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メンタルケア心理士を目指す方へ

半年ぶりの投稿です。去年9月にメンタルケア心理士の資格を取ることができました。


メンタルケア心理士とは

たのまなの通信講座(ヒューマンキャンパス)
大学の心理学科を卒業していなくても、通信講座の課題をすべて提出し、
文部省認定こころ検定2級に合格するとメンタルケア学術会発行の
メンタルケア心理士の認定を受けることができる

きっかけは自分の子供のケア、
発達障害や精神病をもっと理解したい、同じように困っている人の力になりたい、
ということで挑戦することにしました。
久々にすごく勉強しましたし、心理学について学びが深まり、達成感も味わえて取得して良かったと思っています。
これから取得しようと思っている方、取得しようか悩んでいる方に読んでいただきたいです。


講座内容について

まず5月のキャンペーン時に入会し、
色々な値段設定があるのですが、
教科書3冊とDVD11枚、添削課題等で受講料は¥34,300でした。
通常価格は¥49,000から¥59,000などと書いてありますが、
常に何かしらのキャンペーンをしています。
安いタイミングで受講するのがお得です。
サポート期間は6ケ月ですが、私は一度も使用しませんでした。
DVDも一度通して見ましたが、添削を出すときも教科書から出るので
DVDは必要なかったです。通信講座というと動画を見て勉強するのが
基本だと思われるかもしれませんが、添削を出して、試験合格をめざすのならとにかく3冊の教科書を隈なく勉強することです。
eラーニングコースという高いコースがあるのですが、必要なかったと
思います。
ただ、教科書は後で高値で売れますので書き込まずに、自分のノートを
作ることをオススメします。
添削課題は1,2,3,は簡単だったのですが、最後の2つは難しく、
再提出になってしまいました。添削課題を送る封筒はついていますが、
切手代は自腹ですので、まとめて送った方がお得です。
とても細かい部分から出ます。
すべて4択ですが、「正しいものを選びなさい」という場合と「間違っているものを選びなさい」という場合があるので間違えないことが大切です。
また、2つ選びなさいという問題が厄介で、すべてを理解していないと
できないのが難しかったです。

こころ検定の受験

すべての課題を提出して合格をもらえると、修了証書とこころ検定受験の案内が届きます。資格を取るためにはこころ検定2級に合格することが必須条件です。
こころ検定の受験料は¥7,700。けっこう高いですし、試験は年3回しかありませんので、なんとしてでも1回で受かりたいものです。
問題は過去問が公開されていないことです。
英検のように複数年の過去問を解くことができません。
後で思ったのですが、問題を持ち帰ることができないのでネットでの流出もないのですね。
申込みはこころ検定のHP上で行います。申し込み期間は受験機関の1ケ月前です。CBT試験といってテストセンターで受けます。最寄りの好きな会場と時間を選ぶことができます。土日はすぐ埋まってしまいます。申し込みと決済もHP上で行えます。
過去問がないのでこころ検定2級対策問題集を購入しました。こころ検定のHP上で購入できます。¥1,100+送料でした。
夏休みは子供が家にいて勉強できるか不安でしたので、受験日は最終日の8/31にしました。日中はできないので7月中頃からノートで書き出し、夜中に勉強し、直前は添削問題と対策問題集をひたすら解きました。何回もやって正答率をできるだけ100%に近づけるように頑張りました。
そうして、いよいよ当日を迎えるわけですが、はじめて行ったテストセンターは新しくできたばかりの未来空間。荷物をロッカーに入れると、ログイン番号と紙と鉛筆をもらい隣のドアを開けました。時間は30分間隔での予約ですが、自分のタイミングで部屋に入室できます。パソコンがびっちり並ぶ部屋、静かでキーボードの音のみが鳴っている、若い人が多いなど、色々観察し緊張しながら指定された席に着きました。
私が一番心配だったのはパソコン操作です。会場のパソコンはWindows。私のパソコンはMACですので、文字配列や操作方法が違うのでそれが一番心配でした。
しかし、そんな難しい操作もなかったです。
4択なので文字を打つことがなく、文字入力はログイン番号を入れる時位です。
最初に何の受験をするか選びますが、色々な試験があるのですね。その多さに驚きました。この中で同じこころ検定を受けている人がいるかな?と少し思いました。
40問で90分なので、普通なら1時間以内で出るかなと思っていました。
実際、私の隣の人は私より遅く来て、かなり早く出ていっていました。
私のイメージでは添削問題と対策問題集からほとんど出るから楽勝。
と思っていたのですが、見た瞬間
「ん・・・・???」
明らかに初見の問題が多かったです。本当に教科書に載ってた?いや載っていた
ような気もするけど、出ないと思っていた所から出ました。
しっかり勉強したはずなのですが、とてもあせりました。

出題された問題

毎回同じ問題が出るのか分かりませんが、今回出た問題の記憶をメモしていました。覚えていた用語を書いてみます。(問題形式では覚えていないのですが、用語の意味が分かれば大丈夫だと思います)

  • 基礎心理学と応用心理学の分類について

  • レム睡眠

  • 多重貯蔵庫

  • 自伝的記憶

  • ADME

  • 薬の有効域

  • ハロタン

  • 多糖類

  • 妄想性障害

  • 急性ストレス障害

  • PTSDフラッシュバック

  • エリクソン青年期

  • ピアジェ

  • 脱中心化

  • 自閉症スペクトラムの重症化レベル

  • 過眠障害

  • 悪夢障害

  • 回避性パーソナリティ障害

  • パーキンソン病と認知症

  • 守秘義務

  • 地域精神医療と社会的入院

  • コ・メディカル

  • フロイト

  • 欲求とは

  • 指示的療法

  • ラポートの形成

一番困ったのが薬剤論、精神薬についての問題が4〜5問が出たことです。
薬の名前を覚えていなかったのでほぼ勘で回答しました。
そのせいで精神医科学の回答率が低かったです。
精神解剖生理学の体に関する名前等は覚えたのにあまり出なかった
気がします。
精神解剖生理学基礎、精神医科学基礎、カウンセリング基本技法の3つはバランス良く出題しています。小さく書いてあって見落としていた所
までも出るので教科書を隈なく読んで関連付けて覚える事が大切です。
とにかく迷います。私は再度見直して考えて、書き直した問題のうち3問は落としてしまいました。
直感で解いた1回目の方が合ってるというパターンでした。
残念ながら別途購入した対策問題集からはあまり出なかったと思います。
しかし、過去問がないので持っているだけでお守りのように安心するような気がしました。
時間は悩んで90分ギリギリまで使いました。自分で終了ボタンを押すとその場で結果が出ます。
合格
合格は70%以上です。
スコアは平均で77,5%と思ったより低い数字でしたが、安堵感が込み上げてきます。そのまま部屋を出ると、印刷ボタンを押すのを忘れていると言われました。もう1度部屋に戻り、ログインして印刷ボタンを押してから、受付で試験結果のレポートを受け取り終了となりました。

メンタル心理士取得手続き

こころ検定合格後、1ケ月以内にメンタルケア学術会から、こころ検定合格証と資格認定についての案内が届きます。
まず資格認定費として¥5,600を振り込みます。
4×3センチの証明写真を2枚用意します。
写真と送られてきた書類とたのまなの修了証書、こころ検定2級の合格証のコピー振込完了画面のコピー、または振替受領証コピーを送ります。
その後また1ケ月以内を目処に写真付きの資格証カードとピンバッチと賞状が送られて来ました。カードは免許証サイズで嬉しくて財布に入れました。
資格取得でかかった費用は¥48,700(切手代と送料別)
10月末にメンタル心理士の教材一式と対策問題集をメルカリで売りました。
¥23,000で売れました。(手数料と送料引くと¥19,950)
トータルで¥28,750でメンタル心理士の資格を取得したことになります。
教科書は手元においておきたい気持ちもありましたが、なるべく安くで取得したかったので早々に売り出すことにしました。

資格を取得後

その後、たのまなからメンタル心理専門士の受講のお誘いが度々あるのですが、
教科書が5冊で¥96,000と予算的に難しいのでやめておこうと思います。
あと実際にカウンセリングの実技講座もあるようですが、今は考えていません。
協会にも今のところ入会予定はないです。
これからこの資格をどうやって活かしていくかということですが、
臨床心理士のようにすぐにカウンセラーの資格としての活用は難しいと思います。
が、心理学の基礎としては大変勉強になりました。
カウンセリングの仕事にするには、最初ボランティアからはじめるのがいいそうです。
メンタル心理士は来談者中心療法はできるのですが、認知行動療法ができません。
興味がある発達心理学やその他応用の臨床、産業、学校心理学も学んでみたいです。そのため、心理学を学べる大学に編入することも考えています。



読んでくださってありがとうございました。
メンタル心理士とこころ検定の内容は難しく、心が折れそうな時がありますが、私のような物覚えの悪い者でもなんとか合格できました。コツさえつかめば大丈夫ですので頑張ってください!

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