単価交渉できねぇ泣)」


と何も言えなくなります。

頭の中では「時給低すぎる」「単価上げないとやっていけない」と思ってるのになぜか何も言えない。

これもどうすればいいのでしょうか?
これももう少しあとで解説します。

③気がついたらタスクが溢れている

「気がついたらタスクが溢れている」

って人も、もれなく繊細なデザイナーです。

「それ僕がやりますよ!(キリッ)」のオンパレード。

気がついたら寝る時間を削って作業してるのが、繊細なデザイナーなのです。

いつの間にそんなタスク量になったんですか?

と聞かれても自分でわからないくらい自然に受けてしまいます。

これはこれで良いことなのですが、
寝る時間がなくなったり趣味の時間を削ったりしてしまうので、最終的にはストレスが残ります。

これを何年間も続けるのもなぁ

と思うわけです。

・断れない
・提案・交渉できない
・タスクが溢れちゃう

結局この3つの課題はどうすれば良いのでしょうか。

これらを解決するためには、僕たちの「性質」について知る必要があります。

苦しくなる理由

なぜ、
繊細なデザイナーはストレスを抱えて仕事をしているのでしょうか?

最近YouTube大学をみて気づきました。

それは「HSP」です。

HSPとは「ハイリー・センシティブ・パーソン」の略です。
(なんかかっこいい)

「感覚が敏感な人」ってことです。

5人に1人がHSPと言われていて、特に珍しいことではありません。
(多分もっといる。というかデザイナーはほぼHSPな気がする。)

このHSPが「繊細なデザイナー」になっているんじゃないかなと。

そこで!!!

「自分はHSPなのかな?」って人のために診断テストを用意しました

繊細なデザイナー(HSP)診断テスト

・人がいると疲れる
・他人の雑さが気になる
・機嫌の悪い人がいると苦しくなる
・明るい光や強い匂いが苦手
・環境の変化に敏感
・音に敏感
・カフェインに敏感に反応する
・すぐにびっくりする
・一度にたくさん頼まれるのが嫌だ
・ミスや忘れ物に細心の注意を払う
・暴力的な映画やテレビを見ない
・誰かに観察されていると集中できない

5個以上当てはまったらHSPだと思って大丈夫です。

HSPだと悪いみたいなことはなくて、人間の生まれながらの性質なので何も問題ありません。

自分が「繊細(HSP)である」と知ることがメチャクチャに重要なんです。

では、
繊細なデザイナーはどうすれば良いのでしょうか。

ひさし流、繊細なデザイナーの切り抜け方

実体験をベースに、繊細なデザイナーの切り抜け方を3つ用意しました。

①マイルールをつくる
②安全地帯をつくる
③考え方を変える


これらは
ストレスなくデザイナー人生を送るための3種の神器です。

それぞれ解説していきます。

①マイルールをつくる

「断るのがつらい、」

って人はマイルールを作っておきましょう。

マイルールを用意しておけば機械的に判断できるので、ストレスなく断ったり意見を言えたりします。

おすすめなマイルールは、断るラインを決めることです。

断るラインとは例えば、
・「時給が1,500円切ったら断る」
・「大きなタスクは3つ以上抱えない」
・「21時以降は緊急タスクを受けない」

のように事前に断るラインを決めておくんです。

そうすると今まで仕方なく受けていた仕事を、すんなり断れるようになります。

判断基準がないからいつも引き受けちゃうんです。

「まあ、いけるか、、、」
「やります!!」

って笑

その場の判断って感情がかなり入ってるので、あとで振り返ってみたら「無茶な仕事だった…」と気づくことが多いです。

なので事前に断るラインを設けておき、判断を自動化しましょうというのが「マイルールをつくる」でした。

②安全地帯をつくる

安全地帯、もっというと
「安心して動き回れる安全地帯をつくる」ことです。

繊細なデザイナーが安心して動き回るには「安全地帯」が必須です。

オフィスだと人が多くて集中できないとか、友人と仕事すると話してしまって集中できないとか、繊細なデザイナーは他の誰かがいる場所でパフォーマンス発揮できないことって多いんです。

繊細なデザイナーはその場で「うるさい!!」とか100%言えないので、事前に対策するのがベストです。

安全地帯の作り方。
それは、自分用のルーティンを作ることです。

例えばフリーランスデザイナーなら、

✅8時に起きたら、カフェ直行してひとりで作業する
12時に帰宅して自炊ごはんを食べる
13時以降は自室orカフェでひとりで作業する
誰かと会うのは16時以降

みたいに、
事前に1日のルーティンを決めておきましょう。

そうすれば1日の基準が明確になり、次に何をすればいいのかわかるので判断に迷いづらいです。

仮に
友人に「昼ごはん食べに行かない?」と言われても「ご飯作っちゃってるんだよね」と断ることができるでしょう。

また、
安全地帯のつくり方として、「いちばん集中できる作業環境」をみつけるのも大事です。

ヒサシが最も集中できる作業環境は「スタバ」です。

フリーランス始めたての頃、365日毎日スタバに通って自分を追い込むように作業していたので、「スタバ=集中する場所」と脳に焼き付いたのだと思います。

このようにして、
誰しも「いちばん集中できる作業環境」があるので、自分をを客観視してそれがどこなのか見つけてみましょう。

③考え方を変える

考え方を変えるとは、
「自分のため」から「相手のため」に思考を切り替えることです。

繊細なデザイナーは「相手のため」になると、結構なんでも言えるようになります。

ただ相手に尽くしましょうってことじゃなく、自分が"主張しやすくなるために"判断軸を相手にするわけです。

繊細なデザイナーは「自分のために、こんな勝手なこといっていいのかな…」と思ってしまうんです。

めちゃくちゃ極端に言えば「詐欺してるんじゃないか」くらいに思ってるわけです。

思ってしまうのはしょうがないので、視点を「相手」に変えてみてください。

僕はこれで全部解決しました。

相手のために単価交渉し、
相手のためにデザイン提案し、
相手のためにタスクを断る。


どういうことか?

全ての事柄は「相手のため」に置き換えられます。

例えば単価交渉。

なぜ単価交渉するのでしょうか?

それは
クライアントが支払う金額とあなたの市場価値が合わなくなったからです。

市場価値に合わせて支払う金額を上げる必要があります。

そうじゃないと関係性が破綻してしまいますよね?

それは嫌だから、お互いのために単価を上げる必要があるんです。

単価が上がらなければ他のクライアントの元で仕事をすることになってしまいますからね。

デザイナーも生活がありますし、家族がいる場合だってあります。

それをただの感情論で、「単価交渉できない、、、」っていうのはおかしいわけです。

クライアントのことを真に想うのであれば
「この関係性を崩したくないので単価を上げてもらえませんか?」
と勇気を持って言わないといけないのです。

こうやって交渉すれば、単価交渉をして「これ以上払うのは厳しいです」となっても関係性は悪化しません。

「払えるようになったらまたいつでも呼んでください」
「他にデザインが必要になったら単発でも受けますね」

みたいにできるわけです。(言い方はちがうけど!)

いかがでしょうか?

単価交渉みたいなスリリングなことでも、「相手視点」にすることでストレスフリーでできることがわかると思います。

自分視点を相手視点に置き換えて行動するとすんなり主張できます。

まとめ

繊細なデザイナーが仕事でストレスを抱え込んでしまう原因は「HSP」という人間本来の特性によるものでした。

その解決方法として、

①マイルールをつくる
②安全地帯をつくる
③考え方を変える


この3つの方法を解説しました。

まあそれでも、
言いづらいことは言いづらいと思います。

ですがあなたが言いたいことを言えたら、あなたも嬉しいと思いますし、結果も出やすくなります。

自信を持って何かを主張することは誰にとっても怖いことです。

なので、それをやれることはカッコいいです。

「自分はかっこいいことをしてるんだ!」

という意識を持って、少しずつでも良くしていってもらえれば幸いです。

ということで、
最近ちょっとずつ自分の意見が言えるようになってきたヒサシでした。

それではまたお会いしましょう!

PS.

今回の参考文献を貼っておきます。

僕は結構ガサツなところあるので、「自分はHSPじゃないかな」って思ってたんですがめちゃくちゃHSPでした笑

チェックリスト当てはまった人はぜひ読んでみて下さい!


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