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ロードバイクの旅はやめられない #乗鞍編

はじめに

 今年でロードバイクに乗り始めて4年になります。途中諸事情で1年のブランクがあるのも合わせると5年です。
コロナのせいで外に出れず悶々と過ごしているので、振り返りがてらこれまで自転車で行った旅の記録でも付けようと思います。

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 初回は今まで行った中で一番高い場所の話から始めましょう。そう、ロード乗りなら一度は登っておきたい山、乗鞍です。

乗鞍岳(のりくらだけ)は、飛騨山脈南部の長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる剣ヶ峰(標高3,026m)を主峰とする山々の総称。山頂部のカルデラを構成する最高峰の剣ヶ峰、朝日岳などの8峰を含め、摩利支天岳、富士見岳など23の峰があり、広大な裾野が広がる。飛騨側の高山市街地などから大きな山容を望むことができ、親しまれてきた山である。剣ヶ峰は、本州を太平洋側と日本海側に分ける分水界上の最高峰でもある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 そして乗鞍は2700mまで自転車で登ることができる、車両が通行できる日本最高地点、つまりテッペンです!!
2019年8月、いつもの旅メンバーでこの頂を目指すことにしました。

プラスαで準備しておいた方が良いもの

 夏場で日帰りという条件つきですが、準備しといてよかったもの、あればよかったものをメモしておきます。参考になればご活用ください。通常装備(パンク修理キットなど)は省略しています。
・ウィダーなど噛まずに流し込める補給食
・ウィンドブレーカー
・レッグカバー
・着替え用のインナー
・日焼け止め
・鼻腔拡張テープ
・歩き回るための靴

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 そして実際走ったコースはこちら。新島々の駅から畳平バスターミナルまでの片道47km。獲得標高は概算で2400mほどでしょうか。
先に言っておくとこのコースはあまりお勧めしません。アホです。途中、前川渡の交差点で左折するまで上高地へ向かう観光客の車通りが非常に多く、道が悪い上に長いトンネルが何本も続きます。加えてそれなりに登ります。
僕たちのメンバーの1人もこの道で溝に落ちて前輪を破損しリタイアしました...恐ろしい道です...
 普通に乗鞍を楽しみたい方は1600m地点の乗鞍観光センターまで自家用車もしくは輪行可能なバスが新島々から出ているのでそちらを利用することをお勧めします。地獄を経験して強くなりたいという猛者は下から登っていただくと、ご希望に沿えるかと思います。

ゴールに向かってひたすら登る

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 前川渡大橋を越えると交通量も少なくなり、走りやすい山道が続きます。酸素も十分にあるので、一般的なヒルクライムが楽しめます。

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 途中にあったバウムクーヘン工房ヤムヤムツリーさんで休憩。これは乗鞍観光センターの数キロ手前のところにある宿が密集しているエリアにあります。お金をもらって宣伝しているわけではないので書きたいように書きます。

標高1500mまで登ってきて身体が疲れてる時に
何食っても美味いに決まってんだろ。

食レポは以上です。(バウムクーヘンは少し高いけど美味い)

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 1600mあたりにこちらの乗鞍観光センターがあります。賢い人はここからスタートします。ここを越えると、斜度がどうこうとか以前に酸素が非常に薄くなります。呼吸に意識を集中しましょう。(どこかで聞いたことあるな)
あと、観光バスが定期的に来るのですが道幅が狭く危険です。バスが来たら大人しく止まって道を譲りましょう。

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 2350mにある、位ヶ原山荘からの眺めです。目指すべきゴールがまだまだ上に見えますね。普通に見れば綺麗な景色ですが、2300mまで何十キロも登ってこれを見た時は軽く絶望しました。しかしそれでも登ります。アホなので。

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 空を走るとはまさにこのことでしょうか。森林限界を超えてからは空と雲が一段と近くなります。酸欠で足も頭もフラフラでしたが、そんなことも気にならなくなるほどの絶景でした。

豆知識
森林限界とは、高木が育たなくなる限界線のことです。様々な要因で限界線は決まりますが、日本では主に夏の気温によって決まるようです。ここ乗鞍がある日本アルプスでは約2500m~が森林限界になるようです。東北の磐梯山に登った時は1500mほどが森林限界でしたので、地域によって色々です。

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 そして畳平に到着。雲より高いところまで自転車で登ることになるとは思ってもみませんでした。時間と体力があれば剣ヶ峰や朝日岳に登りたいのですが、そんな余力もないので、さくっと近くの富士見岳(2818m)に登って来ました。
しばらく畳平を散歩した後、下って松本市街地へ向かいます。

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 夜は松本駅の近くのフランス料理屋、オー・クリヨー・ド・ヴァンさんでステーキをいただきました。ここもお金をもらって宣伝しているわけではないので書きたいように書きます。

食った肉がそのまま身体の一部になる感覚がした。
(肉が柔らかく、塩コショウのシンプルな味付けが美味しいです)

これだからロードバイクの旅はやめられないんです。また気が向いたら書きます。

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