【世界の学び方①】はじまりはアフリカの国旗
息子の保育園時代に始まり、今も細く・長く続いている「世界の学び方」を綴ります。
コロナがはじまる前の話。
保育園に通っていた息子は国旗に興味を持ちました。
きっかけは「大使館」への好奇心。
「ここは外国の人が住んでいる家?」
保育園帰りのある日、息子が自転車をこぐ私に質問をしてきました。
当時はアフリカの大使館が近所にあるエリアに住んでいたため、自転車の後ろに乗りながら、時々見かける数人の外国人を見てその場所が気になっていたようです。
家ではなく大使館という場所であることを説明。
大使館がどういった場所かよく分かっていないけれど
“外国の人がたくさん集まる場所“という事に更に興味が湧いてきた様子でした。
「あれ?綺麗な旗がある」
息子は大使館に掲げられている国旗に気づきました。
「あれは国旗っていうんだよ。国それぞれに旗があって、その旗の絵を見たらどこの国というのが分かるんだよ」と息子に説明しました。
見ていたのはトーゴ共和国の大使館の国旗。
国旗を見て話していると大使館から職員の方が出てきました。
そして目が合ったところ“Hi!“ と挨拶をしてくれました!!
息子はびっくりしながらも、かなり嬉しそう。
アニメのDVDで聞いたことのあった英語が息子の口から素早く出てきました。
“Hi!“(息子)
“Oh! How are you?“(職員の方)
話しかけてもらった言葉を息子はよく分かっていないようでしたが
通じた!という感動、トーゴの方と話ができたという「はじめての体験」に興奮気味でした。
職員の人とお別れをしたあと、トーゴ大使館以外に大使館は近くにあるのかと息子に聞かれました。携帯で探してみるとアフリカの大使館が自転車で行ける範囲に
いくつかあることが分かりました。
それからというもの、保育園の帰りは大使館の前を通って国旗を見に行くこと
そして出かける際は国旗を探すことが私たち親子のちょっとしたイベントになりました。
その中にはかなり貴重な体験も。
〜 貴重な体験 その① 〜
ルワンダ大使館の国旗を見ていた日、ルワンダの大使が車で到着されこちらに気づき挨拶やお話をしてくれました。そして「ちょっと待ってて」と車に戻り、大使がルワンダの国旗を息子にプレゼントしてくれました。
〜 貴重な体験 その② 〜
エジプト大使館に行ったところ、エジプトを紹介するイベントがたまたま館内で開催されており、中に入るとエジプトの方が数名いました。エジプトのおばあさんが優しく息子に声をかけてくれ、いつの間にかおばあさんと息子は仲良しに。そして1〜10までの数え方をエジブト語で教えてもらいました。
〜 貴重な体験 その③ 〜
大使館ではありませんが、トルコ料理レストランに掲げてある国旗を見に行った時の話。隣に座っていた息子と同じ年位のアメリカ人の男の子が息子が持っていた木の弓矢に興味津々。
「何、それ!めちゃくちゃかっこいいじゃん」
と話かけてくれました。
「俺、ゲーム持ってるから一緒にやろうぜ!」
息子は英語を話しませんが、何か通じるようですぐに仲良くなり
爆笑しながらゲームをする2人。とても楽しそうでした。
男の子が出会った記念に「俺の国のお金だよ!」と1ドル札をプレゼントしてくれました。更にその後、お店のトルコ人のオーナーとも息子は仲良くなり、トルコの海岸で拾ったという貝をもらいました。
こうして、国旗をきっかけに生まれた外国の人たちとの出会いから
息子は「世界」に興味を持ち始めました。
同じ頃、乗っていた電車内で
“アフリカ日比谷フェスティバル“の広告を見つけました。
このイベントで息子は「世界」についての学びを更に広げていきます。
〜【世界の学び方②】 アフリカフェスに向けて に続く〜
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