私の『文章修行』の原点は「飽くなき物欲」でした。
noteに投稿を始めてから、50日ほどたちました。
noteはみなさんに記事を読んでいただいていることを感じながら過ごせるので、孤独感もなくたいへん楽しんでいます(^^)/。
そういえば、私は過去にとても熱中して文章を書いていた時期があったことを思い出しました。
いえ、熱中という言葉は適切ではありません。
小学生だった私は「勝ち負けをかけて」文章を書いていました!
何のために文章を書いていたか??
高額懸賞をゲットするためです!!
話を40年ほど前にタイムスリップさせていただきます(^^♪。
超田舎に住んでいた小学生の私の楽しみは、マンガを読むことでした。
特に、毎月発売される「コロコロコミック」は必ず発売日に購入し、一気読みしていました。
そして、だいたい読み終わると最後の方に「プレゼントのお知らせ」があります。
「こういうプレゼントはみんなが応募するから、私が応募しても当たるわけがないよな~」
と、(現在で例えると)宝くじを買うときの心境に似た気持ちで、はなから諦めていました。
あるとき、どこで入手したのかは忘れたのですが「懸賞に当たる方法」という情報を仕入れました。
『懸賞に応募するときの心得』
(注釈:40年前の情報です。そして応募方法は自腹の官製はがきです)
【心得その1】
応募はがきは丁寧に書くこと。
なぜなら、抽選と言いながらも、当選者を決める担当者は必ず内容に目を通しています。
だから、住所と名前だけ殴り書きしていても当選しません。
【心得その2】
「どんなにその商品が欲しい」のか、心から訴える内容を書くようにしましょう。
【心得その3】
発売日から時間を空けずにはがきを投函するように。
早く到着したはがきの方が、担当者にしっかり目を通してもらえるからです。
「ほんとうなのか?ほんとうにその教えを守れば、懸賞に当たるのかっっ!?」
・・・さっそく、やってみよう(*´ω`)。
ターゲットは、いきなり大物狙いでした。
「ドラえもん 全巻セット(全40巻)」
学校の作文では「こんなことがありました、面白かったです」と、適当に書いてこなしていた子供でしたが、勝負をかけて文章をひねり出しました。
「私がどんなにコロコロコミックを愛しているか」
「発売日を待ちわびる私の心境」
「今月の内容で面白かったところ」
「私がドラえもんがどんなに好きか」
そして、最終行の締めには大きなフォントで、
「ドラえもんの全巻セットがとてもほしいです。」
と、小学生ならではのストレートなメッセージで締めました。
時間もありません。
早く投函しなくてはいけない!
書き終えて切手を貼ったあと、一番近いポストまで走りました。
今日の郵便回収に間に合うように・・・。
しばらくたったある日、学校から帰ると「小学館」から重量のある段ボールが届いていました。
すぐに中身がわかりました。
段ボールを開封したときには、そこから後光が出ているように感じました!そこには本当に「ドラえもん40巻セット」が詰まっていました(*´ω`)。
この後、味をしめた私が数々の懸賞に応募していたのはご想像の通りです。
懸賞に外れても、次こそは!と「読む人の心を動かす文章」を練ってチャレンジを繰り返していました。
今も、文章を書くのが好きです。
いつから好きになったのかと自分史をたどると、どうやらこの成功体験だったのかもしれません。
今では「物欲」で文章を書くことはなくなりました。
おとなになったので、noteでみなさんにスキをいただく「承認欲求」に変わってきたようです(^^♪。
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