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アート×アカデミー?

出演します、IN SITU × KAIKA『アルカディア』関連企画の『戯曲を味わう 〜大石Dの勉強会〜』vol.24に参加しました。

その中で、「アート×アカデミー」について議論しまして、そのときはぼやぼやしていて言語化できぬままでしたが、せっかくなので考えて、考えたことをアウトプットしようとパソコンをカタカタしています。

アートってそもそもなんだ・・?と考えはじめるとえらいことになるのですが、とりあえず、Wikipediaを見てみると、

“芸術とは、表現者あるいは表現物と、鑑賞者が相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動”

なるほどなぁ。

アートは、表現者と鑑賞者のコミュニケーションで成り立つのか・・!

アートは、気づいたことは何でも聞いて良いし、感じたことを伝え合える、そういう文脈上に成り立つものなのではないかしら・・と仮定して話を進めます。

一方、アカデミー(ここでは、学術機関というか、学問を扱う"場"と捉えたら良いのでしょうか・・)においては、やはり知識と、厳密さと・・といった、しっかり勉強して、思考して、議論して成り立つものだな・・

と、こちらもそう勝手に仮定して話を進めます。


では、そのふたつを掛け合わせて得られるものとは何なのだろうか・・

私は、アートが、

「アカデミーにおいて学者たちが議論していることを、一般社会にインストールする、または異分野とコラボレーションする際の触媒」

的な役割をするのではないかと思いました。

学術的な議論はどうしても、専門外だと難しく、一般社会にインストールする際や、異分野とコラボレーションする際など、多様な人たちで議論した方が良い場合に大変難しいと思う。

だけど、まずアーティストが、その学術的な何かから新たな価値を見出して、それをアートのルール(文脈?)に則って自由にコミュニケーション取れば良いよ!という風にすれば、

大人やら子どもやら、異分野の学者やら、みんなが自由に議論してイノベーションが起こるのでは・・?

まずアーティストが新たな価値を見出すこと自体に大きな意味があるだろうし、

表現者と鑑賞者のコミュニケーション、延いてはその分野の学者たちも含めたコミュニケーションの場の形成ができるのではないだろうか・・。

アートの「価値創造」の部分や、「相互作用」の部分が、

アカデミーに、良い影響や化学反応をもたらすのではないかしら・・。



ただ、「アート×アカデミー」やら、「アートシンキング」やらの考え方が日本で広まるには、まず「アート」の文脈が共有される必要があるのではないかしら・・と思うのです。

とはいえ、効果の定量的な評価が難しいアートを浸透させるのも難しいのか・・「ビジネス」や「アカデミー」など定量的に評価できるものと引っ付けて普及させていかないといけないのか・・

たまごが先か鶏が先か的な、ぐるぐる状態に陥るなぁ・・


なんだか歯切れが悪い感じになりましたが、私なりに、「アート×アカデミー」を考えてみました。

以上、素人考えの駄文でした。だがしかし、アウトプットすることも大事だぞと、心折れずに書いていきます。

そして、IN SITU × KAIKA『アルカディア』関連企画の『戯曲を味わう 〜大石Dの勉強会〜』シリーズはまだまだ続きます。

https://note.com/acs_kaika/n/n0dc996dc1a33

▼次回日程

第2回 6月18日(金)18:30~20:00

『アルカディア』について 〜学術用語編〜
 『アルカディア』に登場する学術用語について、大石が勉強してきた内容を解説し、一緒に学びます。

よろしくお願い致しますー!

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